ペットと一緒にスパロボに参戦してみた。   作:兵庫人

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No.6

 ☆月▼日

 

 ワープを繰り返しついに太陽系最後の星、冥王星に辿り着いたヤマト。

 

 冥王星にもガミラスの基地があり、ヤマトは外宇宙に旅立つ前にこの冥王星基地を攻撃する事に決めたのだが、ヤマトのクルーのほとんどのやる気が非常に高かった。

 

 あの、よく言えば常にマイペース、悪く言えば覇気がないソウジさんですらやる気が高く、どうしたのかと聞けば冥王星はこの世界の地球連邦軍にとって因縁がある地らしい。

 

 冥王星で行われたガミラスとの戦いで連邦軍は多くの戦死者を出してしまった。その戦死した兵士達のお陰で連邦軍はガミラスと戦う最低限の戦力を残すことができたのだが、ヤマトのクルーのほとんどが冥王星の戦いで家族や友人を亡くしたのだとか。

 

 ソウジさんが以前所属していた部隊も冥王星の戦いでソウジさんただ一人を残して全滅。ソウジさんが今回いつも以上のやる気をみせているのは死んだ仲間達への弔いも兼ねているからのようだ。

 

 正直俺には今のヤマトのクルー達の気持ちをあまり理解できない。俺はペットのブラッキーと共にいたいという理由だけで戦場に出てるだけにすぎず、ブラッキーは俺の命令に従っているだけだ。

 

 大切な人を守るために戦うという気持ちはあるが、今のヤマトのクルー達のような確固たる意志があるかと聞かれたら断言はできない。

 

 その事に疎外感を感じた俺はこれからはもっと皆に協力をしようと思った。

 

 ……………すると早速、皆に協力できる機会がやって来ました。

 

 冥王星での戦い。最初は超高出力ビームを反射衛星で反射させて死角から砲撃をするガミラスの兵器によって苦戦を強いられたが、沖田艦長の作戦によってガミラスの兵器は破壊されて冥王星基地も攻略することができた。

 

 そしてこの戦いで俺とブラッキーは「囮」として大きく作戦に貢献した。

 

 俺とブラッキーがどうやって囮として活躍できたかと言うと、冥王星基地を防衛するガミラスの戦闘部隊、戦闘機から戦艦まで、そのほとんどが俺とブラッキーに攻撃を集中してきたのだ。

 

 ときおり無線から聞こえてくるガミラスの戦闘員のものと思われる音声は「堕とせ! 何としてもあのテロンの兵器を破壊するんだ!」とか「木星であの兵器が放ったあの砲撃……決してここで撃たせるな!」とか強い敵意と恐れに満ちていた。どうやら木星での戦いでブラッキーが放った加護を用いたハイエンドバズーカの砲撃は、ガミラスの軍人達にかなりの衝撃を与えたみたいだ。

 

 俺とブラッキーはガミラスの戦闘部隊から放たれるビームとミサイルの雨(反撃をしようとハイエンドバズーカや中型ミサイルポットを構えるとそこに神風特攻を仕掛けてくる戦闘機がダース単位で追加)をそれこそ必死で、文字通り命がけで避けて逃げ回り、その隙をついてソウジさん達は予想よりも少ない被害でガミラスの戦闘部隊を全滅させて冥王星基地を攻略したのであった。

 

 戦闘終了後にヤマトに戻るとソウジさんに「お前とブラッキーが囮になってくれたお陰で作戦が上手くいったぜ。それにしてもガミラスに集中的に狙われるなんてモテる男は辛いな?」と言われたが余計なお世話である。

 

 こんな形で皆に協力できても、あんな敵にモテても全く嬉しくないYO!

 

 

 

 ☆月※日

 

 ガミラスの冥王星基地も攻略できたしヤマトはいよいよ外宇宙に旅立つ事になる。

 

 そこで今日は沖田艦長の発案で昔の船乗りの祝い事にちなんだ赤道祭が行われた。

 

 また地球と連絡がとれる最後の機会というのことで、ヤマトのクルーは五分間だけだが地球にいる家族や友人と連絡をとることが許可されたのだが、この世界に家族も友人もいない俺は料理と飲み物を持って格納庫へと向かった。格納庫にはブラッキーとヴァングレイがいて、あいつらが格納庫にいて自分だけがパーティー会場にいるのが少しばかり気になったからだ。

 

 俺が格納庫に行くとブラッキーが嬉しそうに鳴いて、ヴァングレイが「物好きな人ですね」と言ってきた。この時のヴァングレイはどこか笑っているような気がしたが、それは俺の気のせいじゃないと思いたい。

 

 格納庫で俺が持ち込んだ料理を食べながらブラッキーとヴァングレイにパーティーの様子を話していると、そこにソウジさんに龍馬さんに鉄也さん、加藤さんを初めとする航空隊の面々と整備スタッフの皆が俺と同じように料理と飲み物を持ってやって来た。

 

 俺が一体どうしたんですかと聞くとソウジさんが「お前さんと同じさ。自分のパートナーである機体と親睦を深めようと思ってね」と答えて格納庫にてパーティーの二次会スタート。

 

 格納庫でパーティーをする俺達を見てブラッキーもヴァングレイも表情は見えないが確かに笑っていたのを俺は感じた。

 

 

 

 ☆月〒日

 

 先日の赤道祭でわずかなりに浮かれていた俺達だったが、今日はそんな俺達の気を引き締めてあまりある危機がヤマトに襲いかかった。

 

 巨大な恒星がある宙域に来たところで、この間の冥王星基地を防衛していたガミラスの戦闘部隊の生き残りがヤマトに戦いを挑んできたのだ。しかもガミラスの戦闘部隊は何やら特殊な兵器を使い、それによって辺りは恒星の炎と超高温ガスに囲まれた灼熱地獄と化した。

 

 そんな中で戦えばガミラスの戦闘部隊もただではすまないはずなのに、ガミラスの戦闘部隊は刺し違えてもヤマトを沈めるつもりらしく引く様子を全くみせなかった。

 

 恒星の炎と超高温ガスに気をつけながら戦っていると、何処からかトビア君のクロスボーンガンダムとキンケドゥさんのF91によく似たモビルスーツが二機現れて加勢をしてくれて、最後はヤマトの最大の武器である波動砲によって恒星の炎に穴を空けてそこを通り俺達を乗せたヤマトは灼熱地獄の宙域から離脱する事ができた。

 

 加勢をしてくれた二機のモビルスーツのパイロットは刹那さんとティエリアさんという名前で、話を聞いてみると彼らもこの世界とは違う異世界の人間らしくワープ装置の実験中にこの世界に迷いこんでしまったらしい。

 

 この世界の地球の事情を聞いた刹那さんとティエリアさんは、元の世界に戻る方法を探すのと同時にヤマトの旅に同行して協力をしてくれる事を約束してくれた。

 

 こうして頼りになる仲間が増えたのは良いことなのだが、刹那さんを初めて見た時何かを感じた気がしたのは何なのだろう?

 

 

 

 

 

【カヤマリュウト、経験点二点獲得。れべるあっぷ二成功!】

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