逃走中 ~拝啓、ジョウトの君へ~   作:ハルカン

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ミッション1 接近

 

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ホタル

「……!! マジかい!?」

 

ピーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

ホタルがハンターに見つかった!

 

 

ホタル

「やばっ……! これ最初の方の確保になる!」

 

ピーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

ホタル

「……ジグザグに! ジグザグに!」

 

草むらにまぎれ、逃げるホタルだが……

 

 

ピーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

ホタル

「ちょ待ち……待ち、待ちね! うおっ!?」ポン!

 

 

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ホタル

「いや~っ、早いっしょアタシ……こんなところで捕まるか……」

 

そう簡単にミッションクリアとはイカない……

 

ホタル

「よく走れんね、あれ……感心するわ~さっきアタシ捕まえてもうあんなところまで歩いちゃって。 クールもほどほどが一番よ~」

 

 

アミティ

「確保情報……シオカラーズ・ホタル確保! 残り16人? うわーっ、厳しくない? 今回……3人目だよ」

 

 

アオリ

「えっ? ホタルちゃん捕まってんじゃん! 何をしてるの……せっかくの逃走中なんだよ? もっと2人で楽しもうよ……」

 

 

ヒメ

「おい……ミッションどうなってるんだ? 全然進んでないんじゃないのか?」

 

 

ピーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

残り85分までにエリアの3カ所に現れた停止ボタンを押さなければ、ハンターの乗った3艘のホバークラフトがエリアに到着し、ハンターの数が合計6体に増えてしまう!

 

 

 

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カモ

「なんだかものすごいさっきスタッフの人に言われたのが……僕『飛んじゃダメ』って言われてるんですよねぇ……」

 

ダックハントの狙われる方、カモ

 

カモ

「地に足つけて走ってって言われてるんですよ。 そりゃあルールは守りますけど。 ニワトリじゃないんですから僕……」

 

 

ピット

「逃走中ってね……翼あるキャラクターは飛ばないでって言われてんだよね。 僕はパルテナ様の加護がないと飛べないから忠告されたところでそもそも使えないんだけど。 前リザードンとかメタナイトとかがスタッフの人にきっちり忠告受けてたから。 そうなると翼ってただのお飾りで目立つんだよね。 しかも重量あった日には……足に付けない足かせだよ」

 

 

カモ

「ミッションどうしましょうか……一応ここ真っすぐ行くとトンネルがあるんですよね」

 

飛べないカモのすぐ近くには、ワカツダケトンネル

 

 

りんご

「どうしましょうか……まだあそこにいるんですが。 誰かと協力して挟み撃ちした方がいいんだろうけど誰も来ないし……」

 

コソクムシの捕獲に再チャレンジする、あんどうりんご

 

りんご

「全力疾走じゃーい! 行けー!」

 

りんご、ロケットスタート!

 

カサカサカサカサ……

 

りんご

「だあーっ! 全然早い!」

 

全く追いつけない……

 

 

カモ

「ここですよね? トンネルって……」

 

りんごと反対側からトンネルに到着した、ダックハント・カモ

 

カモ

「うわっ、なんですか!? 停止ボタンが走ってくる!」

 

カサカサカサカサ……

 

カモ

「そらっ!」ポチッ

 

思わず捕捉し……確保

 

 

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鳥類の動体視力が、役に立った……

 

カモ

「何ですか、これ……?」

 

停止ボタンを拾い上げるカモ

 

カサカサカサカサ……

 

停止ボタンを外されたコソクムシは、そのまま何処かへと消えて行った……

 

 

りんご

「あれ……? 鳥さんがいますが……」

 

カモ

「りんごさんですか? 僕、停止ボタン押しましたよ?」

 

りんご

「あらら……ナイスタイミングなこって」

 

 

ピリリ、ピリリ、ピリリ

 

ヒメ

「メールか……? 『ミッション途中経過』」

 

 

イヌ

「『ダックハント・カモにより、ワカツダケトンネルの停止ボタンのホバークラフト停止』やったのか、あやつ……?」

 

 

カモ

「あれ……(ミッション)やったの僕だけになってますね……りんごさんの名前が無い」

 

りんご

「いやあ……いいんですいいんです。 パソコンの前のチビッコは分かってくれてます。 私がポケモンの追い込みをしていたことを。 そもそも目標はハンター6体の阻止ですから。 別に活躍しようと思って行ったわけじゃ――」

 

カモ

「そのマシンガントークじゃ、余計ウソくさいですよ……?」

 

 

これで残るホバークラフトはあと2艘。 果たして逃走者はハンター追加を阻止できるのか……?

 

 

シュルク

「ということは……トンネルに向かうのはもう無駄だね? ワカツダケトンネルはとりあえず気にしなくてオッケーだと……」

 

 

ミュウ

「このペースで行けるかしら……? ハンター放出阻止。 ちょっと任せようかと思ってたけど……私も行ってみようかしら……」

 

ミュウも、ミッションへと動き出す……

 

ミュウ

「どこがみんなが向かっていない、穴なのかしら? せせらぎの丘が皆行かなそうかも。 真ん中の方でちょっと行きにくいし」

 

 

クリスタル

「誰かがやってくれるでしょって気持ちもあるんだけど……一応ビーチがすぐ近くで終わってないから、そこに行ってみましょうか」

 

 

イイダ

「センパイからどやされたので……一応向かってはみますか。 とりあえず残り2個から選ぶなら……せせらぎの丘ですかね」

 

 

