結城友奈はテイマーである   作:渚のグレイズ

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ゆゆテ!

神世紀エディションは、tri.versionを無印versionチックにリアレンジしたもの。という認識でお願いします。



五二話 紅白ガチンコ歌合戦!讃州のセイレーン()VSキング・オブ・デジモン(エテモン) -主旋律-

ミノ・ワーギン「さぁて始まりましたァ!第一回、紅白ガチンコ歌合戦!!実況はワタクシ、ミノ・ワーギンとぉぉ!!」

 

ノギソ・ノーコ「ノギソ・ノーコで~す♪」

 

急遽ステージに増設された実況席に座り、司会進行を勤める銀と園子。この二人、ノリノリである。

 

ミノ・ワーギン「ルールは簡単!これから二人に歌ってもらい、どちらがより観客のハートを掴めるかを競い合いまァす!!観客の皆さんは、先程スタッフから配られた二つのスイッチの内、どちらか一つを押してください!!押された数の多い方が勝利となりまァす!!」

 

ノギソ・ノーコ「赤いスイッチがエテモン、白いスイッチがイッツんのスイッチで~す」

 

ミノ・ワーギン「それでは先攻!!赤コーナぁぁ・・・エテモぉぉぉン!!」

 

エテモンがステージに上がると、観客から歓声が沸き上がる。手を振り、それに応えるエテモンを見て、樹は「やっぱり・・・」と思った。

 

樹(エテモンさんは、歌を道具としてしか使っていない・・・・みんなから注目を得る為の・・・・・あんなに綺麗な歌声が出せるのに・・・・・)

 

樹は、純粋にその事を「勿体無い」と感じていた。

 

樹(もっと、みんなの為に歌えたなら・・・・エテモンさんの歌は・・・・・きっと・・・・・)

 

ミノ・ワーギン「えーと・・・・タイトルはァ、『刹那いハミングバード』ぉぅぉぅ!!!」

 

 

 

 

 

「イェェェェェェェェェェェェェェェェェェイ!!!」

 

 

 

 

 

エテモン「アチキの歌に、酔いしれちゃいなさぁぁぁい!!!」

 

 

 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄\/\____

 

エテモン歌唱中・・・

 

 

____/\/ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

 

 

エテモン「センキュー!!」

 

大歓声と共に、エテモンの歌はフィニッシュを飾った。

 

ノギソ・ノーコ「いやぁ・・・・案外、良かったですね~♪」

 

ミノ・ワーギン「ロックなミュージックをありがとう!!それではァ─────あれ?」

 

その時、会場内の全ての照明が落ち、辺りは暗闇に支配されてしまった。

 

エテモン「あらやだ、停電?ちょっと!早くなんとかしなさ~い!!」

 

スタッフA「はい、只今ぁ!!」

 

友奈「どうしよう・・・・・このままじゃ樹ちゃんが歌えないよ!」

 

風「早いとこ復旧させないと・・・・」

 

樹「大丈夫!」

 

風「樹?」

 

自信満々に樹がマイクを手にすると、芽吹に一言なにかを頼み、そのままステージに上がって行った。

 

芽吹「・・・・・彼女、なんだか見違えたわね。すごく頼もしく見える」

 

ズバモン「良くわかんねーけど、頼まれたならやるっきゃねーよなッ!!!」

 

芽吹「ええ!宜しくズバモン!!」

 

ズバモン→デュラモン「任せろ!!」

 

宙を舞い、会場の天蓋まで昇るデュラモン。

 

デュラモン「ゼアァァァァァ!!」

 

そのまま、天蓋の一部を切り裂いた!

