いやぁ!!やっぱりグリッドマンは最高だぜ!!!
特にラストの、全員集合お祭りバトルは男心がトキメキラリしたなぁ・・・・!
プロキシマモンが斧を振り下ろそうとした、その瞬間だった!
「セイヤァーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!」
真横から飛来してきた三日月形の衝撃波が、プロキシマモンの斧を弾き飛ばした。
ドゥフトモン「な・・・なんだ?救援だと・・・・?」
少女「良かった・・・・なんとか間に合ったぁ・・・・」
元防人小隊長B「え?誰?なんでデジモンと一緒??」
衝撃波を放ったデジモンの正体は、ザンバモンだった。
下半身である馬部分に少女を乗せている。恐らく彼女がテイマーだろう。
┌─────┐
│ザンバモン│
└─────┘
魔人型デジモン
少女「ご無事ですか!?」
元防人小隊長B「え・・・・ええ、大丈夫・・・・・あの、あなたは?」
少女「私は─────────あ」
名を問われた少女はみるみる顔を真っ青にさせ、ザンバモンとひそひそ話を始めた。
少女「どどどどどーしよう義経!?!?表立って活躍しちゃいけないって、蝶々のヒトに言われたのに~~~~~!」
ザンバモン「いやもう手遅れだろ・・・・つーか、突っ込めーって言ったのトミ子の方じゃねえか」
少女「そうだけど~~~~(泣)」
そんなやり取りをしている間にも、プロキシマモンが自身の斧を拾って戻ってきた!
ドゥフトモン「不味い・・・・!おい、そこのザンバモン!!ワタシに手を貸せ!」
ザンバモン「む・・・・」
少女「むむっ」
迫るプロキシマモンに気付いた二人の雰囲気が変わる。先程までのおちゃらけな様子は何処へやら、プロキシマモンと対峙する瞬間には歴戦の勇士の風貌をしていた。
少女「分かってるよね、義経」
ザンバモン「ああ。一撃で決める」
少女が木刀を、ザンバモンの馬に跨がった状態で構える。
少女「───────三好流居合術 三連鍛」
瞬間、ザンバモンが駆け出す。真っ直ぐ一直線に、プロキシマモンへと向かって。
ドゥフトモン「待て!奴に近付くのは不味い!!」
叫ぶのが遅れた・・・・!そのままザンバモンはプロキシマモンの出す霧に突っ込んで───────
ザンバモン「『皐月』」
しまう前に、右手の斬馬刀で霧を切り裂いた!恐ろしく速い振り抜き・・・・このワタシにすら、見えなかった・・・・!?
ザンバモン「『優駿』」
そのまま突っ込んで行くザンバモンは、左手の妖刀でプロキシマモンの両腕を、すれ違い様に切り捨てた。
プロキシマモン「!?!?!?!?!?!?」
自分の腕を斬られたことに驚愕しているプロキシマモン。
その頭上に、先程迄ザンバモンに乗っていた少女が居た。
少女「『菊花』」
キン───────という、鞘走りの幻聴が聞こえそうな程、力強い居合い抜き。
その一刀を以て、プロキシマモンは真っ二つに両断されたのだった。
少女「ふぅ・・・・あとのことはお願いします!私達、この御霊を壊すことはできないんで!」
御霊とは・・・?というワタシの疑問には、プロキシマモンの遺骸から現れた電脳核によって解消された。恐らくは、アレのことだ。
元防人小隊長B「えっと・・・・それで、あなた達は何者・・・?」
少女「あ・・・・えーっとぉ・・・・」
ザンバモン「・・・・蝶の羽ばたきが起こした揺らぎ、その先からの来訪者だ」
元防人小隊長B「はい???」
蝶の羽ばたきが起こした揺らぎ・・・・なるほど、そういう事か───────む?
夢中になって話し込んでいた隙をついて、プロキシマモンの電脳核から霧が撒き散らされてしまった!このままでは、少女が危ない!!
少女「三好流居合術 『高松宮』」
ドゥフトモン「間に合えーーーーーーーー!!!!!!」
瞬間、ワタシと少女が同時に動いた。
ここ一番の切り札として残しておいたX抗体の力を使い、少女が巻き起こした旋風によって払われた霧を駆け抜ける。
ドゥフトモンX「『アイネ・ビリオン』!!!」
少女を救出しつつ、電脳核へ毎秒一兆回の刺突技を繰り出し、電脳核を消去する。
ザンバモン「トミ子!大丈夫か?」
少女「う・・・・うん。びっくりしたぁ・・・・助けていただき、ありがとうございました!」
ドゥフトモンX「──────礼には及ばん。貴殿の技が無ければ、ワタシもどうなっていたか・・・・」
元防人小隊長B「いや・・・・てか、そんな奥の手があるならさっさと使えって!!」
ドゥフトモンX「奥の手であるからな。頻繁に使う訳にもいかないだろう?」
元防人小隊長B「そりゃそうかもだけどさあ!!・・・・あれ、あの子は?」
気が付くと少女とザンバモンは居なくなっていた。彼女達の役目は終わった、ということなのだろう・・・・
ドゥフトモンX「ありがとう・・・・
電脳核から溢れ出した光を見つめつつ、ワタシは小さく呟いたのだった。
┌──────┐
│三好流居合術│
└──────┘
神世紀313年現在、■■富子が師範代を務めている居合術。
勇者 三好夏凜が興した剣術、“三好流剣術”を基礎としており、彼女独自の居合術として完成されている。