現在ハノハノビーチに向かうのは、アオリ、シュルク、クリスタルの3人

 

せせらぎの丘にはイイダ、ミュウが向かっている

 

 

ハリエット

「あんた何ボーっとしてるのよ……?」

 

 

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ルキナ

「いやボーっとはしているつもりはないですが……」

 

初参戦ハリエットが、ルキナと遭遇

 

ハリエット

「ミッション行かないのアンタ?」

 

ルキナ

「いやまだ人数が多いので様子見かなと……」

 

ハリエット

「アンタ経験者でしょ? 行ったら? アタシは初参戦だからさ……特例ってことで」

 

ルキナ

「行くのも大変なんですって……前回出てそれがよく分かりました!」

 

 

ヒメ

「とりあえずイイダに任せときゃアタシは動かなくていいだろ……」

 

パートナーをミッションに向かわせたヒメ

 

ヒメ

「とりあえずあと2艘止めればいいんだろ?」

 

 

ハリエット

「万が一失敗したときのためにも……港からは離れておくわ」

 

 

ルキナ

「今回こそミッションやろうかとは、ゲーム前には思っていたのですが……足がすくむってこういうことを言うんですよ」

 

 

ヒメ

「やっぱりコウハイがセンパイをな……守るもんだから」

 

他人任せの、女たち……

 

 

ピーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

ミッション参加は自由。 しかしハンターの数が増えれば、逃走成功はかなり厳しくなる

 

 

アオリ

「ビーチここだな……なんだ? なにあれは?」

 

ビーチには大量の黒い物体

 

アオリ

「ちょと……ちょとごめんくださーい。 あれ何?」

 

従業員

『ああ、あれかい? あれは浜に打ち上げられたナマコブシ達だよ』

 

アオリ

「ナマコブシ? まあそれはいいとして、停止ボタンみたいなの見なかった?」

 

従業員

『そういやさっきその停止ボタンの上にナマコブシが乗っかったのを見たな……』

 

アオリ

「……あのざっと百は居るナマコブシのどれかの裏側にいるっての?」

 

しらみつぶしに、停止ボタンを探さなくてはならないようだ……

 

アオリ

「まあでもしょーがない……やるっきゃない! そのために来たんだから!」

 

従業員

『おーい、ついでだからナマコブシは海に返してあげてくれよ』

 

アオリ

「オッケー!」

 

従業員

『しかし今日は特に数が多いな……』

 

 

ミュウ

「せせらぎの丘ってここ? 湖っぽいところだったから、ここがそうかな?」

 

ミュウが、せせらぎの丘に到着

 

ミュウ

「なんか釣りしてる人いるんだけど……停止ボタンってどこにあるのよ?」

 

すぐさまミッションの目的、停止ボタンを探す

 

ミュウ

「聞いた方が早いかしらね。 ちょっとちょっと……あなた!」

 

スイレン

『はい……? あれ、やまねこポケモン?』

 

ミュウ

「違うわよ……あなた、ここで停止ボタン見なかったかしら?」

 

スイレン

『停止ボタンですか? 停止ボタンでしたら……さっきそこで跳ねていたコイキングの身体にくっついてるのを見ましたけど』

 

ミュウ

「ええ? 湖の中にあるの?」

 

せせらぎの丘の停止ボタンは、湖で泳ぐコイキングの身体にくっついてしまったようだ

 

ミュウ

「ええどうするの……?」

 

スイレン

『コイキングが欲しいんですか? ちなみにコイキングはこちらですけど……』

 

女の子の脇には、大量の跳ねるコイキング

 

ミュウ

「じゃあちょっと釣り竿貸してくれる?」

 

スイレン

『いいですよ。 予備のがありますので』

 

釣り竿を借りて、ミュウが停止ボタンのくっついたコイキングを狙う

 

ミュウ

「あんまり時間無いけど、間に合うかしら……それっ!」

 

 

シュルク

「ここでしょ……? 何? アオリちゃん、何やってんの?」

 

シュルクがようやくハノハノビーチに到着

 

 

ナマコブシ

「…………ぶっ、ぶっし………………」

 

ボチャン

 

アオリはナマコブシを海に放り投げた……

 

アオリ

「……これはハズレだった。 なんだか変な感覚になるな、この行為……」

 

 

シュルク

「アオリちゃん何やってんの?」

 

アオリ

「なんかね……ナマコブシの裏に停止ボタンがあるんだってさ」

 

シュルク

「じゃああの黒いの全部から探せって?」

 

アオリ

「うん……そゆこと」

 

シュルク

「しらみつぶしにやれってことか……やるぞ!」

 

 

クリスタル

「あそこ……? 停止ボタンどこにあるのかしら?」

 

そこへクリスタルも到着。 ハノハノビーチにいるのはこれで3人

 

クリスタル

「なにこれなにこれ……何すればいいの?」

 

 

ナマコブシ

「…………ぶっ、ぶっし………………」

 

ボチャン

 

シュルクはナマコブシを海に放り投げた……

 

シュルク

「……とにかく、このナマコブシってポケモンのどれかが停止ボタン持ってるっぽい」

 

アオリ

「ちょっと向こうの浜が手薄だから、あっち側のナマコブシを探してみてよ」

 

クリスタル

「あっちにも浜辺があるのね……分かったわ!」

 

クリスタルがビーチの奥を捜索し、手分けしてミッションに挑む3人

 

 

ピーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

しかしビーチに、ハンターが近付く

 

果たして、3人の運命は!?

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