Fallen Knight Stratos ~堕ちた白~ 作:こうさん
この話闇一夏に上手く繋げられるか不安になってきたよ…………
もしかしたらタイトルもタグも変わるかもしれないよ……………挫折して。
「それではこれで実践訓練を終わる。各自次の授業に遅れないよう速やかに着替えるように」
『はい!』
訓練が終わった。
実践訓練が始まると一夏も普段の態度に戻り他の生徒にも普通に指導していたので千冬も先ほどの疑問に思ったことを完全に忘れ去っていた。
「ああ、織斑はグラウンド整備をしてから戻るように。さっき負けたペナルティーだ」
「分かりました……」
「よし。では、解散!!」
千冬の声が響き渡り女子生徒が更衣室に向かっていく。一夏はグラウンド整備の道具を取りに行く。
「(次の授業は…………ああ、山田先生が担当だな。千冬姉ぇよりは楽にできそうだ………)」
考えながらも手は止めない。悲しくもこの半年足らずで体に染み付いてしまった動作であった。
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4限目のチャイムが鳴る。一夏は廊下を全力疾走していた。
「(クソっ、手こずっちまった。遅刻確定だ……)」
山田先生だけなら多少の遅刻は見逃してもらえるがもしも姉である千冬が居たら確実に『遅刻の罰だ』といってまた何かさせられる。それだけは勘弁と一夏は走る速度を更に上げる。
「(よしっ!あとは此処を曲がれば教室だ!)」
なんとか教室の手前の廊下までたどり着いた一夏。ここまで訓練後の疲労困憊の身体に鞭打っての全力疾走である。
そして廊下を曲がったところで____
「きゃっ!!」
「うおっ!?」
誰かとぶつかって転んだ。
「いてて……っと、大丈夫か?ぶつかってゴメンな?」
「…………………大丈、夫」
一夏は自分よりもぶつかった生徒の心配をする。ぶつかった相手は大丈夫といったが近くで見なくても分かる程に顔色が悪かった。返事もどうにか絞り出したといった感じだ。
「おい、本当に大丈夫か?保健室行ったほうが………」
「大っ、丈夫……だから。行かなくて……いいっ」
一夏が手を差し伸べて言うも相手の少女は払い除けて立ち上がり、歩き始めた。
「(あの子、大丈夫かよ。すげぇ顔色悪かったけど………って、時間ヤバい!!)」
思わぬ出来事で更に時間を喰ってしまった。大遅刻確定である。
一夏が慌てて走り出した。ところで______バタッ!!と何かが倒れる音がした。
「(今の音………っ!まさか!!)」
音の聞こえた方へ行ってみると案の定先ほどの少女が倒れていた。
「おい、大丈夫か!?」
一夏が声を掛けるも気を失っているようで返事がない。
「(放って置くなんて出来るわけねぇ………ええい!後で説明すればいい!!)」
一夏は少女を横抱き、俗に言う”お姫様抱っこ”して出来る限り負担がないように保健室に向かって走り出した。
二人にとっての幸運は授業中で他に人が居なかったことである。
ーーーーーーその頃の1-1組
「…………遅い。織斑は何をしている」
「お、織斑先生~そこまでお怒りにならなくても………」
『(こ、怖い………)』
一夏が遅いことに対する怒りを抑えない世界最強のオーラで生徒+山田先生が恐怖していた。
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ーーーーーーそして保健室
「_____貧血と寝不足ね。暫く寝かせて置いて、起きたらそこの錠剤飲ませてちょうだい」
「ありがとうございます、先生」
「礼はいいわよ。これが仕事だしね。それよりも婿紹介して頂戴……」
「あはは……、それはチョット」
「冗談よ。じゃあ、私は少し用事があるから行くわね。私戻ってくるまで、更識さんよろしく」
「はい、分かりました(更識って苗字だったのか…)」
保険医が出て行く。室内に居るのは一夏と更識と言われた少女の2人。
