結城友奈はテイマーである   作:渚のグレイズ

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デュークモンガシャ大勝利ぃぃぃぃぃぃぃぃ!!!!!!(歓喜の舞)
五十連してお迎えできました~~♪

まあ、1月のアルファモンガシャで爆死したからね。これでその分の負債は返済できたかな?


-前回までのあらすじ-

アンドロモンとの戦いの最中、記憶を取り戻したブイモンは、エクスブイモンへと進化を果たす。
が、いざ戦わんとしたその時、上里ひなたとそのパートナーが現れ─────


四五話 勝ち抜け百戦!?ゴクウモンの錬磨!!

ひなた「さて・・・・それでは参りましょうか。メイクラックモン」

 

メイクラックモン「ああ─────」

 

ひなたの言葉にメイクラックモンが答えると、その姿が少しだけ変化した。

 

メイクラックモン?「それでは皆様、フローティアへご案内致しますわ」

 

雀「なんか・・・・雰囲気変わった?」

 

サンゾモン「あら、ついに悪の心を制することができるようになったのね!」

 

メイクラックモン「ええ、お陰様で。法師様にはお礼の言葉もございませんわ」

 

樹「ええっと・・・・どういうことなんですか?」

 

樹の質問にサンゾモンが答える。

 

サンゾモン「デジモンの中にはね、"善"と"悪"で、2つの姿を持っているデジモンもいるの。さっきのメイクラックモンは"ヴィシャスモード"と言って、"悪"側の姿なのよ。ちなみに今のメイクラックモンこそが、本来の姿ね」

 

メイクラックモン「その節は大変お騒がせしましたわね・・・・・ですが、ご安心を。心の力を制する術は、しっかりと身につけましたわ」

 

サンゾモン「うんうん!良かった良かった♪」

 

メイクラックモン「さて、それでは改めまして・・・・・皆様をフローティアへご招待しますわ!」

 

―――――――――――†――――――――――

 

フローティアへと入国した一行は、案内された宿泊施設にて休息の時を過ごしていた。

そんな最中─────

 

ゴクウモン「──────何用だ?」

 

ハックモン「────────────」

 

ゴクウモン「態々オレの元に、しかもお前一人で出向いてまでの用件。何か努々ならぬ事だろう?」

 

ゴクウモンが一人、稽古を行っている所にハックモンが単独で訪れたのだ。

ゴクウモンに促され、ハックモンは重い口を開く。

 

ハックモン「──────オレに、修行をつけて下さい!」

 

ゴクウモン「フム・・・・・・・理由(ワケ)を聞こう」

 

ハックモン「夏凛のお陰で、オレは進化できるようになった・・・・・・だけど、それだけだ。進化できるようになっても、オレ以上の強者は沢山いた。それを─────思い知らされた」

 

ゴクウモン「──────────」

 

ハックモン「このままじゃダメだ!オレはもっともっと、強くならなくちゃいけない!!だから、頼む!オレに稽古をつけてくれ!!」

 

懇願するハックモン。それを見てゴクウモンは────

 

ゴクウモン「────強くなりたい理由は?」

 

ハックモン「え?」

 

ゴクウモン「強くなって、お前は何を成したい?」

 

ハックモン「──────師匠みたいな、立派なロイヤルナイツになりたい!」

 

言い切ったハックモンのその瞳は、真っ直ぐで、一点の曇りも存在し無かった。

 

ゴクウモン「──────────ロイヤルナイツと来たか・・・・まあ、今はそれで良いか」

 

それだけ呟くと、ゴクウモンは何処かへと歩き出した。

 

ゴクウモン「──────何をしている?稽古をつけて欲しいのだろう?」

 

ハックモン「え、あ・・・・・はいっ!」

 

―――――――――――†――――――――――

 

そうして歩き続けること数分。

たどり着いたのは闘技場だった。

 

ハックモン「ここは────?」

 

ゴクウモン「お前の稽古はここでやる。さ、中に入れ」

 

促されるまま、ハックモンは闘技場へと入っていく。

 

ゴクウモン「しばし待て」

 

ゴクウモンがハックモンに待てと言うと、カウンターのガードロモンと何かを話し合い、しばらくしてハックモンの元に戻ってきた。

 

ゴクウモン「よし、行くぞ」

 

ハックモン「─────────何処に?」

 

ゴクウモン「察しが悪いな・・・・・まあ良い。説明するぞ」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ゴクウモン「これからお前には、このコロシアムに出場してもらう」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ハックモン「・・・・・・・え?」

 

ゴクウモン「ルールは簡単だ。コロシアムに登録されているテイマーとそのパートナー上位百ペア、こいつら全員をぶちのめせ。以上だ」

 

ハックモン「・・・・・・・・は?」

 

話の展開についていけないハックモンの首根っこを、むんずと掴むゴクウモン。そのまま会場へと続く扉を開け放つと────

 

ゴクウモン「では、幸運を祈る!」

 

ハックモン「え?あ、ちょっ・・・・!?」

 

振りかぶって、思い切りハックモンを投げ飛ばしたのだった!

 

ハックモン「ちょっと待てぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!?!?!?!?!?!?!?!?!?」

 

ハックモンの制止の断末魔が、会場へと消えていくのであった・・・・・

 

 




─次回予告─

どうにか九九ペアを打ち倒し、いよいよチャンピオンへと挑戦しようとするハックモン。
一方その頃、ハックモンが居なくなったことに気付いた夏凛が、ハックモンを探してフローティアをさ迷っていると、とある張り紙が視界に入り────

次回『トゥエニスト!コロシアムのチャンピオン』

今、新たな冒険の扉が開かれる………

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