結城友奈はテイマーである   作:渚のグレイズ

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ゆゆテ!

重い展開。
気をしっかり持って、読むことを推奨。

あと本編関係無いけど、この回を執筆中に、息抜きにデジライズプレイしてたら、なんと!

マグナモン&スティフィルモンが実装との吉報が!!

執筆そっちのけでシナリオ進めたよ。ええ。
ん?マグナモン?
















聞くなよ(涙目&鼻声)


二三話 彼岸の華は頂にて、嘆く ー後編ー

友奈「千景さんを止めないと・・・!ブイモン!」

 

風「ギルモン。あんたもお願い!」

 

チビモン(進化)ブイモン「任せて!」

 

ギルモン「おいらもやるぞぉ~!」

 

二体が千景を止めようとした、その時───

 

ベルゼブモン「おっと、邪魔しないで貰おうか?」

 

ベルゼブモンの銃撃が、二体を妨害した!

 

友奈「なんで!?あなただって、シェンウーモンの───」

 

ベルゼブモン「()()()()()、だ」

 

友奈「・・・・え?」

 

ベルゼブモン「だからこそ、千景がやらなきゃならねェんだ・・・・」

 

美森「・・・・・いったい、何があったと言うの?」

 

ベルゼブモン「───────」

 

ベルゼブモンは沈黙したまま、シェンウーモンと千景の戦いを見ていた。

 

―――――――――――†――――――――――

 

千景「うぅ・・・・・」

 

シェンウーモン「ほっほっ・・・もう仕舞いかのう?」

 

千景「・・・いいえ、まだよ!」

 

叫ぶや否や、千景がシェンウーモンへと突撃する!

 

シェンウーモン「─────『霧幻』」

 

それを見計らっていたかの如きタイミングで、千景の周囲を霧が包む。その霧に包まれた千景は動きを止め、完全に沈黙してしまった。

 

シェンウーモン「覚めぬ悪夢へと、誘われるが良い・・・」

 

ベルゼブモン「────────」

 

シェンウーモン「御主・・・テイマーがこうも奮闘しておると言うに、全く微動だにせんのぅ・・・」

 

ベルゼブモン「当然だ・・・・なにせ」

 

シェンウーモン「む?」

 

と、その時だった────

 

 

 

 

 

ベルゼブモン「オレが手を貸す迄も無いからな」

 

 

 

 

 

千景「はぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!」

 

 

 

 

 

シェンウーモン「なんと!?」

 

動きを止めたはずの千景による奇襲。さしものシェンウーモンも、これには驚きを隠せないでいた。

 

千景「取った!!」

 

シェンウーモンの霧を抜け、千景はシェンウーモンの電脳核(デジコア)を掴み取ったのであった!!

 

シェンウーモン「これは驚いた・・・わしの『霧幻』から抜け出せるとは・・・!」

 

千景「・・・・・本当、自分でも驚いてるわ」

 

でも、と千景は続ける。

 

千景「私には、どうしてもやらなくてはならない事があるから・・・・!喩えそれが、あの人の望む事では無くても・・・・・!」

 

シェンウーモン「そうか・・・ならば、わしがこの後どうするかも、理解出来るな?」

 

体外に浮遊する、十二の電脳核の内の一つを取られたと言うのにも関わらず、シェンウーモンはピンピンしている。

 

ベルゼブモン「もうやめろ。これ以上の戦闘は無意味だ!」

 

シェンウーモン「わしの電脳核を盗んでおいて、よくもまぁ言えた物よ!!さあ!返して貰おうぞ!!」

 

千景「・・・・やっぱり、こうなってしまうのね」

 

シェンウーモン「当然よ!チンロンモンの時とてそうであったのだろう?ならば!わしも同じように狩るが良い!!さあ!どうするチカゲ!!」

 

千景の表情に迷いが現れる。

その瞬間────

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「なら、あとは私が処理してあげるね~♪」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

シェンウーモン「なに?」

 

千景「なっ!?」

 

突如として、両者の間に何者かが割って入ったのだった。

そして─────

 

 

 

 

 

???「火色舞うよ」

 

 

 

 

 

シェンウーモン「お・・・・御主は!?」

 

???「────────勇者パンチ」

 

 

 

 

 

ズドン!!