よく有りがちなシチュエーションだがそこは朴念仁&唐変木の織斑一夏。全男子夢のシチュエーションに何もせずにいた。
「(千冬姉ぇの耳に入ったらどんな理由であれ怒られるんだろうな………)」
この後の想像をして気分が悪くなる。最近、といっても二学期に入ってから姉は自分に対して異常に厳しくなった。何かに付けて怒ってくる用になったのだ。
「(それにアイツらもどんどん無茶苦茶になってきたしよ………)」
神の悪戯なのかは知らないが箒たち5人の行動もヒートアップしてきた。
特に箒は紅椿を手にしてから事あるごとに斬りかかってきている。他の4人も前よりもISの展開頻度が高くなった。
殆ど毎日専用機持ちの中の誰か一人がかならず部屋にやってきた。
シャルやセシリアはともかく、他の3人は酷かった。
箒には『朝稽古だ!』とか言って朝6時、下手すればそれよりも早く部屋に来て叩き起された。
鈴には自分の買い物に付き合えと箒ほど早くはないが無理矢理付き合わされた。
ラウラは朝布団に何回も潜り込んで来た。そのタイミングが悪いと箒や他の奴らが部屋に来て声が聞こえるとドアをISで吹き飛ばして入ってくるから毎回修理申請をしなきゃいけなかった。壊した張本人たちは『お前が悪い』と言って書かずに何処かへ行ってしまうのだ。
「(この更識さんほどじゃないけど、最近疲れが抜けないな………)」
唐変木・朴念仁と呼ばれている一夏の精神も限界に近かった。
一夏だって恋愛ごとに鈍くともそこを除けば16歳思春期の男子高校生である。普通であるかは色々と疑問が残るが、兎に角彼だって一人の人間だ。どんな人間にだって心と肉体の
「(ホント、如何にかして欲しいよ…………)」
「んっ………此処、どこ?」
「あ。目が覚めたか?それと此処は保健室だ。さっきぶつかった後に廊下で倒れてたのを見つけたから此処まで更識さんを連れてきたんだ」
「……………そう。ありがとう。…………もう、大丈夫だから。あなたは………戻って」
「それがそうも逝かないんだ。保健の先生に頼まれててな。戻ってくるまで更識さんよろしく、だってさ。だからまだこうしてなきゃ駄目なんだよ」
「(字、違う気がする)……………そう。なら、いい。それと………更識って呼ばないで。簪、でいい」
「そっか。なら俺も一夏でいいぜ。よろしくな、簪さん」
「…………よろしく」
原作よりも穏やかに名前呼びにシフトすることが出来た。ご都合主義もいいとこである。
「そうだ、この薬飲んでって先生が言ってた。__はい、水」
「………ありがとう」
一夏が薬と水を渡すと簪は素直に飲んだ。
「「………………………………………………………………」」
そして二人共無言になり時計の針がカチコチと動く音だけが部屋に響く。
「(き、気まずいっ!な、何か話さないと………そうだ!)s、そういえばさ!」
「………………何?」
「廊下で倒れる程何やってたんだ?」
その瞬間空気がピシッ!と凍った。
「……………あなた、知らないの?」
「悪い。教えて、くれるか?」
「………いいよ。実はね________________」
「____て事があったの」
簪が専用機のことを話し終えた。心なしか表情は先程までよりも少しだが明るい気がする。
しかし、話を聞いた一夏は黙っている。
「…………………よ」
「何?」
「ごめん。俺、何にも知らなかった。ただ自分で何か出来る力が出来たとしか思ってなかった。その所為で誰かが苦しんでるとか考えもしてなかった。本当にゴメン」
一夏が立ち上がって頭を下げる。腰をキチッと90°に折った綺麗な礼だ。
「………ううん。私も…逆恨みみたいなものだったし、ここは………お互い様で」
「そっか…………ありがとう、簪さん」
一夏の謝罪を簪も受け入れ、蟠りなどは無くなったようであった。保健室に流れる空気は先程までよりも穏やかなモノになっている。
「あのさ、出来れば…って云うか無理にでも専用機制作手伝わして欲しい。俺の所為で延期になっちまったんだ。それくらいはさせて欲しい、頼むっ!」
