逃走中 ~拝啓、ジョウトの君へ~   作:ハルカン

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ミッション2 デッドヒート

 

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残り65分からのゲーム難易度を決める投票のミッションが発生中

 

現在投票は1秒300円でハンター1体放出が1票差で優勢

 

まだ投票していないのは、りんご・アミティ・ルキナ・ミュウ・シュルク・テンタクルズの7人

 

 

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ヒメ

「動くか? 投票向かうのも危険なんだよな……」

 

未だに投票を終えていない、テンタクルズ・ヒメ

 

ヒメ

「誰か通るな……誰だあれ? ルキナか?」

 

ヒメの視線の先には……

 

 

ルキナ

「ここらで行きますか……投票」

 

投票装置に向かう、ルキナ

 

スタッフ

「どっちに投票しますか?」

 

ルキナ

「それは勿論……ハンターの数を減らした方がいいんじゃないでしょうか?」

 

ルキナは、リスクを避けることを目指す

 

 

ヒメ

「おい……おーい! ルキナ!」

 

 

ルキナ

「はい? ……あら、テンタクルズの方……」

 

通りすがりのルキナを呼び止めた、ヒメ

 

 

ヒメ

「投票まだ行ってないのか?」

 

ルキナ

「はい、まだ投じていません。 なので今から8番道路のポケモンセンターに向かおうかと思ってたんですが……」

 

ヒメ

「……これ(投票用のカードキー)やる」

 

ルキナ

「はい、え? どういうことですか?」

 

ヒメ

「アタシ自分で行きたくないから、代わりに投票してきてくれ。 頼む!」

 

ルキナ

「ええーっ!?」

 

自分で動きたくないヒメ、ルキナにカードキーをキラーパス

 

ルキナ

「そんなそんな……ヒメさんの投票を私が代わりにやっちゃっていいんですか……?」

 

ヒメ

「ちなみにどっちに投票するつもりだ?」

 

ルキナ

「えっと……一応私はハンター1体消滅の方ですが。 100円でも十分かと」

 

ヒメ

「オッケ、オッケ……私もそっちがいいと思う。 じゃ、2票分投票してきてくれ」

 

ルキナ

「ちょっと……不本意な責任が私に」

 

ルキナが確保されれば、2票分が一気になくなる。 責任重大だ……

 

ヒメ

「よし……じゃあ、またしこたま隠れよう」

 

 

ルキナ

「どうしましょう。 私がまさか代行を頼まれるとは……」

 

頼み事は断れない性格のようだ……

 

 

シュルク

「これだこれだ投票装置。 ハンター減らした方がいいよね?」

 

ミュウ

「勿論よ……もうハンター5体で1時間以上なんてあり得ない!」

 

5番道路のポケモンセンターにやってきたシュルクとミュウ

 

シュルク

「えーっとこっちか……『賞金単価100円ダウンでハンター1体消滅』と……」ピッ

 

ミュウ

「シュルク終わった? それじゃ私も……」ピッ

 

 

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シュルクとミュウの投票により『賞金単価100円ダウンでハンター1体消滅』が再び1票差でリードを奪う

 

 

イイダ

「お金増やしてもいいんですし……お金はとても大事なものだとは思うんですけど……身の安全が大事だと基本的には思うんですよね。 だからそうなるとハンター1体消滅ですよね……」

 

イイダも投票装置のある、近くのポケモンセンターへ急ぐ

 

 

アミティ

「どこだろ? 一番近いところ……ハンター見るから、場所分かんなくなる……だから減らしたいんだってば」

 

アミティも投票へ急ぐが、地図が読めずになかなかポケモンセンターに辿り着かない

 

 

ヒメ

「あとはルキナに託したから……アタシはどっしり構えてればいい」

 

 

ルキナ

「私とヒメさんの分で……投票しに行きます。 この1票のカードキーは重い……」

 

偶然出会ってしまったために、ヒメの分まで投票を受け持ったルキナ

 