 

 

 

 

 

一瞬の出来事。

乱入した何者かは、シェンウーモンへ一撃見舞った。たったそれだけだと言うのに、()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()!!

 

シェンウーモン「お・・・・おお・・・・ま・・・・さか・・・・・ゆ・・・・・う・・・・・・」

 

???「違うよー?()()()()()()()()()()()。私は・・・・・」

 

千景「赤嶺ェェェェェェェェェェ!!!!!!」

 

崩れ行くシェンウーモンをバックに、千景が少女──赤嶺に掴みかかる。

 

千景「どうして・・・・どうして手を出したの!!!これは私がやるべき事!なのに・・・・どうして!!!!!!」

 

赤嶺「うーん。だってぐんちゃん。このままだと任務失敗しそうだったんだもん。ご主人様に申し訳ないし~?何より・・・・」

 

 

 

 

 

赤嶺「後輩ちゃんたちに、挨拶もしておきたかったから♪」

 

 

 

 

 

そう言って、千景の拘束から逃れた赤嶺は友奈たちの方を見る。

 

友奈「・・・・・私と、同じ顔」

 

美森「貴女は、いったい・・・・」

 

赤嶺「はじめまして♪私は赤嶺友奈。あなたたちをこの世界に招待してあげた張本人だよ」

 

風「!それって・・・あのときの!?」

 

赤嶺「本当は、もうちょい後に顔を見せる予定だったんだけどねー。我慢できなくて♪」

 

友奈「どうして、こんなひどい事を!」

 

赤嶺「私にも、ぐんちゃんにも、目的があるの。その為には、必要なことなんだよ」

 

ニタニタと嗤いながら、赤嶺は答える。

 

赤嶺「あ、そーれーとー・・・・」

 

赤嶺が、シェンウーモンがいた場所にぽつんと残されたDー3に手を伸ばす。

 

友奈「あ!!それは!?」

 

赤嶺「これ、貰ってくね~」

 

美森「待ちなさい!!」

 

赤嶺「どうしても必要な物だからね~。じゃ、また──」

 

千景「待ちなさい」

 

飛び立とうとした赤嶺に、千景が自身の大鎌を向ける。

 

赤嶺「────────どういうつもり?」

 

千景「Dー3を、彼女たちに返しなさい」

 

赤嶺「なんで?ぐんちゃんだってわかってるはずだよ?()()()()()()()()()()()()()()()

 

千景「百も承知よ。でもそれは、彼女たちと正々堂々戦って、勝った時に奪うの。こんなコソ泥みたいなやり方・・・・・私は認めない」

 

赤嶺「─────────」

 

ベルゼブモン「おっと、少しでも動いてみろ。テメェの頭に風穴が空くぜ?」

 

拳を構えようとした赤嶺の頭に、ベレンヘーナを向けるベルゼブモン。

それを見た赤嶺は、静かにため息をついて、

 

赤嶺「もー、しょーがないなぁ・・・・わかったよ。はい、今日はシェンウーモンの電脳核だけで我慢してあげる」

 

言うや否や、Dー3を友奈目掛けて投げる赤嶺。友奈は慌ててDー3を受け止める。

が、その隙に、赤嶺は跳び立ち、何処かへと去っていった。

 

千景「───────」

 

友奈「───────千景さん」

 

千景「───────次会ったときは、容赦しないから」

 

背を向けたまま、千景はベルゼブモンに抱えられて、赤嶺同様何処かへと跳び去っていった。

 

レイ「・・・・・・行きましょう。もう、ここには何も無いわ」

 

友奈「・・・・・・千景さん」

 

残されたテーブルの上の、お茶から漂う湯気が、虚しく、風に揺れた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

レイ「・・・・・そういえば、園子は?」

 

友奈「あれ?そのちゃんは!?」

 

風「ちょ・・・・乃木ぃ!?!?何処行ったぁ!?」

 

美森「なにかしら、すごい既視感が・・・・・」

 

なお、この後直ぐに園子は見つかったもよう。




─次回予告─

ケイコウ街道入り口にて合流した一行は、遺跡があるという森にいよいよ突入する。
果たして、遺跡には何があるというのか!?

次回『再会。雷煌遺跡のレナモン』

今、新たな冒険の扉が開かれる………
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