「いや、でも………お姉ちゃんは一人で作ったし………………」
「そこを何とか!」
「でも………____」
「頼む!」
ーーーーーーーーそれなりに後………………
「………はぁ、分かった。…………手伝って」
「ホントか!?よs「ただし………」ただし?」
「……………邪魔はしないでね」
「応!当然だ!」
結局、簪が根負けして折れ一夏を手伝わせることにした。原作と違って他人の意図が一切絡んでいない辺りもご都合主義だ。
(グゥ~~~)
「「………………………………………………」」
部屋を再び静寂が包む。
一夏が簪の方を見ると茹で蛸のように顔を真っ赤にした簪がいた。
「ははっ!腹減ったよな。お昼ご飯とってくる、何がいい?」
「………………ま、任せる////」
「了解だ」
一夏は立ち上がりドアを開けて食堂に向かっていった。保健室には簪が一人残っている。本来なら誰かが居なければならないのだろうが……………………
「………………………////////////////////////プシューーー」
顔どころか体中真っ赤にしているのだから特に問題はないだろう………………………………………………………多分。
ーーーーーーーーそして食堂
授業終了のチャイムが鳴る。一夏は食堂に着いていた。
まだ授業が終わって時間が経っていないこともあり食堂には一夏以外の生徒は一人もいない。
「おばちゃん、和食Aセット2つよろしく!」
「おっ。織斑くんじゃないか。珍しいね、一人かい?」
「まあ、色々あるんで…」
「そうかい。____はいよ、和食Aセットお待ち!」
「ありがとうございます。じゃあ、また来ますね」
一夏はセットを両手に1つずつ持って食堂を出て行った。普通なら両手で持つモノなのだがまたしても悲しいことにこの半年の諸々の騒動でこのくらいは何ともない筋肉は付いてしまった。
「(っと、急がないとな)」
昼食を零さないように気を付けながらも一夏は歩くスピードを速くした。
ーーーーーーー数分後食堂
「ああ、もう!一夏のヤツ何処行ったのよ!」
「屋上にも居なかったぞ」
「更衣室にもいなかったし………」
「まったく、授業も無断欠席しおって………」
箒たち原作ラヴァーズが食堂に集まった。行きそうな場所は粗方探し終え、昼時という事もあり食堂に集まったのだ。
だが残念。タッチの差、なのかは微妙だが数分前に一夏は出て行ってしまった。食堂までの限られた道で出会わないのも本当にラッキーというか何というか………
そして、専用機持ちたちは周囲の生徒に一夏を見かけていないか(一部脅迫に近い形で)聞き始めた。それを見た食堂のおばちゃんは『ああ、こりゃたまには息抜きもしたくなるわ』と一夏に同情の念を覚えたそうな。
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「悪い、遅くなった」
「………ううん、そんなに遅くない」
一夏が体を上手く使ってドアを開けて入ってきた。
「和食のAセットで大丈夫か?」
「……うん、大丈夫」
ベッドについてる机にお盆ごと簪の分を置き机をベッドのそばまで持って来て座る。
「じゃあ、いただきます」
「…いただきます」
保健室で昼食をとる2人。昼休みということもあって外から笑い合ったりする声が聞こえてくる。
それは2人も例外ではなかった。一夏は少年のように元気よく、簪は口元を抑えて控えめに、それでも分かるくらいに笑っていた。
”9月3日”
IS学園の保健室には穏やかな空気が流れていた___________
「(やれやれ。なんて入りづらい空気出してるのよ…………)」
失礼、穏やかと云うか甘ったるい青春の1ページだったようだ。
「(……………職員室で時間潰しましょ)」
自分にはあの中に入る勇気は無い。とIS学園保険医は首を横に振りながら職員室に向かっていくのであった
書いてて思った。
私ってすごい強引に話を進める!!!
今年のクリスマスプレゼントは文才が欲しいです!