ペットと一緒にスパロボに参戦してみた。   作:兵庫人

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No.5

 ☆月▲日

 

 最近激しい戦いが続いたので労いの意味もかねてブラッキーの機体を洗ってやろうと格納庫に行くと、ヴァングレイの前にソウジさんや真田副長、ヤマトの全システムを担当しているロボットのアナライザーが何やら難しい顔をして集まっていた。いや、アナライザーには表情はないんだけど雰囲気的に。

 

 何事かと思ってソウジさんに事情を聞くと、ヴァングレイには正体不明の自律型のAIが積まれているようで、それが何だか怪しいので詳しい正体を確かめるのだとか。

 

 ソウジさんが正体不明のAIの存在に気づいたのは昨日の木星での戦闘の時。一隻のガミラスの戦艦がヤマトに特攻しようとしてソウジさんがそれを何とか止めようとした時、それまで沈黙を守っていたAIがソウジさんのサポートをしたのだとか。

 

 そういえば昨日の戦闘、途中からソウジさんの動きが急に良くなってかなり高度な戦術機動をしていたような……?

 

 本当は昨日にAIの正体を確かめるつもりだったらしいが、俺とブラッキーのインパクトが強すぎて忘れていたとソウジさんに言われた。俺とブラッキーのインパクトが強すぎるって、何だよ? 解せぬ。

 

 その後ソウジさんの説得によりようやくヴァングレイのAI、システム99が俺達と会話をしてくれた。それで分かった事なのだが、俺とブラッキー、そしてソウジさんとチトセさんがヤマトに乗る事になったのはこのシステム99の仕業らしい。

 

 システム99はヤマトやブラッキーの戦闘データを初めとする様々なデータを欲していて、より詳しいデータを得る為に地球での戦いの後、偽の指令書をヤマトに発行して俺達をヤマトに乗せたそうだ。しかし何故そこまでしてヤマトとブラッキーのデータを欲しがるかはシステム99自身にもよく分からないらしい。

 

 色々と納得いかない点もあるが、ソウジさんが言うにはシステム99は女の子らしいから優しくしてやってほしいとのこと。それについては俺も異論はない。

 

 思い返してみればヤマトに乗ったばかりの頃、ブラッキーがヴァングレイにじゃれついていたが、あれはヴァングレイの中のシステム99に気づいていたからだろう。俺もいつも格納庫にいられるわけじゃないからシステム99には是非ともブラッキーの話し相手になってほしい。

 

 だからシステム99に挨拶をすると同時にブラッキーの事を頼むと「こちらこそよろしくお願いします。リュウトさん、ブラッキー」と挨拶を返してくれた。結構気のいいAIみたいだ。

 

 ちなみに俺とブラッキーに挨拶を返すシステム99を見てソウジさんが「何で俺の時より愛想がいいんだよ」と愚痴を言っていたが気にしないでおこう。

 

 

 

 ☆月▽日

 

 ヤマトは徐々にワープ距離を増やして未だに太陽系内だがそれでも順調に外宇宙に向けて航海を続けている。

 

 そんな時、土星の近くにきた所で地球の艦の救命信号を受信したという知らせが入った。ヤマトはワープに必要な資材を土星にある今は放棄された基地跡から回収すると同時に、その救命信号を発信した艦を調べる事を決定。

 

 俺とブラッキーは艦の調査をする古代戦術長の護衛、ソウジさん達モビルスーツ三機は資材を回収するヤマトの護衛となった。またこの決定がされた時、システム99が俺とブラッキーと一緒じゃない事を残念がっていた。昨日も言っていたがシステム99にとってブラッキーはとても興味深い存在のようで出来るだけ多くのデータを間近で採りたかったそうだ。

 

 そして土星の大地に船体の半分を埋もれさせていた艦の中を古代戦術長達が調査して俺とブラッキーが外で護衛をしていると、ガミラスの戦闘部隊が襲ってきた。

 

 古代戦術長達をヤマトに戻らせてから俺とブラッキーはガミラスの戦闘部隊と交戦した。幸いにもガミラスの戦闘部隊は数が少なく苦戦することなく勝てたのだが、大変だったのはその後。

 

 ガミラスの戦闘部隊を全て倒すと次は機械と生物が一つなったような怪物が何匹も現れて、それを何とか全滅させると今度は全身が黒でマントを羽織ったスーパー級ガーディアン(※16)みたいなロボットが現れて「新手のインベーダーか! くたばりやがれ!」という怒声とととに切りつけられた。

 

 幸い後から現れた別の翼を持ったロボットが黒のロボットを止めてくれて、その直後にヤマトが合流して黒のロボットの誤解を解いてくれたのだが、黒のロボットから発せられていた殺気は凄まじく本当に怖かった。

 

 黒のロボットのパイロットは流竜馬、翼を持ったロボットのパイロットは剣鉄也という名前らしい。

 

 戦闘が終わった後、竜馬さんと鉄也さんにヤマトに乗船してもらって話を聞いてみると、どうやら二人はこの世界とも俺の世界とも違う世界の地球からやって来たみたいで、鉄也さんにいたってはその上更に記憶喪失で名前以外何も思い出せないそうだ。

 

 元の世界に帰る方法は勿論、行くあてもない竜馬さんと鉄也さんは俺やソウジさん達と同じ様にヤマトの防衛部隊の一員となってヤマトと行動を共にする事になったのだが……なんかあの鉄也さんって怪しいんだよな。何か嘘をついているというか秘密を隠している感じがするのだが俺の気のせいだろうか?

 

 

 

 

 

☆解説

(※16)スーパー級ガーディアン

 ガーディアンのクラスの一つ。

 一種一体の完全に独立したメカニックを持つスーパーロボット。

 スーパーロボット大戦の特機。

 

 

 

 

 

【カヤマリュウト、経験点一点獲得。次ノれべるマデアト二点】

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