ナタモンの猛攻を、ジャスティモンが捌いていく。だが状況はジャスティモンがやや不利な様子。
ナタモン「ちぇあぁぁぁぁぁぁ!!!!!!」
ジャスティモン「ぐっ・・・こいつ・・・速い!?」
体躯の小ささを活かした素早い連撃。そういった戦法は大概、一発の威力が懸念されるものだが、ナタモンはそれを火力の高い“火尖槍”でもって補っている。そんな、豪快にして、繊細な戦い方に、流石のジャスティモンも圧されていたのだ。
その上、風火二輪による圧倒的機動力も凄まじく、文字通りに空を舞うように動き回り、此方の攻撃範囲外からのヒット&アウェイを織り混ぜても来る。
Hカブテリモン「なんやねん!?えらい場馴れしとるやんけ!!」
ヴァロドゥルモン「構えも型も素人の槍術・・・・ですが、戦い方はまるで一流のそれですよ・・・・」
ジャスティモン「あの素早さ・・・・悔しいが、俺達じゃ勝てそうには無いな・・・・」
Hカブテリモン「パワー勝負なら、勝てそうなんやけどなぁ」
ジャスティモン達の中で、一番パワーがあるのはヘラクルカブテリモンである。
それを理解しているのかは分からないが、ナタモンは絶対にヘラクルカブテリモンへは近付こうとしてこない。
完全に、ナタモンのペースメーカーで、戦況は動いていた。
静「こりゃアカンな・・・・どないする?」
蓮華「小さなプライドに拘って、拾える勝ちを捨てる道理もないわ。友奈!!!」
赤嶺「オッケー!ガッチャんこタイ~~ム♪」
赤嶺がクロスローダーを操作し始めるのと同時に、蓮華がナタモンの火尖槍に、蛇腹状にした精霊刀を巻き付ける。
ナタモン「なんだ?ニンゲン風情がオレの邪魔するのか?」
蓮華「ええ、そうよ。この弥勒蓮華が貴方と遊んであげるわ!」
ナタモン「へっ!おもしれぇ!!」
ナタモンが火尖槍を引っ張る。それを見越していた蓮華が、巻き付けていた精霊刀を刀状に戻した。結果──────
ナタモン「おわー!?」
すってんころりん。
思いっきりズッコケてしまい、ナタモンは火尖槍を手放して後ろに放り投げてしまったのだった。
蓮華「今よ!!」
赤嶺「いっくよ~~~~!!!!!!」
「ジャスティモン!」
「ヴァロドゥルモン!」
「ヘラクルカブテリモン!」
J「え?何を?」H「教えへーん」V「なら何故今言ったのです?」
まず、ジャスティモンの右腕とヴァロドゥルモンの羽が外れる。
J「あれ?なんかいつもと違くない?」V「羽、ちぎれます♪ぶちぶちぶちー」H「おう、グロ注意やめーや」
ヴァロドゥルモンの羽はジャスティモンの背中に、羽以外の胴体はジャスティモンの右腕となって、それぞれ接続された。
次いでヘラクルカブテリモンの頭部が外れ、外されたジャスティモンの右腕と合体し左腕となる。
H「ちょい待ち。なして右腕が左腕になっとんねん」V「錬金術ですよ、きっと」H「錬金術ならしゃーないなあ」J「錬金術・・・・?これが・・・・・???」
出来上がった左腕に、ジャスティモンの左腕を通して接続すると、ヘラクルカブテリモンの羽が腰に接続されアーマーとなった。
赤嶺「クロスブイツー!!!・・・・って、あれ?いつもと違う?」
静「えーと何々・・・・・『クロスローダーの実装に伴い、デジクロスもアップデートしました』って書いてあるで」
蓮華「シズ先輩、いつの間にそんな分厚い取説を?」
ナタモン「へっ・・・・いくらカッコいいことしたって、このオレに敵うやつなんか居ないんだぜ!」
ジャスティモンXV2「試してみるか?こっちは三位一体だぜ」
ナタモン「ちょっと何を言ってるかわかんないですね」
ジャスティモンXV2「よっしゃあ!!!!かかって来ォォォォい!!!!!!!!」
ナタモン「あ、むりやり話進めた」
こうして、戦いの火蓋は切って落とされた!!
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│ジャスティモンXV2│三位一体型デジモン
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