すると、切り開かれた穴から太陽光がステージに射し込む。

天然のスポットライトを浴びて、樹は歌い始めるのだった。

 

 

 

 

 

La~~La~~La♪La~~La~~La♪

 

 

 

 

 

La~~La~~La♪La~~La~~La♪

 

 

 

 

 

スタッフB「復旧作業終わりました!」

 

風「電力復旧完了したのね!雀!ミュージック!!」

 

雀「了解しましたー!!・・・・ええっと、これだよ・・・ね?ポチっとな」

 

夏凛「ちょっ!?バカ!それは無印版!!樹のはこっち!!」

 

雀「へ?」

 

夏凛「あああ・・・・もう流れ始めちゃった・・・・」

 

ミュージックが流れ始める。予定とは違う曲調に、若干戸惑う樹だったが、すぐに順応してみせ、樹のライブは始まった。

 

ミノ・ワーギン「それでは聞いてください。犬吠埼樹で────『keep on』」

 

 

 

 

 

振り向かないで走り続けようサンシャインデイズ♪

 

 

 

 

 

擦りむいた痛みに負けられないアドベンチャー♪

 

 

 

 

 

立ち向かおう!恐れる事はないマイフューチャー♪

 

 

 

 

 

渇いた喉に潤いをくれるユアスマイル♪

 

 

 

 

 

美森「どうにかなってるみたい・・・!」

 

友奈「お客さんも樹ちゃんも、みんな楽しそう!!」

 

風「うぅ・・・・・いつきぃ・・・・立派になって・・・・・ぐず・・・・」

 

夏凛「まぁーた風の姉バカが始まった・・・・でも樹、スッゴいキラキラしてるわね!」

 

芽吹「樹ちゃんの歌は初めて聞くけど、さっきのよりも好きね。私は」

 

樹の歌が一番サビに突入する頃には、既に会場の空気は一つとなっていた。

 

 

 

 

 

い~まこ~そ!と~びた~つ、勇気を持っ~て♪

 

 

 

 

 

心のは~ねひ~ろげて♪まだ見ぬ、み☆ら☆い☆へ♪

 

 

 

 

 

い~まか~ら、果て~しな~い♪空へ、向~かって♪

 

 

 

 

 

ま~だ始まったばかりさ!夢への、ぼ☆う☆け☆ん♪

 

 

 

 

 

La~~La~~La♪La~~La~~La♪

 

 

 

 

 

La~~La~~La♪La~~La~~La♪

 

 

 

 

 

エテモン「──────────」

 

楽しげに歌う樹を見て、エテモンは笑みを溢す。

 

エテモン「アチキの見立て通りね・・・・・・でも」

 

それだけ呟いて、エテモンは去ってしまった。

 

―――――――――――†――――――――――

 

ミノ・ワーギン「ありがとうございましたぁーーーーーーーーーーー!!!いやぁ!盛り上がりましたねえ!!」

 

ノギソ・ノーコ「イッツんの歌は何度聞いても、元気を貰えるんよ~~♪」

 

ミノ・ワーギン「えー、それでは投票に・・・・・と、行きたい所なのですがァ、ここで大事なお知らせです。先程、エテモンの方から『別件がある為、アチキはこれにてチャオ♪』と伝言がありました!」

 

ブーイングの嵐に包まれる会場。

 

風「なによー!樹に負けるのがわかって逃げ出したってのー!?」

 

夏凛「そういう事をするようには見えなかったけど・・・・」

 

友奈「それで、この後どうしよう?」

 

美森「仕方ないから、このまま予定通りに樹ちゃんのライブを始めましょう」

 

雀「つ・・・次は間違えないよ!」

 

芽吹「そうね。お客さんも楽しんでいたし、このまま予定通りに進行させましょうか」

 

風「─────仕方ない、か。エテモンめ、覚えてなさいよ!!」

 

 

こうして、樹のライブは開始となった。

 

樹の歌は会場に来ていた人々の心を鷲掴みにし、ライブは大成功を納めたという………

 




『"keep on"の歌詞と樹ちゃんのシンクロ率って、クッソ高いよね』と考えていたら、樹ちゃんに歌ってもらいたくなった。
ただ、それだけ。

─次回予告─

フローティアに戻る途中の銀。彼女の前に謎の浮浪者が倒れていた。
「辛抱タマらん・・・・・誰かぁ、水をくれぇ・・・・」
次回『風来のタマっち "銀嬢と出会う"の巻』

今、新たな冒険の扉が開かれる………
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