ワイズモン「───以上が、上里ひなたがパートナーたるラジエルモンより受けた『混沌の神託』だそうだ」
ワイズモンより語られた混沌の神託に、一同は首を傾げるばかりだ。
美森「地底の・・・・黒鉄の城?」
レナモン「混沌の神託────私も初耳だが・・・・それがあのディノビーモンの事を示していると?」
園子「─────────」
夏凜「どう?園子。何か分かった?」
園子「──────判断材料が少な過ぎるから、まだなんとも」
芽吹「流石の園子も、今回ばかりはお手上げってところかしら」
ドルモン「だが、一つ理解している事はある」
雀「ぅわっ!?びっくりした・・・・急に現れないでよもー」
ドルモンは済まないと軽く謝罪すると、一本だけ指を立てて話を続ける。
ドルモン「あのディノビーモンは、ユーナのパートナーであるブイモンとワームモンがジョグレス進化した姿である、ということだね」
┌───────┐
│ディノビーモン│
└───────┘
突然変異型デジモン
美森「そ・・・・そうよ!!友奈ちゃんは!?あの子たちがあんな姿になったということは、友奈ちゃんの身に何か起きたんじゃ・・・・・!?」
ワイズモン「あり得ない話では無いな。ディノビーモンを産み出したあの光─────あれは、黒いデジソウルだった」
ドルモン「黒いデジソウル──────激しい怒りや憎しみ等の悪感情から出でる心のマイナスエネルギーの事だね」
園子「ゆーゆが激おこぷんぷん丸状態ってこと?」
ドルモン「あるいは・・・・・・・・とてつもない絶望の真っ只中にいる、とか」
ワイズモン「─────成る程、絶望からなる悪感情という事も考えられるか・・・・」
と、その時。
夏凜の端末から着信音が鳴り響く。
夏凜「バオハックモン?ディノビーモンの様子、どうなった?」
ディノビーモンが飛び出して行った際、夏凜はバオハックモンに追いかけるように指示していたのだ。
バオハックモン『大変だ!奴は例の扉をぶち破って、地下へと向かって行っちまった!!』
夏凜「地下に?それって・・・・」
ワイズモン「───────まさか!?こうしては居られない!!」
何かに気付いたワイズモンは、慌てて家から飛び出そうとする。
雀「ちょちょちょ・・・!?ちょっと待って!いったいこれから何が起きるって言うの!?」
ワイズモン「神託にある『遥か地底の黒鉄の城』・・・・・それが、アンダークーロン地下施設のことだとしたら?」
歌野「まさか・・・・・疫災って・・・・・」
ドルモン「ナノモン製のバーテックス、ということかな?」
ワイズモン「可能性はある」
雀「それってかなりヤバイやつじゃん!!!!!!」
ワイズモンのその一言により、雀が蜂の巣でも突っついたかのように騒ぎ出す。
雀「うぎゃああああああああああああああああああ!!!!!!!!!もうダメだぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!私達はおしまいだぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!!!」
夏凜「諦めてんじゃないわよ!!まだ何か、手はあるはずよ!!」
ワイズモン「その通り。打てる手はある」
棗「どうすれば良い?」
ワイズモン「その為にも、キミ達には二つ、協力して欲しい事がある」
歌野「オーケーよ!何だってやってみせるわ!!」
ワイズモン「良し・・・・・では説明しよう」
―――――――――――†――――――――――
作戦会議が終了し、実行部隊の勇者たちは二手に別れることとなった。
ディノビーモンの暴走を止める為、囚われの友奈を救出に向かうのは東郷、園子とそのパートナーのドルモン。それ以外のメンバーは全員地下施設へと向かうこととなった。
歌野「それじゃ、行ってきます!!」
老婆「気をつけてねえ、歌野ちゃん・・・・ああ、そうだ─────」
老婆が歌野に何かを渡している最中、夏凜は東郷と園子の心配をしていた。
夏凜「東郷・・・本当にあんたたちだけで平気なの?」
タオモン「─────やはり、我も共にそちらへ」
美森「タオモン。あなたはあなたの助けたい人を助けてあげて。私なら平気だから」
園子「大丈夫。私がわっしーには指一本触れさせないんよ!」
美森「頼もしいわね、そのっち。でも私だって、無力じゃないもの。私がそのっちの背中を守るわ」
ドルモン「良い友情だね・・・・・ボクも負けていられない、かな」
覚悟を決めた様子のドルモン。そんなドルモンを見てルドモンが奮起する。
ルドモン「ヤル気に満ちているなぁ!!!オレも負けていられないゼ!!!!!!」
雀「さっきまでイビキかいて寝てたやつがよく言うよ・・・・」
芽吹「珍しいわね。危険な方を選ばされて泣き言を言わないなんて・・・・」
雀「うん。なんかもう、諦めたよ・・・・」
虚ろな目を虚空に向けて雀はため息をつく。
芽吹「ま、安心しなさい。私が居る限り、誰一人として犠牲は出さないから」
雀「メブ~~~~~~~~~~~~(感涙)」
ひっし、と抱きつく雀を、芽吹は振り払うことはせず、やれやれ・・・といった表情で受け止めるのだった。
ワイズモン「さて・・・・では、逝くぞ・・・・・!」
全員『了解!!』
みきとPによる「butter-fly 初音ミクversion」が神過ぎてピヨモン肌待った無しだった・・・・(感涙)
少し遅いけど、デジモンも初音ミクもおめでとう!!
─次回予告─
地下施設へと向かって行った仲間を見送った園子と東郷。目指すはセントラルタワー頂上。
どうやって向かうのか思案しているところに、ドルモンがある提案を持ちかける。
「ソノコ・・・・・暴竜を御する勇気、あるかな・・・・?」
次回『友の為に。飛翔せよ、ドルグレモン!』
今、新たな冒険の扉が開かれる………