でも出来ないの・・・・・
詰め込みたがるから・・・・・(白目)
~前回までのあらすじ~
古代遺跡を探していると言ったレイ。
心当たりのある東郷は、自身がこのデジタルワールドに来たときの事を語り始める・・・
「ここは───」
気が付くと、私は何処かの一室にいたわ。
周囲は謎の文字が画かれた煉瓦製の壁で覆われていて、空は見えない。
このことから私は『何処かの一室にいる』と推測を立てたの。
「友奈ちゃん───!みんな───!」
近くに誰か居ないか、私は声を上げて呼び掛けたわ。
でも、
「──────私、一人・・・?」
そうと判ると、途端に心細くなった。けど、諦めてはいけない。そう思って、
「勇者部六ヶ条・・・・一つ・・・・なるべく、諦めない・・・・!それと・・・・なせば大抵、なんとかなる・・・・!」
私は、自分に渇を入れて、探索を始めたわ。
しばらくすると───
「止まれ」
「!?」
声が聞こえたの。
私はその声に従って、その場に立ち止まったわ。
「────ニンゲン、か・・・・こんな場所で何をしている」
あれは・・・今思えば、デジモンだったのね・・・二足歩行する狐の姿の生き物が、私の前に現れたの。
「────ここはあなたの住処?だったらごめんなさい。私、気がついたらここにいて・・・・」
「だろうな・・・・入り口から入ってきたのならば、ここには居まい」
そのデジモンは、私に背を向けると、無言で歩き出したの。
「何をしている。ここから出たいのだろう?」
「・・・・・その、良く、わかったわね?」
「・・・・・何故かはわからんが、私はどうも、
ソナタの考えてることが、なんとなく理解できるようだ・・・」
「そう・・・なの・・・?」
「自分でも、不思議に思っているよ・・・・私はレナモン。ソナタは?」
「あ・・・・東郷美森・・・です」
「ミモリ・・・・良い名だ」
┌────┐
│レナモン│
└────┘
獣人型デジモン
金色狐の姿をした獣人型デジモン。常に冷静沈着で、あらゆる状況下でもその冷静さを失わないほど訓練されている。細身で長身の姿は他の成長期と比べても抜きに出ており、パワーバトルと言うよりは、スピードを利用した多彩な術で敵を翻弄する。必殺技は相手の姿をコピーして自身のテクスチャを張り替える変化の術『
そうして私は、レナモンに誘われて謎の場所から脱出できたの。
「ここから真っ直ぐ向かえば、町に着くだろう。そこならば、ソナタが元の場所に帰る手段も見つかる筈だ」
「ありがとうレナモン。あなたはどうするの?」
「私には使命がある。この場所を守護するという大切な、"あの方"からの使命が・・・な」
「そう・・・・また、会えるかしら?」
「そうさな・・・・縁が在れば」
そう言って、レナモンは謎の場所にまた入って行ったわ。
その時、ようやく気付いたの。
私が今まで居た場所が、遺跡のような場所だったことに・・・・
美森「そうして私は遺跡から出たあと、森の中で寝ていたそのっちと合流できて───」
園子「そのあと、グレちんにあったんだよね~」
レイ「なるほど・・・・その遺跡の場所って?」
銀「ええっと・・・・アグモンが園子たちを見つけたのが、『デンコウ街道』脇の森林だったから・・・・」
銀が自作のマップを取り出して小屋に一つしかないちゃぶ台に広げる。
美森「おそらく、この辺りかと・・・」
そのマップのある地点に、東郷が指を差す。
レイ「ここは・・・・!?」
歌野「ホワイ?何か心当たりあるの?」
レイ「私が以前調べて、結局何も見つからなかった場所よ」
友奈「えぇ!?でも、東郷さんはそこから来たんだよね?」
美森「私の記憶が、正しければ・・・・ね」
風「ま・・・・まままままさか・・・・ゆゆゆゆゆ」
夏凜「建物の幽霊とか・・・・あり得ないでしょ、流石に」
レイ「・・・・そうとも限らないけど、なんだか引っかかるわね」
樹「え?限らないんですか!?」
風「やっぱり幽霊!?!?」
風が夏凜に飛び付く。それを見て園子が、なにやら高速でメモを執っている。
夏凜「ちょ・・・・今はそんなことは問題じゃないでしょ!?あと園子はメモしない!」
友奈「うーん・・・・とにかく、行ってみようよ!」
レイ「そうね・・・それに、そのレナモンのことも、気になるし」
風を除いた全員がうなずきあい、拳を高く突き上げて、『えいえいおー!』と叫ぶ。ちなみに風もちゃんと参加している。小声だが。
遺跡の探索は翌日に行うことになったので、この日、一同は狭いレイの小屋ではなく、歌野の家に寝泊まりすることになったのだった。
─次回予告─
東郷が見た遺跡に向かう途中、デンコウ街道への関所にて、とおせんぼされる一行。
そこで、友奈たちはある人物に再会する!?
次回『盾のデジモン!?臆病者と護る者!』
今、新たな冒険の扉が開かれる………