ま、集めきったけどね。
そんな事より、最近『GOD EATER3』のswitch版を購入。
ヘヴィムーンでアラガミゴリゴリするのがたーのしー♪
楽しすぎて続きが書けなくなってたのは内緒の話
???「あ゛あ゛~~・・・・・・もうダメだぁ・・・・・・・・・」
砂漠を一人、少女がふらふらと覚束無い足取りで進んでいる。
──────進んでいる・・・・のか?
端から見れば同じ所をぐるぐると周回しているだけの様に見える。きっと、少女からすれば進んでいるつもりなのだろうが──────
???「・・・・・あれ?相棒?あいぼー?」
ふと、少女が何かに気付き周囲に向かって叫ぶ。
どうやら仲間とはぐれたらしい。
???「マズイ・・・・・本格的に・・・・マズイぞ、これ・・・・・」
急ぎ、元来た道を引き返そうとする少女。だが・・・・
「あでっ!?」
ぼす、と何かに躓き倒れてしまう。砂漠故に怪我等は無いだろうが、それでも少女は動かない。
???「もう・・・・・ダメだ・・・・・辛抱タマらん・・・・・誰かぁ・・・水をくれぇ・・・・・・」
─────もしかしたら、意外と余裕があるのかも知れない。
「あのー?大丈夫ですか?」
そんな時、少女に救いの手は差し伸べられた。
ジオグレイモン「姉御。なんかテイマーとそのパートナーっぽいのが倒れてんぞ?」
銀「見りゃ分かる。そっちの埋もれてる子はアタシが運ぶから、ジオグレイモンはテイマーの方を」
ジオグレイモン「はいよー」
???「うんまーい!!フツーの水がこんなに旨いなんて・・・・・・タマは感激だー!!」
ひなた「はぁ・・・・・久しぶりの再会が、まさかこんな形になってしまうとは・・・・・流石の私も、ちょっと呆れてしまいます」
呆れつつ、ひなたが少女に水を渡す。
それを受け取った少女はゴクゴクと勢い良く水を飲んでいく。
???「タマ。あんまり急いで飲むんじゃないぞー?」
???「わーってるよ!」
銀「えっと・・・・ひなたさん、この人は?」
ひなた「はい。彼女は─────」
???「土居球子だ!タマって呼んでくれタマえ。そんでもってこいつがタマの相棒!」
???「コロナモン様だぜ!!」
┌─────┐
│コロナモン│
└─────┘
獣型デジモン
銀「アタシは三ノ輪銀って言います」
球子「おー、そっか。銀、さっきはありがとうな!おかげで助かったぞ!!」
銀「いえいえ、無事でなによりです!」
ひなた「それで球子さん。どうして砂漠で迷子に?」
球子「それなんだよな~・・・・・・どうやら、ジップ砂漠がまぁた広がったみたいでさ、流石のタマもお手上げだったぞ・・・・」
ひなた「─────やはり、異変は広がりつつあるようですね」
球子「だな。南の、スーツェーモンの神殿、あるだろ?」
ひなた「ウェイブ列島ですね」
球子「あそこなんてヤバいぞ。島が散り散りになってしまって・・・・・列島というより、諸島ってカンジだ」
ひなた「っ!?スーツェーモンは!?」
コロナモン「無事だよ。神殿のある本島はあんまり被害がなかったみたい」
球子「けど、大陸からはだいぶ離れていってしまってな・・・・・おかげで戻って来るのに一苦労したぞ~」
ひなた「・・・・・・・・かつての大戦の影響が、ここまで大きくなっているとは」
コロナモン「果たして、本当にそれだけなのかな?」
ひなた「と、言うと?」
コロナモン「何かが・・・・・良くない何かが、動き初めている気がする・・・・・それが何かはわからないけど・・・・・」
難しい顔で黙り込む三人。
それを只眺めているだけの銀は────
銀(・・・・・・・なんか、良くわかんない話をしている)
話の内容を理解していなかった!?
銀「えっと・・・・球子さんは、冒険家なんですか?」
球子「ん?ああ、そうだぞ。このデジタルワールドをくまなく探検し尽くしたプロフェッショナルだぞ!!」
銀「すっげー!!」
むふー、と鼻息を立ててドヤ顔を披露する球子に、銀は瞳を煌めかせて感激している。
そんな二人を見てひなたは、「まるで兄弟のようですねえ」とほほえましく思うのだった。
―――――――――――†――――――――――
自宅へと帰った球子とその後に着いていった銀を見送ったひなたは、すっかり冷めてしまった紅茶をすすり、一息付いていた。
まさに、その時であった。
トゥルルルル・・・
トゥルルルル・・・
ガチャン
ひなた「はい、こちらフローティア行政─────なんですって!?」
風雲急を告げる連絡が、ひなたの下に飛び込んで来たのだった………
─次回予告─
ヴァンデモン軍によって制圧された西の都市"スワ・シティ"
ひなたからの依頼で勇者たちは、スワ・シティの奪還作戦に参加する。
「みなさん、どうか・・・・御武運を!」
次回『緊急指令!スワ・シティを奪還せよ!!』
今、新たな冒険の扉が開かれる………