結城友奈はテイマーである   作:渚のグレイズ

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ゆゆテ!

連・続・投・稿!

この作品の根底を成すお話。
だから分割もやむ無しなのだ・・・・(白目)


五七話 魂の住処 -破-

園子に詰め寄られワイズモンが語り始めようとした、その時だった。

 

???「あんれまあ!歌野ちゃんじゃあ、ないかい?」

 

歌野「農協のおばあちゃん!」

 

声をかけてきたのは、歌野に"農協のおばあちゃん"と呼ばれた老婆。

老婆はとても嬉しそうに歌野に歩み寄る。

 

老婆「いやあ・・・・今日は良い日だねえ。ナノモンさんに続いて、歌野ちゃんまで戻って来てくれたなんて・・・・」

 

歌野「ワッツ?今、なんて・・・・?」

 

老婆「これで水都ちゃんも戻って来てくれたら・・・・なーんて、流石に欲張りかねえ?」

 

夏凜「あの・・・・ちょっと良い?」

 

老婆「おや?歌野ちゃんのお友達かい?歌野ちゃんがお世話になってるよ」

 

夏凜「あ、はい。これはどうもご丁寧に・・・・って!そうじゃなくて!!」

 

美森「あの、貴女はナノモンの事をご存知なのですか?」

 

老婆「勿論さ。知っているも何も、()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()

 

全員『えぇぇ!?!?!?』

 

老婆からもたらされた新たな情報に、勇者たちは更に驚愕するのだった。

 

 

 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄\/\____

 

セントラルタワー最上階・ナノモンの研究室

 

____/\/ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

 

ナノモン「語る前に質問だが・・・キミは、自分の名の由来について知っているかね?」

 

友奈「名前の由来・・・・?」

 

ナノモン「なんだ?知らんのか・・・」

 

友奈「し・・・・知ってるもん!えっと確か・・・・『生まれた時に逆手を打った』から、縁起が良いってことで大赦からもらった・・・・ん、だったはず」

 

ナノモン「そう!!『逆手を打った』から!!!その由来は『"はじまりのシ者"高嶋友奈』が所持する神威の武器"天の逆手"から来ている!!」

 

友奈「"天の逆手"・・・?はじまりのシ者・・・・?」

 

話についていけてない友奈を置いてきぼりにして、ナノモンは高らかに歌うように語り続ける。

 

ナノモン「そもそも!!デジタルワールドに於いて"デジソウル"とは何なのか!ワタシはそのルーツを探るべく日々研究を続けていた。そして!!たどり着いたのだ!!"はじまりのシ者"こそが、この世界にデジソウルをもたらした張本人であると!!!」

 

友奈「えっと、つまり・・・・・高嶋さんがデジソウルを持ってきた・・・・?」

 

ナノモン「その通りだ!!─────時に、キミはニンゲン界にて死別した友と、此方で再会したりはしていないかね?」

 

友奈「─────銀ちゃんのこと?」

 

厳密に言えば、銀は東郷と園子の友人なのだが、『友達の友達だから、私にとっても友達』という友奈らしい理論により、ナノモンの問いに肯定した。

 

ナノモン「成る程・・・・ではそのニンゲンは、デジソウルを使用していたかね?」

 

友奈「・・・・うん、使ってた。それが、何?」

 

ナノモンの言葉に、嫌な予感を感じつつも、友奈は返答する。そしてそれは、物の見事に的中してしまう。

 

 

 

 

 

ナノモン「デジソウルを使えるニンゲンは皆、()()()()()()()()()()()()()()()なのだよ」

 

 

 

 

 

友奈は、ナノモンの言った言葉の意味を、理解出来なかった。

難しい言い方をされたから、ではない。

彼女の頭が、理解する事を拒んでいるからだ。

しかし、ナノモンはそんな事などお構い無しに、分かりやすく噛み砕いて説明する。

 

ナノモン「理解出来なかったようだから、簡単に言うと・・・・・つまり、『デジソウルを使えるニンゲンは、()()()()()()()()()』という事なのさ」

 

友奈「──────────ぇ」

 

ナノモン「そして、このデジソウルが固形化した物。それがキミも使用していたデジメンタルなんだが・・・・そちらに関しては割愛するとしよう。何故死者がデジソウルを使用できるのか、なのだが・・・・その事はワタシよりも先に伊予島博士が答えを見つけていてね。曰く、『一度、死を体験する事で、己の魂の形状を理解出来るようになるから』だそうだ。ワタシとしては、現実味に乏しい机上の空論に思えるがね」

 

ナノモンの話は、もう友奈の耳に入ってなどいなかった。

ナノモンは先程、何と言ったか?

 

『死んだ人間だけが、デジソウルを使える』と言ったのだ。

 

友奈は端末もDー3も所持していなかった時に、デジソウルを使用してチビモンをブイモンに進化させていた。

それは、つまり──────

 

友奈「・・・・そんなの・・・・・うそだ」

 

ナノモン「んん?ワタシの研究成果を愚弄するというのか?残念ながら、裏付けも出来ている。ワタシが語った事は真実だよ」

 

友奈「だ・・・・だって・・・・私・・・・・!」

 

ナノモン「おや・・・?もしかしてなんだが・・・・キミ、死んでいる?」

 

友奈「ちっ違うよ!!私はちゃんと、生きて・・・!」

 

ナノモン「そう語る根拠は何かね?記憶?そんな容易く改竄されてしまうモノなんか、当てには出来ないよ」

 

友奈「そんな事・・・・記憶をいじるなんて・・・・できるわけ、ない!」

 

ナノモン「キミたちの世界ならば、ね。ここはデジタルワールドだよ?総てがデジタルで構成されているこの世界に於いて、記憶の改竄等、簡単に出来るんだよ」

 

友奈「そ・・・そうだ!勇者部のみんな!!みんなが居る!!」

 

ナノモン「今度は友情かい?『友奈』お得意の」

 

友奈「東郷さんや風先輩が、私に嘘ついてるわけが無い!!」

 

ナノモン「悪意から出る嘘ならば、な。()()()()()()()()()()()()()()、キミ達勇者は使うだろう?」

 

友奈「っ!?」

 

ナノモン「ワタシが考えるに、キミ達は死後此方に来て早々、キミの仲間がキミの記憶を改竄した。きっとキミ達は凄惨たる有り様で死んだのだろう。そんな記憶を持っているのは可哀想だ、と。改竄しそして、口裏を合わせてキミを騙していたのさ。『私たちはニンゲン界で幸せに暮らしていたが、何かの拍子に此方に来てしまった』とね」

 

友奈はもう、何も反論できなかった。

完全に沈黙し、塞ぎ込んでしまった友奈に興味を無くしたナノモンは端末とDー3の解析を続ける。

 

ナノモン「む?これは・・・・・『JOGRESS』・・・・?」

 

しかし、解析に夢中になっているナノモンは気付かなかった。

友奈の身体から立ち上る、()()()()()()()()()()()()()………

 

 




ゆゆテ!

長くて申し訳。

色々詰め込み過ぎなんだよなぁ・・・・
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