バカとテストと召喚獣~オレと兄さんとFクラス~ 作:アカツキ
急に思いついたので書きました。
飛ばしたい方はスルーして下さい。
読まなくても本編には影響がございません。
とあるいつもと変わらない朝。僕は目が覚めた。
鳴り響く目覚まし時計によってだ。
「おはようございます。明久お兄様」
ベッドの横に立っている人影。ああ、光正か……ん?光正?
「ごめん。今なんて言った?」
「おはようございます。明久お兄様」
明久
「……何が狙いだ?命か?富か?名誉か?」
「狙いですか?そんなものございませんが?」
しかも今気付いたがこの男。燕尾服を着ているぞ!?まぁ、仕入れるルートはいくらでもあるが……それにしても……。
「君は誰だ?」
「はて?吉井明久お兄様の弟にして、名を光正と申します」
仕方ない。あくまでシラを切るというのなら、確かめてやろう。
「じゃあ、これを見るんだ!」
バンッと、見せつけたのは巨乳のグラビア写真。僕の知ってる光正なら震え戦き、逃げようとするはずだ。
「やはり、明久お兄様の好みは巨乳の方なんですね。私はそういうのもいいと思いますよ?」
な・ん・だ・と!?普通に見ても何も感じないのかこいつ!?
「そんなことより、明久お兄様。朝食の用意が出来ております」
……ここは何処だろう。夢の世界なのか……?だって、あの光正が僕の為に朝食を作ってくれるはずがない!というかこいつ敬語だし何なんだ!?
……夢の世界だと思っていました。しかし、頬を抓っても痛いです。
そんなことを思いながら学校に行こうとする。お?あれは雄二と霧島さんかな?そうだ!光正の異常事態を知らせないと……!
「雄二!霧島さん!大変だーー!」
「吉井兄。どうしたの?大丈夫?何が大変なの?」
ちょっと待て。霧島さんはこんなに口数が多くないぞ。もう、この時点で嫌な予感しかしない……
「どうしたんだ明久?固まってるが」
おぉ!雄二!君だけはまとも――
「俺の翔子がどこか可笑しいのか?」
――じゃない!?俺の翔子!?僕の知ってる雄二なら思っていてもそんなことを口には出さないぞ!?
「もう雄二ったら~俺の翔子って」
「ははっ、当然だろう。俺たちは結婚を約束した大の仲良しだからな」
……なんだコレ。僕の知っている光正と天草さんと同レベルのバカップルぶりだぞ?
「…………(スタスタ)」
あれはムッツリーニ!そうだ、ムッツリーニならこの状況何とかしてくれるかもしれない!
「ムッツリーニ大変だ!雄二と霧島さんが物凄いバカップルになっている!」
「…………ムッツリーニ?」
ま、まさか!ムッツリーニが自分ということに気付いてないのか!?というかこの時点で明らかにおかしいけど……!
「こ……康太!雄二と霧島さんがもの凄いバカップルになってるんだけどどうしよう!」
「…………いつものことだろ?何を今さら」
い・つ・も・の・こ・と!?
「ははは。寝ぼけてるのか明久?」
「そうよ。私たちは学年一のカップルで有名でしょ?」
「何を言ってるんだ?学園一だろう?」
「違うわ。日本一」
「じゃあ、世界一だな」
「ううん。宇宙一」
わぁー本当のバカップルじゃないかー。ここまで来ると僕の知る光正と天草さん以上かも。
「というか明久。康太のことムッツリーニとか言ってたが奴がムッツリなわけないだろ?」
「え……?」
待つんだ雄二。ムッツリーニからムッツリが抜けたら何が残るんだ。
「そうよ?土屋君は学年一ウブで有名なの」
「…………そんな事実はない」
ほら、ムッツリーニも否定しているよ。さすがにあのムッツリーニが学年一ウブなわけがない。
「あ、あんなところにスカートが捲れている子が……」
「…………(ダッ)」
おかしい。普段の彼ならカメラを構え言われた方向に走り、シャッターを切ると同時に鼻血を出すのに、今の彼は言われた方向と真逆の方向に猛ダッシュしている……。演技でもこんなことやつに出来るはずがない!
