こうして、自分の首をどんどん締めてくスタイル(白目)
じ・・・次回も、遅れないように、がんばるぞいっ!
~前回までのあらすじ~
Dー3回復のためにムゲンマウンテンを訪れた一行は、その麓にて大量のケラモンに遭遇する。
ケラモンの群れを駆逐するため残ったメンバーは、果たして・・・・
雀「んぎゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!死ぬぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅ!!!!!!」
ルドモン「スズメは死なねぇ!オレが守ってやんよ!!」
夏凜「・・・・・雀たちがうるさいおかげで、こっちに攻撃がほとんど飛んで来ないのは、ラッキーと思うべきかしら?」
樹「えっと・・・・どうでしょう・・・・(苦笑)」
銀「雀には申し訳ないと思うけどね・・・・(苦笑)」
どういう訳か、ケラモンは雀ばかりを狙っており、夏凜たちには攻撃がほとんど来ないでいた。
そのお陰か、大量のケラモンも今ではその数が目に見えて減っており、もう少しで完全に殲滅できそうな勢いだ。
ケラモンA「%&#|∥~〇??」
しかし、そう上手くいかないのが世の常。
雀を攻撃していたケラモンの一体が、仲間が減っていることに気付いた!
ケラモンA「!!〇ー∥~%#&|*@※!!!」
ケラモンB「???・・・・・!@※#&%~*@※※#%!!」
ケラモンC「~~~~~!%#*&※・ー&※・・ー・|!」
夏凜「なんか、しゃべってる・・・?」
バオハックモン「・・・・どこの言葉だ?」
と、その時だった!
ケラモンABC「「「!!!!!!!!!!!」」」
サンフラウモンとジオグレイモンの攻撃で、たった今、残った三体のケラモンが、一つに混ざりあい───
???「!!!!!!!!!!」
バオハックモン「なっ!?」
ジオグレイモン「進化したのか!?」
サンフラウモン「でも!進化したからって相手は一体!私たちには!!」
樹「あ・・・待って!」
樹の静止も聞かずに、サンシャインビームを放つサンフラウモン。謎のデジモンに攻撃は直撃した。
しかし───
???「???」
サンフラウモン「うそ!?無傷なの!?」
謎のデジモンは、細長い手足を胴体に引っ込めており、見るからに無傷だった。
夏凜「アイツ・・・・さっきと形が違う」
銀「どういうこと?進化したから当然じゃ・・・」
バオハックモン「成る程・・・・カリンはつまり、『相手はルドモンみたいに、形態を変化できるデジモン』だって、そう言いたいんだな?」
夏凜「ええ、その通りよ。バオハックモン」
???「!!!!!!」
そのままの形で、謎のデジモンはルドモンを構えた雀に、突進した!!
雀「いやぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!こっちに来ないでぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!!!!」
夏凜「なんだかヤバそう!バオハックモン!!」
バオハックモン「応!」
雀と謎のデジモンの間に素早く割って入ったバオハックモンは、謎のデジモンを蹴りあげて空高く打ち上げた。
雀「・・・・・・・あ、あれ?助かった?」
が、しかし
謎のデジモンはそのままの体制で、真っ直ぐ地面に向かって垂直落下したのだった!
バオハックモン「なっ!?ごふぁ!!!」
その速度は凄まじく、バオハックモンが反応に遅れてしまったということもあって、ものの見事にバオハックモンを叩き潰してしまった!
夏凜「バオハックモン!!」
樹「そんな・・・・」
銀「あいつ・・・・なんて速い・・・・!」
???「─────────」
雀「ひっ!こっち見てるぅ!!」
バオハックモンの上で、再び手足を伸ばした謎のデジモンは、仮面のような無機質な顔で雀をじぃぃぃぃ、と見つめる。
雀「あ・・・・あはは。どうも~」
???「───────」
愛想笑いを浮かべる雀。
そんな雀の様子を見た謎のデジモンは────
ガション、と
口の中の銃口を雀に向けた。
雀「ひぃぃぃぃぃぃ!?!?」
ルドモン「任せろ!!」
放たれる砲火。都合、三度。
雀はそれを、右に、左に、そして上に、ルドモンの角度を絶妙に変えて軌道を反らすようにして全弾回避してみせた。
雀「ひぃーーー!ひぃーーー!」
ルドモン「はっはっはっ!!そんな攻撃でオレたちの鉄壁を崩せるものかぁ!!」
雀「お願いだから挑発しないで!!」
銀「・・・・・・・すげぇ。あの距離で全部避けた・・・・」
ジオグレイモン「あいつ・・・・もしかして、実は強い?」
サンフラウモン「・・・・・・まぁ、とにかく、彼女のおかげで、あのデジモンがなんなのか、なんとなくわかったかも」
樹「ホント!?」
サンフラウモン「ええ。以前、レイが話していたの。あるデジモンの事を。そいつの名前は、『インフェルモン』」
┌───────┐
│インフェルモン│
└───────┘
種族不明
手足の長い蜘蛛のような姿をした完全体デジモン。頭や手足を伸ばした状態の通常形態と、手足を本体にしまいこんだ繭形態をとることができる。繭形態になるとあらゆる攻撃を跳ね返すほど防御力が上がるが、一直線にしか進めず、軌道をかえられないのが欠点である。強固なセキュリティーを物ともせずあらゆるネットワークに侵入することができる。インフェルモンがネットワークに放たれたら最後、世界中が混乱に陥るだろう。必殺技は口の中の銃口から、凄まじい破壊力のエネルギー弾を打ち出す『ヘルズグレネード』と、繭形態で敵に突進する『コクーンアタック』だ!
サンフラウモン「そいつが現れたら、この世界は終わる。レイはそう言っていたわ・・・・!」
樹「そんな・・・・!」
夏凜「バオハックモン!!」
突如、夏凜が叫ぶ。二人がそちらを見るとそこには、インフェルモンに何度も、何度も、執拗に踏みつけられるバオハックモンの姿が!!
バオハックモン「がっ!ぐふっ!ごっ!」
インフェルモン「~♪~♪~♪」
ジオグレイモン「アイツ・・・・楽しんでやがる・・・・」
銀「あんにゃろう・・・・・!!ジオグレイモン!!」
ジオグレイモン「わかってる!でも・・・」
ジオグレイモンの技は、そのどれもが大技で、インフェルモンだけでなく、その下のバオハックモンまで吹き飛ばし兼ねない。
樹「なら!!」
サンフラウモン「私たちが!!」
サンフラウモンがカクタステイルでインフェルモンを弾き飛ばそうと接近する。
が───
インフェルモン「!!!」
口の銃口をサンフラウモンへ向け、必殺のヘルズグレネードを放つ。
サンフラウモンは咄嗟に避けたが、これでは近付くことが出来ない。
サンフラウモン「く・・・!バオハックモン!!」
バオハックモン「あ・・・・」
その時、バオハックモンの姿がハックモンへと戻る。
それを見たインフェルモンは、ハックモンを蹴飛ばした!
夏凜「ハックモン!!」
蹴飛ばされたハックモンを寸でのところで飛び込みキャッチ。
ボロボロではあったが、まだ息はある。
その様子に、ほっと胸を撫で下ろす夏凜。
インフェルモン「───────」
だが、まだ脅威は去っていない!
雀「ひっ・・・・・!」
インフェルモンが、ゆっくりと鎌首をもたげ、雀に向き合い・・・・・
ゆゆテ!
長くなったので分割!!
なんか、強敵が登場する度に分割してる気がする・・・・・