結城友奈はテイマーである   作:渚のグレイズ

375 / 377
後れ馳せながら、前回の続きです。


EX.07 明かされる真実!?断片世界“ワドルピア” ーその参ー

一頻り話終えたマスターティラノモンは、いつの間にやら運ばれていた湯呑みを取り、お茶を一口で飲み干した。

 

蓮華「なるほど、大体分かったわ」

 

赤嶺「さっすがレンち!」

 

静「ホンマか~?」

 

ジャスティモン「──────要するに、俺達のデジタルワールドは、“昔滅びた別のデジタルワールド”を基にして出来たってワケだろ?」

 

ティラノ師匠「ま、だいたいそんな感じじゃ」

 

ホークモン「となると・・・何故この世界は維持しているのでしょうか?カオス・ワールドは、我々のデジタルワールドへと成ったのでしょう?」

 

レーベモン「それは、俺達が集めてるお宝が原因だな」

 

そう言ってレーベモンが取り出したのは、黄金に輝くメモリーチップ。

 

レーベモン「“コード・クラウン”。カオス・ワールドを復元する為のデータを内包していると言われているチップだ。だが、これ一つだけでも、欠片となった世界を独立させられるだけの力がある」

 

ティラノ師匠「バグラモンが死に際に遺したとされる物でな・・・・当然、この世界にもあるぞい」

 

蓮華「・・・・・・そんなものを集めて、いったいどうするつもりかしら?」

 

レーベモン「言っただろう。俺達はお宝探しが目的だ。世界がどうとか、そんなものには興味が無い」

 

プテロモン「もっとも、風向きが違えばどうなるか・・・・ふふふ♪」

 

ころころと鈴を鳴らしたような声で、プテロモンが笑う。

客間に、緊張感が漂う。

 

レーベモン「──────安心しろ。ここではヤらん」

 

プテロモン「ここは羽休めの場。諍いも、争いも、相応しくありませんので」

 

ティラノ師匠「ワシの目が黒いうちは、この村で悪さはさせぬとも。安心せい」

 

ジャスティモン「・・・・そこまで言われちゃ、信じるしか無ぇな」

 

赤嶺「だね」

 

漂っていた緊張感が解れていく。

が、その時だった。

 

 

 

 

 

カラカラカラ………カラカラカラ………

 

 

 

 

 

突如として、乾いた竹を叩く音が、屋敷中に鳴り響く!

 

テントモン「なんや!?」

 

レーベモン「・・・・敵襲か」

 

ティラノ師匠「彼奴め、性懲りもなくまた来よったか・・・!」

 

赤嶺「それってまさか・・・!?」

 

蓮華「十中八九、さっきの連中でしょうね」

 

ナタモン「じいちゃん!!!」

 

マスターティラノモンの背後の襖が勢いよく開かれ、ナタモンが雪崩れ込んで来た。

 

ナタモン「オレ、行ってくる!」

 

ティラノ師匠「こりゃ!!お主はまた勝手に─────」

 

マスターティラノモンの静止も聞かず、ナタモンは屋敷を飛び出して行ってしまったのだった。

 

赤嶺「私たちも行きます!!良いよね、レンち、シズ先輩」

 

蓮華「それは弥勒のセリフよ、友奈」

 

静「よっしゃ!鏑矢組、お役目開始や!!」

 

プテロモン「それでは私達も、追い風に乗りましょう」

 

レーベモン「この村が無くなるのは、此方も困るからな」

 

ティラノ師匠「すまぬが、あのバカ者を頼む・・・」

 

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。