「一体何が何やら……」
「まぁ、独り身のお前には辛い現実だろうな」
雄二が素直になるとこんな感じなのか……後、辛いのは僕が独り身であることに関してじゃない。
ん?独り身といえば光正の彼女がまだ残ってる!
「……あ、紫乃と吉井弟だ。おーい」
そうだ。天草さんはまともなはずだ!……って、あれ?腕組んでるのは恨めしいがまだ分かる。
問題は……
「ねぇ雄二。何で天草さん。あんなに怯えた感じでいるの?」
「何寝ぼけたこと言ってんだよ。天草は極度の男性恐怖症だろ?」
おっと。こりゃ大問題だ。というか、もうこの時点で僕の知っている天草さんじゃない。
「あれ?男性恐怖症じゃ、光正も苦手なんじゃ……」
「まだお前頭が起きてないのか?えーっとな……」
なんでもこっちの光正は幼い時にこっちの天草さんを助けたことがあったそう。その時点で天草さんは既に男性恐怖症だったらしいが、光正の優しさ(こっちの光正には優しさが存在したのか)に触れていくうちに光正だけは大丈夫になったそうだ。そして、約一年程前から付き合っているとのこと。
おかしいな。こっちの雄二は霧島さんへのツンがなくなって、僕にも優しい気がするよ。
「あれ?天草さんってあんなに小さかったっけ?」
「はぁ?一日で背が何センチも変わるわけないだろ?」
「それもそうだね……」
そんなこんなで、僕らは教室へ向かうのだった。
教室にて、秀吉が女子の制服を着ていたがもうそこはスルーだ。むしろ秀吉の性別が『秀吉』から『女』になっただけで、他のメンバーの変わりように比べたら可愛いものだ。
「あれ?光正は?」
「はぁ?あいつはAクラスだろ?何言ってるんだ?」
そりゃそうか。僕の知ってる光正も本来はAクラス行けたレベルだったし、不思議じゃないか。
「明久君。おはようございます」
「あ、姫路さん。おはよう」
よかった。姫路さんはいつもと変わってないみたい。まぁ、姫路さんまでおかしいわけがないか。
「ところで明久君。消しゴム落としちゃって、探してもらえませんか」
「あ、うん」
「ちょっと小さめのやつなので探しにくいと思いますが……」
申し訳なさそうに言う姫路さん。
僕も探そうと四つん這いになる。すると、僕の腰に誰かが座った。
「雄二。僕は今探しているから乗らないで」
「はぁ?俺がお前の上に座るわけないだろ?」
「え?じゃあ、誰が……」
「あれ?この椅子。なんで喋るんでしょうか?不思議ですね」
ははは。姫路さんの声が僕の背中の方から聞こえるぞ?まっさか~
「もうダメですよ瑞希さん。明久さんを椅子にしてはいけないと何度も言っているでしょう?」
そして美波が注意する。口調がおかしいがもうそんな些細なことで驚かないぞ。
「違いますよ美波ちゃん。明久君がどうしても私のげぼ……椅子になりたいと言ったので仕方なくです」
はははっ。あの優しい姫路さんが僕を下僕扱いしようとするわけないじゃないか。
「そうだったのですか?」
「はい。明久君がどうしてもって言うので」
「言ってないよね!一言も言ってないよね」
「明久君。そんなに私の爪先を咥えたいですか?」
どこの変態だよ!
文字通り受け取るとどこのド変態が望むプレイなのだ。まぁ、文字通り受け取らないのなら、これ以上喋ると僕の口を姫路さんの足で塞ぐという意味だろうか。
あぁ神様。どうか。どうか優しい僕の知っているもとの姫路さんを返してください……
「全くお主らは……もう朝のHRじゃぞ?西村教諭が来る前に座るのじゃ」
「私たちはもう座ってますよ?ねぇ。明久君?」
「瑞希さん。冗談はそこまでにして、早く席に戻りましょう」
あはは……誰か助けて。
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