ドルモン進化───!
ドルガモン!!!
ワームモン進化───!
スティングモン!!!
┌─────┐
│ドルガモン│
└─────┘
獣竜型デジモン
獣と竜“ドラゴン”の資質を持ち、多くのデジモンがその影を見ただけで逃げ出すほどの重量級にして獰猛な獣竜型デジモン。戦いとなると野性の獣の如くその獰猛性を発揮するが、竜の知性を併せ持ち、普段は非常におとなしい。額に旧式なインターフェースをもつ為“プロトタイプデジモン”の進化系ではないかと推測されている。必殺技は大型の鉄球を口から放ち、敵を打ち砕く『パワーメタル』と、立ち止まって力を溜めてから放つ方が威力はあるが、突進しながらも鉄球を放つことが出来る『キャノンボール』だ!
┌───────┐
│スティングモン│
└───────┘
昆虫型デジモン
人型の形態を持つ、非常に珍しい昆虫型デジモン。昆虫型デジモン特有の硬い外骨格と素早い動きをもっている。暗殺者としての能力に長けており、俊敏な身のこなしと的確な判断力で敵の急所を狙い、一撃で敵を沈黙させる攻撃を得意とする。必殺技は両腕のスパイクで敵を串刺しにする恐ろしい技『スパイキングフィニッシュ』だ!
二つの場所で、同時に進化が起きる。
友奈「スティングモン・・・・!カッコいーー!!」
ライドラモン「声もルックスもイケメンだ!!」
スティングモン「ユーちゃん、ライドラモン。行くぜ・・・・!!」
ライドラモン「そんなイケボでユーちゃん呼び!?」
友奈「よぉし!!行くよー!!」
友奈が気合いを入れた、まさにその時───
ドルゴラ・バーテックスの腹が裂け、中からドルガモンに乗った園子が飛び出してきた!!
園子「うひゃあ~~~~!!」
ドルガモン「ソノコ、スリルドライブを楽しむのは構わないが、振り落とされないように気を付けてくれよ?」
美森「そのっち!!」
銀「園子!!」
園子「わっしー、ミノさん・・・・ただいま~♪」
風「なぁにが『ただいま~』よ!心配させて!」
樹「でも、無事で良かったです・・・」
雀「いやぁ!私は信じておりましたとも!あの天下の乃木家ご令嬢が、そう簡単にやられるワケが無いと!」
夏凜「───────突っ込んだら負けかしら?」
レイ「やれやれ・・・」
ドルガモン「感動の再会を邪魔して悪いが・・・・みんな、ボクたちが出てきたあの裂け目に向かって攻撃するんだ!」
夏凜「了解!やるわよみんな!!」
風「ちょっと夏凜!?私の言葉取らないでよ!」
樹「今はそんな事どうでも良いから!サンフラウモン!!」
サンフラウモン「『サンシャインビーム』!!」
グラウモン「『エキゾーストフレイム』!!」
千景「私たちも続くわよ!」
ベルゼブモン「おう!『ダブルインパクト』!!」
銀「やるぞ!ジオグレイモン!!」
ジオグレイモン「任せろ!『メガバースト』!!」
園子「ドルるん!私たちも、やっちゃうよ~!」
ドルガモン「ああ!『キャノンボール』!!」
遠距離技を持つデジモンたちが、一斉に裂け目に向かって解き放つ!
「■■■■■■■■■■■■■!?!?!?!?!?!?!?!?」
夏凜「効いてる・・・!だめ押し行くわよ!」
バオハックモン「わかった!『フィフクロス』!!」
ティアルドモン「オレも続くぜ!『アサルトクロー』!!」
雀「ああ!?なんで勝手に行っちゃうのぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!?!?!?」
美森「キュウビモン!お願い!!」
キュウビモン「うむ!『狐炎龍』!!」
友奈「ライドラモン!!スティングモン!!」
ライドラモン「『ライトニングブレード』!!」
スティングモン「『スパイキングフィニッシュ』!!」
残る全員が後に続き、必殺技を放つ。
「■■■■■■■■■■■■■・・・・・・・!」
断末魔の雄叫びを上げ、ドルゴラ・バーテックスは倒れる。
完全に倒れた時、ドルゴラ・バーテックスの肉体は0と1に還元され、消失していったのだった………
辺りを静寂が包む。
雀「・・・・・・・・・・・勝った?」
樹「・・・・・・・・・勝ったんだ!」
樹の声を皮切りに、歓声が沸き上がる。
全員『やったぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!』
赤嶺「──────終わったかぁ」
千景「結局、あなたは何をしに来たの?」
赤嶺「見届けに・・・かな?」
千景「見届け?」
赤嶺「あの子たちなら、もしかして────なんてね、じゃ!」
赤嶺はそう言い残して、鳥のようなデジ・バーテックスに乗り、飛び去っていった。
千景「───────ベルゼブモン」
ベルゼブモン「おう。行くのか」
千景「ええ」
ベルゼブモン「そうか」
それだけを言って、ベルゼブモンはベヒーモスを呼ぶ。
友奈「あ、千景さん!」
ベヒーモスの音に気付いた友奈が、千景に声をかける。
友奈「また・・・・一緒に戦えますか?」
千景「────────────────次に会う時は、敵かも知れないわね」
言葉は少なく、千景とベルゼブモンは走り去ってしまった。
友奈「・・・・・・・・・・・」
美森「───友奈ちゃん」
友奈「・・・大丈夫。いつか、千景さんとも、仲良くなれるよね?」
美森「勿論よ」
遠くに去っていった千景の姿を、二人はいつまでも、見送っていた………
第一章・了
next→第二章._
終わったッ!第一章、完!!(瀕死)
来週は正月特番でお休みさせていただきます。
第二章はその次の週から!
どうぞ、ご期待ください!!