これは・・・・何が起きている・・・・?
ワタシは確かに、アルクトゥルスモンを苦労の末に倒したはずだ。なのに、何故──────
ドゥフトモン「何故復活している・・・!しかも強化されて!!」
いや・・・違う・・・強化されているのではない。進化したのか!?
ドゥフトモン「────────プロキシマモン・・・・か!?」
┌───────┐
│プロキシマモン│
└───────┘
特異型デジモン
元防人小隊長B「なんかヤバそうなんですけど・・・・!?」
ドゥフトモン「馬鹿者!!ワタシの後ろへ隠れ─────」
叫んだところでもう遅い。
プロキシマモンが黒い粒子の霧を周囲へ撒き散らした。
ドゥフトモン「チィ・・・!?」
咄嗟にワタシは“レオパルドモード”へ変形、近くに居た人間を咥えて霧から逃げる。
元防人小隊長B「ど・・・・・ドゥフトモンさん」
ドゥフトモン「喋るな、舌を噛むぞ。全軍一時撤退!!!近くの人間を抱えて逃げろ!!!」
デジモンA「逃げろって言ったって・・・・」
ドゥフトモン「霧の流れ方からして、上空であれば一先ず安全だ!飛べぬ者は遮蔽物を利用しつつ可能な限り遠くへ行け!」
だがその時────────
ドゥフトモン「ごふっ!?」
元防人小隊長B「きゃっ!」
突如脇腹に衝撃を受け、ビルの壁に叩きつけられた。しかもその弾みで、咥えていた人間も放ってしまった。
ドゥフトモン「ぐ・・・・おい御前、無事か?走れるのであれば、早々に逃げろ」
元防人小隊長B「うぅ・・・・このくらい、へーきだし。ってか、ドゥフトモンさんを置いていけるワケないから!」
ドゥフトモン「ワタシのことは気にするな!今は自身の安全を─────」
そこに、ワタシを殴り飛ばした張本人が現れる。当然、プロキシマモンだ。
ドゥフトモン「ふ・・・・トドメを刺すつもりか・・・・」
元防人小隊長B「ちょっと!なんで動かないのよ!!!早く立って!」
ドゥフトモン「
元防人小隊長B「───────は?」
そう。ワタシの脚・・・というより下半身は、先程の一撃で奇妙な形に変形してしまっていた。恐らくプロキシマモンの持つ再構築の斧に殴られたのが原因だろう。動かそうと思っても、思うように動かない。
元防人小隊長B「そんな・・・・」
ドゥフトモン「わかったな?さあ早く、御前は逃げ─────」
元防人小隊長B「脚動かなくたって、頭は動くっしょ?」
ドゥフトモン「何?」
元防人小隊長B「私達が勝てる方法、考えて、今すぐ」
ドゥフトモン「何を・・・言ってる?」
元防人小隊長B「ウチの元隊長の命令でさ、『一つでも多くの命を守る』よう言われてるのよ。だからさ・・・・」
ドゥフトモン「────────なんて奴だ、まったく」
呆れつつも、ワタシは知恵を振り絞る。
考えろ。
考えろ・・・・。
考えろ・・・・・・・・!
ワタシは“軍師”だろう!?この状況を打開する策を思い付け!!
だが無情にも時間は待って等くれるはずもなく、ワタシ達目掛けてプロキシマモンが斧を振り下ろし───────