逃走中 ~拝啓、ジョウトの君へ~   作:ハルカン

18 / 22
生き残る術

 

【挿絵表示】

 

 

ピット

「どう? ルキナ……前回は自首したから、今回が初めてのハンターからの確保になったわけだけど」

 

ルキナ

「最後の最後で……アラームの解除、もう無理だなって思ったので……そのまま自首電話まで向かってたんですけど。 結局音でバレてしまいまして……最悪の結果ですよ」

 

ブラックピット

「お前前回に引き続き、また自首するつもりだったのか?」

 

ルキナ

「そもそもミッション失敗続きでハンターも5体になってますし……逃走成功は厳しいんじゃないかって、ゲーム中思ってたのもありますし。 こればっかりは致し方無いでしょう」

 

ブラックピット

「また自首するための言い訳ばっかりしやがって。 ったく懲りない奴だ……」

 

ルキナ

「あなただって毎回潜伏作戦で挑んで、結果が伴ってないじゃないですか……しかも今回は一番最初の確保」

 

ブラックピット

「なんだと……!? やる気か!?」

 

イイダ

「まあまあ、抑えてください……2人とも」

 

クラウド

「喧嘩の内容が見苦しいにもほどがある……」

 

ヒメ

「最初の確保と自首失敗で仲良くやりゃあいいじゃん」

 

ピット

「そんなことよりもアオリちゃんが自首成立したことにもスポット当てようよ」

 

アミティ

「あ、来たよ。 ウワサをすれば。 自首成功させた人が」

 

アオリ

「お待たせ~」

 

フェイ

「いや別に待ってはいないけど……」

 

シュルク

「ちょっと自首成立までの流れをインタビューして話聞いてみたいね……」

 

アオリ

「誰もレバー下ろしてくれなかったみたいでアラームが鳴っちゃって、それでも解除装置向かってた途中に自首電話見えたから……あ、じゃあ自首でいいじゃん。 自首の方が簡単じゃんってね」

 

カモ

「葛藤とか迷いが一切無いですね……」

 

クリスタル

「さすがキリギリス中のキリギリス……」

 

イヌ

「おい、ルキナ。 前回自首の先輩としてアオリに一言、言ってやれ」

 

ルキナ

「いいですか……アオリさん。 自首は思うツボです!」

 

アオリ

「ええ!? どういうこと!?」

 

ブラックピット

「お前(ルキナ)だよ。 お前が思うツボなんだよ」

 

ルキナ

「これ見てる皆さんも覚えておいてください……自首は思うツボです!」

 

シュルク

「意味が全く分からない……」

 

 

【挿絵表示】

 

 

ミュウ

「意外と残ってるわね、私……残り5人でしょ?」

 

幸運に恵まれ、ここまで生き残っているスターフォックス、ミュウ・リンクス

 

ミュウ

「こんな頑張って……逃げ切れば171万円でしょ。 過程大事だけど、やっぱ報酬欲しいわよね……」

 

 

 

ピーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

ミュウの背後に……ハンター

 

 

ミュウ

「やばいやばい……ハンター!」

 

早めに反応し、建物の影に隠れる

 

 

ピーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

気付かれていないようだ……

 

 

ミュウ

「私この見た目だから肉食に見えるかもしれないけど、ああやって敵意をむき出しにしてくるの全然ダメなのよ……」

 

意外と臆病な……パイロット

 

ミュウ

「よくここまでやってこれたわよ……強気でゲームに挑んできたつもりだけど、ここまで来るとちょっとボロが出るわね」

 

 

ピーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

賞金は1秒300円ずつ上昇。 逃げ切れば、171万円を獲得できる

 

 

スタッフ

「賞金獲得したいですか?」

 

ハリエット

「当たり前でしょ……さっきも言ったけど本業(ウェディングプランナー)が上手くいっていないのよ……仕事が激減してるんだから」

 

諸事情で本業が上手くいかなくなっているブルーダルズの一人、ハリエット

 

ハリエット

「そんな中逃走中に呼ばれたんだから絶対賞金獲りたいわ。 皆なんだかんだで稼いでるはずなんだから……」

 

 

スタッフ

「アオリさん自首しましたけどホタルさんは自首しないんですか?」

 

ホタル

「ええ~……したいけどさ。 っていうか最初するつもりだったけどさ。 復活して自首はさっきも言ったけど無いっしょ……しかもユニット揃ってって」

 

 

ハリエット

「ここまで残ったんだから皆で協力して私に賞金獲らせてほしいわよね。 シオカラーズとか絶対、今の私よりお金持ってるはずなのに自首とかさあ……有り得ないわよ」

 

 

ホタル

「アオリちゃん一人ならまだ可愛いな~って世間も言ってくれるだろうけど、二人揃って自首やっちゃうと度が過ぎる。 シオカラーズ度が過ぎたよ。 その辺の波はね……こっちも考えてやらないと。 芸能界で生き残るためのすべだよ」

 

 

アルル

「はぁ……ちょっとここ危険だなあ……追い詰められたら逃げ場ないでしょここ。 ドン付きだもん」

 

先ほどのミッションで、エリアのはずれまで移動してきたアルル・ナジャ

 

ナマコブシ

「……ぶっ、ぶっし……」

 

アルル

「……なんか、足元もよくないし、街の方に戻ろうか。 はぁ……息まだ荒いけど……」

 

移動が体力を奪っていく……

 

 

りんご

「結局……徐々にハンター増えて行ってるわけだから、最初のミッションで1体、次のミッションで1体。 結構残り人数少ないよなあ……」

 

ゲーム開始直後のハンターの数は3体だったが、現在は5体にまで増えてしまっている

 

りんご

「メタ的に考えればどうせまた次当たり最終ミッションあるだろうし……次のミッションは踏ん張りどころだな。 よしっ!」

 

 

その頃ゲームマスター・カンティーヌが最後のミッションの準備を進めていた

 

カンティーヌによって、10体のハンターがエリア外のコニコシティに投入された……

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。