ペットと一緒にスパロボに参戦してみた。   作:小狗丸

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No.7【カヤマリュウト、LVUP!】

 ☆月→日

 

 今日、格納庫でブラッキーのメンテナンスをしているといつの間にか新しい機能とシステムが発生しているのを発見した。

 

 マシンザウルス級ガーディアンであるブラッキーは戦闘経験によって自己進化をする可能性があるのは知っていたが、最近その自己進化が起こりやすい気がする。やはりこの世界に来てからの戦いの影響だろうか?

 

 それでまず新しい機能の説明なのだが、ブラッキーの額には三本の角が生えている。その内の一本、前方に向かっている角はハイエンドバズーカの砲身で、残りの二本の横に伸びている左右の角にバリアーを発生させる機能が新しく出来たのだ。

 

 バリアーを発生させる機能は正直嬉しい。これでブラッキーの防御力も上がるし、移動砲台から移動要塞にレベルアップした気分だ。

 

 そして新しいシステムはブラッキーが使える加護の一つ「加護:ニョルド」(※17)に更なる効果を与えるというシステムだった。「加護:ニョルド」は非常に強力な攻撃であるが新しいシステムによって、もし「加護:ニョルド」の攻撃を受けて生き延びても機体の動きが鈍くなるという効果が発生するらしい。

 

 この新しいシステムの効果を得た「加護:ニョルド」の攻撃は俺から見てもかなり凶悪だと思う。実際、隣でヴァングレイの整備をしていたソウジさんにこのシステムと「加護:ニョルド」の説明をしたらドン引きされたし。……もうこの反応には慣れたけどやっぱり解せぬ。

 

 

 

☆戦闘データ変更

・クラス

 スイーパーLv.2

 マシンザウルスLv.2→Lv.3

 合計Lv.4→Lv.5

 

・特技

 エイミング

 ロケットブースター

 スターゲイザー

 アサルトバズーカ

 サイドステップ

 突進砲撃

 野獣の本能

 機獣との親和

 スナイパー(中型ミサイルポット)

 マガジンチェンジ

 仮想質量障壁←NEW!

 灼熱の牙(重圧)←NEW!

 

 

 

 ☆月↑日

 

 今日は本当に色々な事があった。

 

 ソウジさん達の世界にやって来て二日目、ヤマトを守る戦いをした日と同じぐらい……あるいはそれ以上に色々な事があって疲れた。

 

 まずヤマトがワープを行ったら何故か「宇宙の墓場」って感じの異空間に迷いこんでしまい、同じく異空間に迷いこんだガミラスの戦艦と一緒に異空間から脱出しようとしたら、正体不明の無人機に襲われてやむを得ず迎撃することに。

 

 正体不明の無人機を全て破壊した後、何とかガミラスの戦艦と一緒に異空間を脱出すると、今度は一緒に異空間から脱出したガミラスの戦艦とは別口のガミラスの艦隊と正体不明の無人機の増援に挟み撃ちにされてしまったのだ。

 

 あまりにも絶体絶命な状況に俺が覚悟を決めようとしたその時、何処からか何かがひび割れるような音がしたかと思ったら視界が急に歪み、その後すぐに気を失ってしまった。

 

 次に気がつくと俺とブラッキーは緑が生い茂る森の中にいた。ソウジさん達の地球ではまずありえない光景に、俺は最初自分達が元いた世界に帰ってきたのかと思ったが、すぐに何となくだけど違うような気がした。

 

 森の中には俺とブラッキー以外ヤマトのメンバーは誰もおらず、とりあえずブラッキーに乗って辺りを調べようとした時に、いかにも仕事が出来る美人秘書って感じの女性が俺達の前に現れて、俺とブラッキーを保護するからついて来てほしいと言ってきた。特に断る理由も無く、今自分達がどこにいるのか知りたかった俺はその女性について行く事に決めた。

 

 森で出会った秘書らしい女性について行ってから数時間後、俺は金持ちの豪邸の一室に案内されて今日のところはこの部屋で休んでほしいと言われた。ちなみにブラッキーは豪邸の地下にある巨大な格納庫へと連れていかれた。

 

 地下にマシンザウルス級ガーディアンを格納できる格納庫がある豪邸ってなんだよ?

 

 何と言うか、今日は本当に色々な事があった。

 

 

 

☆解説

(※17)加護:ニョルド

 加護の一つ。

 対象を構成する分子そのものを分解し、あらゆる敵も粉砕する非常に強力な攻撃を行う。

 

 

 

 

【カヤマリュウト、経験点一点獲得。次ノれべるマデアト四点】


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