逃走中 ~拝啓、ジョウトの君へ~   作:ハルカン

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ミッション1 ボタン

 

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イイダ

「どこにいるんでしょう皆さん……? 固まってるのは危険だと思いますけど、全く会わないっていうのも不安です……」

 

ピリリ、ピリリ、ピリリ

 

イイダ

「おお……。 ビックリです……またメールですね、ミッション1」

 

 

ハリエット

「『現在アーカラ港にハンターを乗せたモーターボートが3艘接近中、残り85分にエリアに到着しハンターの数が合計6体になる』!? 序盤から6体はキツイわよ……」

 

 

アオリ

「『阻止するにはワカツダケトンネル、せせらぎの丘、ハノハノビーチの3カ所にある停止ボタンを押し各ボートを停止させなければならない』停止ボタンとは……?」

 

 

りんご

「6体はダメだ……全滅へのカウントダウンにレッツビギンだ」

 

 

ミッション1 ホバークラフトを停止せよ!

 

アーカラ港に向かってハンターの乗船した3艘のホバークラフトが接近中。 残り85分になると港に到着しハンターの数は合計6体になる

 

阻止するにはワカツダケトンネル、せせらぎの丘、ハノハノビーチにある停止ボタンを押して各ボートを停止させなければならない

 

 

アルル

「停止ボタンがあるの? ポツンと? これ、どういうこと?」

 

 

 

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エックス

「何したらいいのか全く分からないね、これだけじゃ……ミッションってそういうもんだっけ?」

 

 

ヒメ

「うーん、アタシは行かないかな……」

 

スタッフ

「何でですか?」

 

ヒメ

「誰かやってくれんだろ……アタシが身体張る必要はとりあえず無い。 というか……動きたくない」

 

 

イヌ

「行かん。 そんなもん任せとけばいい。 ワシはまだまだ動かん」

 

 

フェイ

「まだまだハンターに慣れてないから……私はこのミッションもうちょっと様子見で」

 

 

アオリ

「行くっきゃないね、これは……これこなしておけば後でミッションサボっても許してもらえんでしょ」

 

 

りんご

「ここから近いのはワカツダケトンネル。 いっちょ噛んでみますかね、ミッションに……」

 

 

シュルク

「やってみようか……どこ行くのがいいかな?」

 

 

真っ先に動き出したのは、アオリ、りんご、シュルクの3人

 

しかし、ミッションに動けばハンターに見つかる危険も高まる

 

 

りんご

「ここでしょ? すぐ着いたな」

 

ワカツダケトンネルの近くにいたりんご、真っ先に到着

 

りんご

「あ、あれか……? トンネルの真ん中に、存在感出して置いてあるね」

 

見えている停止ボタンにおもむろに近づく……

 

りんご

「よし、これで1体止められ――」

 

カサカサカサカサ……

 

りんご

「うえっ!? なんだ!? 停止ボタンが動いた!?」

 

りんごが停止ボタンに近づいた途端、停止ボタンが高速で動き出した

 

りんご

「しかも早っ! 追いつけない! ちょっと待って……よく見たら下に何かいるぞ!? ポケモンですかあれ?」

 

カサカサカサカサ……

 

そう、停止ボタンの下にいるのはそうこうポケモンコソクムシ。 敵が近づくと、高速で逃げ出す性質を持つ

 

りんご

「そうか……そうだよな、そんな簡単にクリア出来ないよね、ミッションなんて。 ゲームマスターに淡い期待を持った私が甘ちゃんだった」

 

高速で逃げるコソクムシを捕まえなければ、停止ボタンを押すことは出来ない

 

りんご

「確保されないために確保しなきゃいけないんですね要するに。 事情は分かった」

 

 

シュルク

「…………シッ」

 

カンタイシティにいるシュルク

 

シュルク

「あそこいるね、ハンター……」

 

停止ボタンの元へ向かおうとするシュルクが、ハンターを発見

 

 

ピーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

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見つかった……

 

 

シュルク

「うわっ、来た…………」

 

 

ピーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

シュルク

「はぁ……はぁ……こっちだ!」

 

階段を降り、カンタイビーチへ逃げるシュルク。 そのまま別の階段から街へ抜ける

 

 

ピーーーーーーーーーーーーーーーー……

 

ハンターはビーチに下りたところで、見失ったようだ……

 

 

シュルク

「危なかったな……地図ちゃんと見ておいてよかった」

 

立地を利用し、ピンチを脱出……

 

シュルク

「このまま真っすぐハノハノビーチ行っちゃおう……」

 

その足で、ミッションへ向かう……

 

 

ヒメ

「アタシがミッションやらないとはいえ……ハンター6体になるのはさすがに困るな」

 

ミッションに向かう気のないテンタクルズ・ヒメだが……

 

ヒメ

「アタシが行く必要無いから……イイダにやらすか」

 

ミッションの押し付けをするようだ……

 

 

ピリリリリリリ

 

イイダ

「あら……センパイから電話が。 なんか嫌な予感がするんですけど……」ピッ

 

 ヒメ

 「イイダ、どこいる?」

 

イイダ

「今、牧場にいます」

 

 ヒメ

 「イイダ、そっからさ……せせらぎの丘行けるだろ」

 

イイダ

「ええっ、やっぱりワタシに行かせる電話ですか……」

 

 ヒメ

 「お前そこにいんなら近いじゃん! 交渉成立! そいじゃ」ピッ

 

イイダ

「交渉成立でしたか? ……やっぱり行かなきゃダメか」

 

相棒に急かされ……動き出す

 

 

ヒメ

「よし、これで……アタシは楽できる。 仕事した」

 

 

ホタル

「ええ~? どうすっか、このミッション……アオリちゃん行くかな~?」

 

 

アオリ

「ちょうどハノハノビーチのホテルにいたし……遠かったら行かなかったかもね。 まあこれも運のめぐりってことで」

 

 

ホタル

「アオリちゃん、めちゃんこキリギリス体質だからな~……動くかな?」

 

 

アオリ

「そこの階段下りればビーチじゃん! ラッキーラッキー!」

 

 

ホタル

「自首しようにも6体いようもんなら、お金貯まる前にオジャンになる可能性高いよね~……アリ体質のアタシが、行ってみよ」

 

アオリに続き、ホタルも覚悟を決めて動き出す!

 

ホタル

「ただどの場所に行くのが一番いいんだか。 ビーチは……うえ~、ほぼ行き止まりじゃんね……ここ今から向かうのは自殺行為だな~」

 

 

向かう場所を決めるホタルの近くに……ハンター

 

ピーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

しかし……全く気付いていないホタル

 

ホタル

「ここ4番道路……丘の方が近いかね?」

 

 

ピーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

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ホタル

「……!! マジかい!?」

 

ホタル、逃げ切れるか!?

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