逃走中 ~拝啓、ジョウトの君へ~   作:ハルカン

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ミッション3 誘い水

 

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ゲーム時間残り30分を過ぎ、未解除3人のアラームが起動した

 

 

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ビーッ、ビーッ、ビーッ

 

アオリ

「うるさいなあ……今から止めに行くって……」

 

 

ビーッ、ビーッ、ビーッ

 

ルキナ

「これはダメですよ……うるさすぎます。 騒音被害ものですよ」

 

ビーッ、ビーッ、ビーッ

 

ルキナ

「遠慮というものを知らないのですか……」

 

ビーッ、ビーッ、ビーッ

 

ルキナ

「ストレスですね、これは……ハンターに気付かれる気付かれない以前に」

 

 

ビーッ、ビーッ、ビーッ

 

ミュウ

「もう嫌……こっから移動したくない……」

 

ミュウ・アオリ・ルキナの3人のアラームが起動

 

ミュウ

「待つ……! もうこうなったら人任せしかない! 私は解除レバーを1個下げたんだから! その分で……何とかならない?」

 

 

アルル

「鳴ってるんでしょ? まだ……僕もうレバーの近くまで来てるし!」

 

アルルはすでに解除済みだが、近くのレバーに向かう

 

アルル

「もうみんな辛いでしょ絶対……どんな音鳴ってるか分かんないけど」

 

 

ビーッ、ビーッ、ビーッ

 

ルキナ

「私のだけ異常に大きいんですか?」

 

アラームの音量は、全員一緒だ……

 

ビーッ、ビーッ、ビーッ

 

ルキナ

「ええ……どうしたらいいんですか」

 

自分の解除レバーを下ろすしかない……

 

 

アルル

「あった……!」

 

ようやくアルルがハノハノビーチのレバーに到着

 

アルル

「助けるよ!」ガチャン!

 

 

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アルル

「ミュウ解除! オッケー!」

 

 

ビーッ、ビーッ、ビーッ

 

ミュウ

「もう動けないわね……」

 

ピッ

 

ミュウ

「あれっ、止まった……?」

 

 

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ミュウ

「誰かがやってくれたわ……ありがとう。 なんとかハンターに見つかる前に切り抜けられた……」

 

残る未解除は、アオリとルキナ

 

 

ルキナ

「ちょっと待ってください……この先自首電話あります」

 

ルキナがいる8番道路には自首用電話がある

 

ビーッ、ビーッ、ビーッ

 

ルキナ

「もう無理ですよ、この音で解除は……自首しましょう」

 

解除は不可能と判断。 すぐに自首へと切り替えた……

 

ルキナ

「前回も自首してしまったんで……今回は自首しないって決めてたんですけど。 もうこうなったら自首してかまわないですよね」

 

前回は的確なタイミングで自首を決めたルキナ

 

 

ピーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

アラーム音が鳴り響く中、ハンターを掻い潜り今回も自首できるのか……

 

 

ルキナ

「そう(自首)と決まれば……」

 

ビーッ、ビーッ、ビーッ

 

ルキナ

「急ぐしかありません!」

 

 

ピーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

ビーッ、ビーッ、ビーッ

 

アオリ

「うわあ……ダメだってこの音!」

 

アラームを響かせながらも、あきらめずに解除レバーを目指すアオリ

 

ビーッ、ビーッ、ビーッ

 

 

ピーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

ハンターがアラーム音に反応した! そのアラームの音源は……

 

 

ビーッ、ビーッ、ビーッ

 

アオリ

「はぁ……はぁ……」

 

アオリだ……

 

 

ピーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

ビーッ、ビーッ、ビーッ

 

アオリ

「あれ……? 電話じゃん、あれ……」

 

通り道にあった自首電話を発見

 

アオリ

「そうだ、もうこんな状況だし自首しちゃおっか!」ガチャッ

 

突然、自首へと切り替えた!

 

 

ピーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

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遂にハンターが、アオリを見つけた!

 

 

ビーッ、ビーッ、ビーッ

 

アオリ

「番号……番号……」

 

ビーッ、ビーッ、ビーッ

 

アオリ

「ひょっとしたらアラーム音で自首の申告聞こえないんじゃないかな、向こうに……」

 

 

ピーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

ビーッ、ビーッ、ビーッ

 

アオリ

「かかった! アオリでーす! 自首の方、イカよろしくーっ!」

 

 

ピーーーーーーーーーーーーーーーー……

 

 

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アオリ

「うわーっ! そこにいたんだハンター! 危なかったーっ!」

 

危機的状況を、イカした判断で幸運に変えた……

 

アオリ

「アラーム音も止まったね……いやー、危なかったーっ!」

 

 

ピリリ、ピリリ、ピリリ

 

アルル

「メール来た……あれ? 自首情報!? 『シオカラーズ・アオリ自首成立』! うわわ……」

 

 

ホタル

「……アオリちゃん自首しよったよ? 柔軟すぎない?」

 

 

ハリエット

「ええ……!? ひどい! ひどい、自首って……! ウソよ……? えぇーっ!?」

 

 

 

牢獄

 

クラウド

「アラーム解除出来なかったんだな結局……」

 

フェイ

「でもアラーム鳴らしながらの自首も高難易度よね」

 

シュルク

「それにしたって、かたや復活、かたや自首……」

 

ピット

「勝負強いなぁ、シオカラーズって」

 

 

アオリ

「超面白かったーっ!! ありがとーっ!! 逃走中ぅーっ!!」

 

 

ピーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

自首成立のアオリを通り過ぎ、その先へと向かうハンター

 

 

ビーッ、ビーッ、ビーッ

 

ルキナ

「もうこの先です……もう自首させてください! アラームはもう嫌です……行きます!」

 

勝負に出たルキナ、イチかバチか自首用電話へダッシュ!

 

 

ピーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

アオリを追ったハンターが、違うアラーム音に反応した!

 

 

ビーッ、ビーッ、ビーッ

 

ルキナ

「あっ……!!」

 

 

ピーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

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ルキナ

「何でですか……!」

 

ビーッ、ビーッ、ビーッ

 

ピーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

ルキナ

「もうダメです……」ポン!

 

 

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ビーッ、ビーッ、ビーッ

 

ルキナ

「これ(アラーム)が鳴る前に自首しておくべきでしたよ……」

 

今回の自首決断のタイミングは……ちょっと遅かった

 

ビーッ、ビーッ、ビーッ

 

ルキナ

「今の賞金額は……125万円! 何でこんなことに……」

 

ビーッ、ビーッ、ビーッ

 

ルキナ

「もうアラーム音なんて私の耳には入りません……ショックすぎます」

 

 

ミュウ

「ルキナ確保、残り5人。 良かったわ、アラーム音止まって……こんな感じで確保されるところだったんだから」

 

 

りんご

「たぶんこの方はアラームが鳴ってたんじゃないでしょうかね……これでスマブラメンバーが全員確保されました」

 

 

ハリエット

「どうせまたこの人も、自首しようとしたんじゃないの……アオリの自首によって。 アオリの自首は誘い自首だったのよ……」

 

 

残る逃走者は、あと5人! 逃げ切る者は現れるのか……!?

 

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