アルル
「いや、行くよ……合言葉探しに」
アルルの近くに……
ピーーーーーーーーーーーーーーーーーー
ハンター……
見つかった……
アルル
「そこの段差ピョンピョンって飛び越えれば……うわっ!?」
ピーーーーーーーーーーーーーーーーーー
アルル
「来ないで、来ないで……よっ!」
段差を飛び越え、逃げるアルル!
ピーーーーーーーーーーーーーーーーーー
ハンターも段差を飛び越える
ミュウ
「こっちの方に行けば……あっ!」
せせらぎの丘に向かうミュウの前に……
ピーーーーーーーーーーーーーーーーーー
追われるアルルと、追うハンター!
アルル
「はぁ……はぁ……曲がろう!」
ピーーーーーーーーーーーーーーーーーー
ミュウ
「アルルじゃなかった、今の……? ハンターも見えたわよ……」
アルル
「こっち……こっち!」
ピーーーーーーーーーーーーーーーー……
入り組んだ立地を利用し、上手く撒いたようだ……
アルル
「はぁ……はぁ……はぁ……絶体絶命だった今の……直線勝負だったら捕まってた!!」
ミュウ
「ハンター別の方向曲がった……行きましょう!」
アルルが追われた隙に……せせらぎの丘へ向かう
ミュウ
「まだあの女の子釣りしてるかしら……」
シュルク
「うん……?」
ミュウ
「はぁ、はぁ……!」
シュルク
「ミュウなんで走ってるんだろ? ……もうあっちのせせらぎの丘に向かう必要ないでしょ。 投票も終わったし、ボタンのも終わったし」
ミュウ
「あのコ……まだ釣ってるの? ちょっと、釣りしてるとこ何度も申し訳ないけど!」
スイレン
『はいはい……あら先ほどの』
ミュウ
「えーっと……あっ、あるラジオ。 ラジオずっと聴いてた?」
スイレン
『はい、先ほどからずっとつけていますが……』
ミュウ
「じゃあさ……番組の中でさ、『あいことば』って言ってなかった?」
スイレン
『えーと……あ、言ってました!』
ミュウ
「それ教えてくれる?」
スイレン
『それはですね……確か「リードブックアンドスポーツインザレイク――」』
ミュウ
「長い長い長い長い……駄目よ、湖の中で本を読みながら運動したら。 本当にそんな長かった?」
スイレン
『冗談です』
ミュウ
「また、釣られたわ……」
スイレン
『本当のあいことばは……「どくけし」ですね』
ミュウ
「『どくけし』?」
ミュウ、遂に『あいことば』をゲット
ミュウ
「『どくけし』ね……ありがと! それじゃ!」
スイレン
『あ、でもさっきあそこで黒い服の人30体くらいいましたよー』
ミュウ
「もう釣られない!」
急いで、牢獄へ向かう
ブラックピット
「あの野郎、一言くらい喋らないのか?」
エックス
「ずっと立ってるだけだね……」
レッド
『…………………………』
この赤い帽子の青年に『あいことば』を伝えれば、賞品が貰える
ミュウ
「ここから、6番道路そのまま真っすぐ抜けて……街に出るからそのままダッシュすればいいのかな」
ミュウが、迅速にエリアを移動。 しかしせせらぎの丘からアーカラ港まではかなりの距離
ミュウ
「うわ……ハンターいた」
ピーーーーーーーーーーーーーーーーーー
ミュウ
「どこ行ったっているじゃないのよ、もう……」
エリアには5体のハンター。 移動は常に、危険に満ちている……
ピット
「どうしようか……何したらいいんだろう?」
いの一番に動き出したが、『あいことば』が分からず途方に暮れるピット
ピーーーーーーーーーーーーーーーーーー
その近くに……ハンター
ピット
「橋を渡ると街に出て……ポケモンセンター過ぎた港に牢屋があるからその辺で合言葉言うんでしょ? ……やばっ」
ピーーーーーーーーーーーーーーーーーー
ピット
「やばい、やばい、やばい……」
橋を渡ってくるハンターを見つけ、リゾートホテルの係留施設に身を隠す……
牢獄
ブラックピット
「それにしたって、もうちょっと無かったのか? ヒント……」
ホタル
「そんなこと言われたって~わかってることは全部メールに乗っけたつもりよ?」
クリスタル
「でも……そういえばさっきの放送で、番組名言ってたわ」
アミティ
「え? 番組名言ってたっけ?」
クリスタル
「えーっと……『アオイのあいことば』って番組名だったハズ」
クラウド
「だとしたらそれ今から伝えた方がいいんじゃないの? なんかヒントになるかもしれない」
ホタル
「そやね……ピット君に折り返す」
ピーーーーーーーーーーーーーーーーーー
ピット
「そこ通ってる……通ってる」
そのピットは……大ピンチ
ピーーーーーーーーーーーーーーーーーー
ピット
「通り過ぎたね……? 橋渡って逃げよう……」
ハンターの隙をついて、エリアを移動……
ピット
「オッケー、オッケ――」
ピリリリリリリリリ
ピット
「わっ!!」
ピーーーーーーーーーーーーーーーーーー
着信音でハンターに気付かれた!
