説明を見る限り、ティラノ師匠こと“マスターティラノモン”の正当進化っぽいかな。色味もラストティラノモンに近いし。
遠くから聞こえた激しい落雷のような音に、赤嶺は一瞬、気を取られた。
弥勒「友奈っ!!」
赤嶺「っ!?しま──────」
∀Dxモン「遅い!!!!」
その一瞬の隙を突かれ、赤嶺は吹き飛ばされてしまう。
赤嶺「ぐぁ・・・・!」
ジャスティモンV「ユウナーーーーーーー!!!!」
静「任せとき!師匠!!」
Hカブテリモン「はいな!」
即座にへラクルカブテリモンが赤嶺を受け止め、どうにか惨事になることは免れた。
赤嶺「ありがとうシズ先輩!へラクル師匠!」
静「気ぃ抜いたらあかんで」
Hカブテリモン「あと、別にわいの名前は“師匠”やないで」
∀Dxモン「─────────ふむ。どうやら、我が神が怒りの鉄槌を下したようだな」
蓮華「・・・・・・・・どういう意味かしら?」
∀Dxモン「分かっているのだろう?
その一言に、赤嶺たちは一瞬、凍りついた。
静「は・・・・・・んなこと、あるわけないやろ!?なぁ?」
蓮華「───────────────」
静「おいロック、なんで黙ってんねん・・・・・アカナ?」
赤嶺「・・・・・・・・やっぱり、さっきの」
ジャスティモンV「全滅って言うのも・・・・・強ちハッタリでもないのだろうな」
Hカブテリモン「せやろな・・・・・桐生はん、認められへんやろけど───────」
静「───────それでも、うちは信じとる」
蓮華「・・・・・フフ♪」
赤嶺「・・・・・シズせんぱい」
静「あの子らは・・・・・勇者は、ぜったいに負けへんって!!!」
その時だった。
遠く離れた戦場から、一条の七色に輝く光が天へと登り、世界中に降り注いだ・・・・!
―――――――――――†――――――――――
スサノオモンO「『───────終わりにしよう』」
倒れ伏す勇者たちの中心で、スサノオモンオルタナティブがゼロアームズ:オロチを天高く掲げた。
そこへ、先程勇者たちを襲った雷が集い、一つの形を作り上げる。
その形状は、鎚。即ちハンマー。
スサノオモンO「『“天羽雷鎚”』」
完成するや否や、即座に振り下ろされる雷鎚。当然、勇者たちは動けない。
このまま、勇者たちは敗北してしまうのか・・・・!?
???「今っ!!!」
その瞬間、封印されているアフリモンの身体から何かが飛び出し『天羽雷鎚』の前に躍り出た!
ダリア『What!?』
クリスタ『レイ!?!?なんで!?』
現れたのはミカグラナンバーズの一基、ミカグラ・レイ。
レイ「“デジヴァイス・チェンバー”起動!!」
右手に持っていたデジヴァイスを掲げ、レイは『天羽雷鎚』を受け止めた!
友奈「レ・・・・レイさん・・・・」
IPドラモンB「逃・・・げろ・・・・!!」
レイ「生憎、この瞬間を逃したら“勝利の鍵”が完成しないの!」
スサノオモンO「『・・・・・成る程。我が力を吸い上げているのか』」
レイ「ええ!その通りよ!!」
『天羽雷鎚』の雷を吸い上げるレイのデジヴァイス。だが───
スサノオモンO「『だが、斯様にちっぽけな機械一つで、我が力、御しきれると思うなよ・・・・!』」
宣言の通り、レイのデジヴァイスに亀裂が入り、雷鎚を半分ほど吸い込んだあたりで砕けてしまった!!
Bロードモン「そんな・・・・・」
歌野「レイさん!!!!」
レイ「残念だったわね・・・!
レイの身体が『天羽雷鎚』によって焼却された、その瞬間だった。
砕けたレイのデジヴァイスから溢れた光が『天羽雷鎚』共々、ゼロアームズ:オロチを呑み込んで、膨れ上がったのだ!
スサノオモンO「『何だと・・・!?』」
これにはさしものスサノオモンオルタナティブも驚愕した。
レイだった光「[かつてスサノオモンは、自身がデジタルワールドに与える影響を危惧していた]」
それは、声のような、音のような、不思議と頭に響く声だった。
光「[そこでスサノオモンは、総てのデジモンの進化の源─────“デジエンテケレイア”に生命を吹き込み、現実世界へ逃した。デジタルワールドが安定した後に回収するよう、四聖獣に依頼をして・・・・]」
ダリア『・・・・まさか、“勝利の鍵”とは!?』
光「[─────そろそろ順応したはず。さあ、目覚めなさい]」
光が弾け、その中から現れたのは─────
クルモン「くるっ!!ふっかつでクル~~~~~~!!!!!」
羽のように大きな耳から、七色の光を迸らせて飛行する、金色に輝くクルモンの姿だった!!!
これが、“最後の勝利の鍵”だ!!!!