PVを見たかんじ、今回で全ての御三家が出揃うのかな?チコリータ連れ立って冒険したいでござる。
突然大量に現れた泥の蛇に、僕達は苦戦を強いられていた。
成人男性の平均身長程の大きさの蛇が、地平を覆い尽くす位の物量で迫ってくるのだ。一匹一匹はそれほど強くなくとも、その恐怖は計り知れない。
調査隊員A「う・・・・うわぁぁぁぁぁぁ!!!!」
元防人A「させ・・・・ないっ!!!」
故に現状、大赦本庁の避難所を守る壁外調査隊も奮闘こそしてくれてはいるが、元防人隊の少女達の足手纏いになってしまっている有り様。
春信『でもだからこそ・・・・僕達が!』
ラセンモン「ああ!」
とはいえ、戦力差が圧倒的過ぎる・・・・どれだけ凌げられるだろうか・・・・
と、その時だった。
調査隊員B「な・・・・なんだ・・・?」
ラセンモン「蛇が・・・・集まっていく・・・・」
十匹ほどの蛇が依り集まって一つの形を成していく。その形は──────人。
ラセンモン「人の姿になった・・・・!?」
春信『────────あの顔・・・・は・・・・』
ラセンモン「春信?」
蛇が集まって出来た人間の顔を、僕は見たことがあった。
春信『柱の調査員の一人・・・・僕の部下の顔だ』
ラセンモン「何だって!?・・・おっと」
部下の姿の蛇人間が、何の前触れもなく襲ってきた!
ラセンモン「んで?こいつ、春信の部下なのか!?」
春信『流石に違う・・・・と、思う。顔だけじゃなくて、姿形もそっくりだけど・・・・』
ラセンモン「なら、倒す!ハァ!!!」
ラセンモンのパンチ一発で、蛇人間は霧散した。蛇だった頃同様、そこまで強くはないらしい。
ラセンモン「よし!このまま・・・・・何!?」
春信『更に増えた・・・・!?』
いや、違う・・・・増えた処の話じゃない!
春信『蛇がどんどん人間に成っていく・・・・』
ラセンモン「進化してる・・・ってコト!?」
蛇人間の姿は、全員見知った人だった。先程蛇に喰われた人も混ざっていることから、恐らくはあの蛇が食べたものに成っているのだろう・・・・
春信『悪趣味な・・・・!』
ラセンモン「なんて言ってる場合じゃないぞ!みんな、人間相手に戦えない!!」
春信『・・・・っ!!』
それは当然の話だった。
調査隊員たちは、ほぼ全員が一般人。元防人隊員たちにしても、バーテックスとの戦闘しかしていない。
誰も、人間を相手になんて、戦ったことがないのだ。
ラセンモン「なら、矢面に立つのはオレたちの仕事だ!!!」
雄叫びを上げて、ラセンモンが蛇人間を蹴散らしていく。
ラセンモン「うおぉぉぉぉぉぉ!!!」
春信『守備隊は守ることだけを考えろ!!無理に戦おうとしなくて良い!!!』
指示を出して、蛇人間の群れに突っ込んで大暴れする。
蛇人間が減る気配は微塵も感じられないが、それでも・・・・!
ラセンモン「うおぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!!」
春信『はあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!』
敵であるとはいえ、知人と戦うのは、正直言って、ツラい。
だが、やらなくてはならない。
そう覚悟を持って次の蛇人間に拳を繰り出す────────
そいつの姿は、よりによって、
春信『か・・・・・り・・・・・・』
蛇人間「縺ー繝シ縺九?繝シ縺銀飭縺翫♀縺セ縺ャ縺代?笙ェ」
何を言っているのか分からないが、拳を止めた僕を嘲笑うように、目の前の夏凜そっくりの蛇人間がラセンモンの頭を殴った。
ラセンモン「ぐっ・・・!」
春信『かはっ・・・・』
そのまま地面に叩きつけられ、他の蛇人間たちによって足蹴にされる。
春信『ごめん・・・・ラセンモン・・・・僕のせいで・・・・・』
ラセンモン「く・・・・まったく・・・・春信は、妹に甘いな・・・・ぐぅ!!」
春信『くそ・・・・くそぉ!!』
こうなってしまえば、物量の多い向こうに軍配が上がってしまう。このまま僕達は叩き潰されて・・・・
その時だった。
炎の剣閃が、僕を足蹴にしていた蛇人間達を焼き斬った!
ラセンモン「な・・・なんだ・・・・?」
???「無事なようだな」
声がした方を見上げる。そこには、一体のデジモン。
春信『誰だ・・・・?』
ラセンモン「ま・・・・まさか貴方は・・・・!」
ラセンモンはこのデジモンのことを知っているらしい。誰なのか訪ねようとした瞬間、僕達を助けたデジモンが名乗りを上げた。
「我が名はオメガモン!!我等の同胞達の要請、及び、イグドラシルの命により、我等ロイヤルナイツがこの世界の危機を救いに参上した!!!」
背中のマントをはためかせ、オメガモンと名乗ったデジモンは、右腕の大砲から氷の砲弾を打ち出し、蛇人間を一掃してみせたのだった・・・!
┌─────┐
│オメガモン│
└─────┘
聖騎士型デジモン