ピット
「最悪だー!!」
ピーーーーーーーーーーーーーーーーーー
ホタル
「ピット君……? 出ないぞ? 『ヤラレチャッタ』かな?」
ピーーーーーーーーーーーーーーーーーー
ピット
「うわああ……マジか!!」ポン!
賞品に目がくらんだのが、アダとなった……
ピット
「ええ~……こんなところで、誰からだこの電話?」ピッ
ホタル
「ピット君?」
ピット
「ホタルちゃん……捕まったよー! たった今捕まったよー!」
ホタル
「捕まった? あららら……そんなことより、ラジオの番組名は『アオイのあいことば』だったよ」
ピット
「今更遅ーい!」
シュルク
「ピット君確保、残り8人。 男はあと僕だけ?」
ヒメ
「こういうメールもな……動いたからの結果だと思うけどな」
ハンターを警戒し、なかなか牢獄まで近付けないミュウ
ミュウ
「……これ私が行かなくてもいいんじゃない? よく考えたら。 だってその合言葉伝える人、牢獄の近くにいるんでしょう? ホタルに電話してさあ……『どくけし』って伝えればいいのよ」
牢獄の者たちに、直接電話することを思いついた……
ピリリ、ピリリ、ピリリ
ホタル
「お……ミュウさんから電話」ピッ
アミティ
「合言葉分かったのかな?」
ホタル
「はいホタルで~す」
ミュウ
「ホタルさあ……そこから答えられるんじゃないの、合言葉を?」
ホタル
「ん、ま~ね~届くかな?」
ミュウ
「『あいことば』分かったから……それ言うからあとはそっちで処理して。 合言葉は『どくけし』!」
ホタル
「『どくけし』?」
ミュウ
「そう『どくけし』! それじゃ切るわね……」ピッ
ホタル
「切られた。 ちょっと~そこのお兄さ~ん?」
クラウド
「どうしたの? 急に?」
ホタル
「ミュウが『あいことば』調べて教えてくれたからアタシがここから答えようと思って」
レッド
『…………………………』
ホタルの呼びかけに、牢獄の方まで歩いてくる青年
クリスタル
「無言でこっちに向かってくる……」
フェイ
「不気味よ……」
レッド
『…………………………』
ホタル
「おう、アタシにマイク向けてきた。 すいませ~ん『あいことば』答えま~す」
アオイ
『あ、ちょっと待ってください! アローラ地方から通信がつながりました!』
カモ
「ラジオの方も放送再開しましたね」
アオイ
『番組を聴いてくれてありがとー! 今日の合言葉覚えてる?』
ホタル
「覚えてるよ~だから来たの」
アオイ
『ありがとう! それじゃあお名前は?』
ホタル
「ホタルで~す」
アオイ
『お……さっきかけた曲の歌手、シオカラ―ズの人と同じ名前だ!』
ホタル
「本人だよ……」
アオイ
『それじゃあホタルちゃんが答える今日の合言葉言っちゃってー!』
ホタル
「どくけし!」
アオイ
『きゃー、正解よ! ちゃんと聴いてくれたのね、嬉しいなー』
ホタル
「本当はちゃんと聴いてないんだけど……」
アオイ
『それじゃあそこにいるレッド君から、賞品を受け取ってね』
ホタル
「この……喋らない人形のような方はレッドさんと仰る?」
アオイ
『それじゃあホタルちゃん含めた、アローラ地方の皆! 明日の放送も聴いてねー!』
レッド
『…………………………』
青年が差し出した手には……
ホタル
「なんですかコレ……?」
アミティ
「ボタンみたいだね」
ブラックピット
「豪華賞品がボタン? 怪しげな……」
ホタル
「でもボタンはボタンだよね? じゃあもう押すしかないな」ポチッ
ボワンッ
ホタル
「へっ?」
貰ったボタンをホタルが押した瞬間、ホタルが牢獄の外へ
ブラックピット
「おい……! 一瞬にして牢獄から出たぞ!」
ホタル
「あれ? 出ちゃった……いいのか?」
アミティ
「ゲームに復帰できたってことじゃないの!?」
ホタルが受け取った賞品は『だっしゅつボタン』
これを押したことにより、牢獄から脱出することが出来た
ホタル
「え、え、え…………逃げるよ、もうだったら。 皆様、ご達者で~」
フェイ
「あんな復活アリなの!?」
アミティ
「えー、じゃあアタシ答えたらよかったなー」
ブラックピット
「ふん……まあでも全員にメール送ったのはホタルだからな。 復活するに値する、十分な仕事をしたと言えるだろうよ」
エックス
「じゃあ僕ら牢獄組はもう……復活したホタルちゃんを応援しよう!」
ピリリ、ピリリ、ピリリ
ミュウ
「『牢獄にてシオカラーズ・ホタルがラジオの賞品、だっしゅつボタンを使ったことにより、牢獄から脱出しゲームに復活』うわ……すごい! 私が『あいことば』教えたのが役に立ったってことよね……よしっ!」
アオリ
「ホタルちゃん持ってるなあ……勝負強い!」
りんご
「復活って……ミッションとか復活ゲームじゃなくてもあるものなんですね。 逃走中においていい勉強になった」
ルキナ
「……残り人数が増えるのはこっちにとっても有利ですね! これはいいお知らせです……!」
ホタル
「…………ピット君には、申し訳ないことをしたね」
ホタルが復活し、残りは9人