ルキナ

「本当に大丈夫ですかね、これ……私が代わりにやっちゃって」

 

 

りんご

「もうハンター減らせるなら減らしてかないと、逃走成功なんて無理でしょ、もうただでさえ開始からハンター1体増えてんだから」

 

ハンターの恐怖を十分に知るあんどうりんごもハンター消滅を目指す

 

残る投票をしていない逃走者全員が、1秒100円でハンター1体消滅を目指している状況

 

 

ピーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

現在エリアにハンターは4体。 賞金が増える代わりにハンターは5体、賞金が減る代わりにハンターは3体、その選択は逃走者たち次第……

 

 

ハリエット

「フェイはとりあえず取り込めたけど……残りの人たちはどうなのかしら? なるべくこっちの賞金アップの方に引き込んでいかないと……」

 

賞金アップを目指すハリエット、なるべく自分の意見の方に票を集めるよう画策中

 

 

りんご

「投票装置あれですね……」

 

りんごがカンタイシティのポケモンセンターに到着

 

 

ハリエット

「お、また来たわ……」

 

新たなターゲットが、やってきた……

 

りんご

「なんですか、なんですか? 『ドレスアップウサギ目』の方……」

 

ハリエット

「変なあだ名付けないで、ハリエットよ。 あなたも賞金アップに投票しなさい!」

 

りんご

「いやいやいや、それはダメですって! 」

 

 

フェイ

「またやってるわね……ハリエット。 もう投票くらいこっちで決めさせてほしいわ。 勧誘しないであげて」

 

ハリエットに説得されたフェイも、まだ近くにいた……

 

 

ハリエット

「みんな絶対、賞金単価アップで(ハンター)1体放出の方を選択してるわ。 空気を読まないと、そこは」

 

りんご

「空気は……私、自分で言うのもなんですが読める方だと思いますけど」

 

ハリエット

「だったら1体放出で100円アップでしょ?」

 

りんご

「いやいやいやいや……私は左右されませんよ、そんな勧誘では」

 

ハリエット

「あなたそんな消極的なことでは、この先ぷよぷよの主人公としてやっていけないわよ?」

 

りんご

「余計なお世話です! 何でこんなちょっとした投票で主人公としての在り方を問われなければならないんですか。 とにかくハンター消滅に投票!」ピッ

 

ハリエット

「頑固ね……まあ仕方ないわ」

 

 

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ハリエットの誘いに負けず、りんごが『賞金単価100円ダウンでハンター1体消滅』に投票

 

 

ルキナ

「あら、アオリさん?」

 

アオリ

「あっ、今から投票なの?」

 

2票分を持つルキナが、投票を終えたアオリと遭遇

 

ルキナ

「アオリさんはどちらに投票しました?」

 

アオリ

「アタシは賞金アップの方!」

 

ルキナ

「え!? そっちなんですか?」

 

アオリ

「アタシはそっちに入れたよ。 まあでも出た結果には文句言わないけど。 それじゃ!」

 

そう言って、アオリはその場を後にした……

 

 

ルキナ

「ええ……意外と皆そっちなんですか? ハンター増やす方なんですか?」

 

 

フェイ

「うわあ、どうしよう……今になってハンター放出に入れたの後悔してきた」

 

 

りんご

「今何票入ってるんですか?」

 

ハリエット

「そこまでは知らないわ。 少なくとも、フェイとアンタとアタシで3人は投票済みなのは確定だけど」

 

 

ピーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

3人の近くに、ハンター……

 

 

りんご

「そちらの……『毛並みの揃った女性』の方?」

 

 

フェイ

「はい? 私のことですか?」

 

りんご

「あなたはどっちに投票したんですか?」

 

フェイ

「私はハリエットに言われて、アップの方に……」

 

りんご

「いたっ!」

 

フェイ

「ええっ!?」

 

 

 

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ピーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

ハリエット

「うわっ、来てる!」

 

3人にハンターが迫る!

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