結城友奈はテイマーである   作:渚のグレイズ

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先日、公式サイトのデジモン図鑑に追加された“ダイナモン”。
説明を見る限り、ティラノ師匠こと“マスターティラノモン”の正当進化っぽいかな。色味もラストティラノモンに近いし。


百四十一話 ◻️■■■■■■■■■ ■■■■■■■■■◻️

 

ズドォォ───────────ン・・・・

 

遠くから聞こえた激しい落雷のような音に、赤嶺は一瞬、気を取られた。

 

弥勒「友奈っ!!」

 

赤嶺「っ!?しま──────」

 

∀Dxモン「遅い!!!!」

 

その一瞬の隙を突かれ、赤嶺は吹き飛ばされてしまう。

 

赤嶺「ぐぁ・・・・!」

 

ジャスティモンV「ユウナーーーーーーー!!!!」

 

静「任せとき!師匠!!」

 

Hカブテリモン「はいな!」

 

即座にへラクルカブテリモンが赤嶺を受け止め、どうにか惨事になることは免れた。

 

赤嶺「ありがとうシズ先輩!へラクル師匠!」

 

静「気ぃ抜いたらあかんで」

 

Hカブテリモン「あと、別にわいの名前は“師匠”やないで」

 

∀Dxモン「─────────ふむ。どうやら、我が神が怒りの鉄槌を下したようだな」

 

蓮華「・・・・・・・・どういう意味かしら?」

 

∀Dxモン「分かっているのだろう?()()()()()()()()()()()()

 

その一言に、赤嶺たちは一瞬、凍りついた。

 

静「は・・・・・・んなこと、あるわけないやろ!?なぁ?」

 

蓮華「───────────────」

 

静「おいロック、なんで黙ってんねん・・・・・アカナ?」

 

赤嶺「・・・・・・・・やっぱり、さっきの」

 

ジャスティモンV「全滅って言うのも・・・・・強ちハッタリでもないのだろうな」

 

Hカブテリモン「せやろな・・・・・桐生はん、認められへんやろけど───────」

 

静「───────それでも、うちは信じとる」

 

蓮華「・・・・・フフ♪」

 

赤嶺「・・・・・シズせんぱい」

 

静「あの子らは・・・・・勇者は、ぜったいに負けへんって!!!」

 

その時だった。

遠く離れた戦場から、一条の七色に輝く光が天へと登り、世界中に降り注いだ・・・・!

 

―――――――――――†――――――――――

 

スサノオモンO「『───────終わりにしよう』」

 

倒れ伏す勇者たちの中心で、スサノオモンオルタナティブがゼロアームズ:オロチを天高く掲げた。

そこへ、先程勇者たちを襲った雷が集い、一つの形を作り上げる。

その形状は、鎚。即ちハンマー。

 

スサノオモンO「『“天羽雷鎚”』」

 

完成するや否や、即座に振り下ろされる雷鎚。当然、勇者たちは動けない。

このまま、勇者たちは敗北してしまうのか・・・・!?

 

???「今っ!!!」

 

その瞬間、封印されているアフリモンの身体から何かが飛び出し『天羽雷鎚』の前に躍り出た!

 

ダリア『What!?』

 

クリスタ『レイ!?!?なんで!?』

 

現れたのはミカグラナンバーズの一基、ミカグラ・レイ。

 

レイ「“デジヴァイス・チェンバー”起動!!」

 

右手に持っていたデジヴァイスを掲げ、レイは『天羽雷鎚』を受け止めた!

 

友奈「レ・・・・レイさん・・・・」

 

IPドラモンB「逃・・・げろ・・・・!!」

 

レイ「生憎、この瞬間を逃したら“勝利の鍵”が完成しないの!」

 

スサノオモンO「『・・・・・成る程。我が力を吸い上げているのか』」

 

レイ「ええ!その通りよ!!」

 

『天羽雷鎚』の雷を吸い上げるレイのデジヴァイス。だが───

 

スサノオモンO「『だが、斯様にちっぽけな機械一つで、我が力、御しきれると思うなよ・・・・!』」

 

宣言の通り、レイのデジヴァイスに亀裂が入り、雷鎚を半分ほど吸い込んだあたりで砕けてしまった!!

 

Bロードモン「そんな・・・・・」

 

歌野「レイさん!!!!」

 

レイ「残念だったわね・・・!()()()()()()()()()()!!!」

 

レイの身体が『天羽雷鎚』によって焼却された、その瞬間だった。

砕けたレイのデジヴァイスから溢れた光が『天羽雷鎚』共々、ゼロアームズ:オロチを呑み込んで、膨れ上がったのだ!

 

スサノオモンO「『何だと・・・!?』」

 

これにはさしものスサノオモンオルタナティブも驚愕した。

 

レイだった光「[かつてスサノオモンは、自身がデジタルワールドに与える影響を危惧していた]」

 

それは、声のような、音のような、不思議と頭に響く声だった。

 

光「[そこでスサノオモンは、総てのデジモンの進化の源─────“デジエンテケレイア”に生命を吹き込み、現実世界へ逃した。デジタルワールドが安定した後に回収するよう、四聖獣に依頼をして・・・・]」

 

ダリア『・・・・まさか、“勝利の鍵”とは!?』

 

光「[─────そろそろ順応したはず。さあ、目覚めなさい]」

 

 

 

 

 

「[リアライズ!!クルモン!!!]」

 

 

 

 

 

光が弾け、その中から現れたのは─────

 

 

 

 

 

クルモン「くるっ!!ふっかつでクル~~~~~~!!!!!」

 

 

 

 

 

羽のように大きな耳から、七色の光を迸らせて飛行する、金色に輝くクルモンの姿だった!!!

 




これが、“最後の勝利の鍵”だ!!!!
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