Fate/Grand Order -episode of saiyan- 作:岸波
お待たせしました
ゆっくりとご覧ください
~フランス 某所〜
「アレ?ここは…何処だろう?」
山吹色の道着を来た少年が現れた
どうやら彼ははぐれサーヴァントの様だ
「うーん、何故か分からないけれどここから動けないみたいだ。1箇所に邪悪な気を感じるし…どうなってるんだろう」
少年はとりあえず空き家を見つけ、そこで来る時を待つ事にした
時が来ればわかるような気がする、と
〜フランス、草原〜
「おー!フランスだ!チャオ!」
「先輩、ボンジュールです」
「そうだっけ?」
『聞こえるかい、二人共?』
「はい、聞こえていますドクター」
『よし、それなら結構。今は1431年で丁度百年戦争の真っ只中だ、だけどこの時期は休止期間の筈だ』
「戦争なのに休みがあるの?」
「はい、百年戦争の名の通りずっと戦っていた訳ではありません。この時代は比較的のんびりしたもので、捕えられた兵士を金で取り戻したなんて話も…先輩?」
「ねぇ、アレは…何?」
「何が…え?」
『どうしたんだい二人とも、空なんか見上げて』
「ドクター、説明を求めます。アレは何ですか?今画像を送ります」
『んー、ん!?何だこれは…!光の輪…いやアレは次元の穴か!?魔術式のようなものだと思うけれど…』
「次元の穴?別次元に繋がってるってこと?」
『その様だ、またわかったら連絡するよ。っと、君達の近くに生命反応だ』
「アレは…兵士の様ですね、どうしましょう先輩」
「とりあえず話しかけてみよう、何かわかるかもしれないし」
「わかりました、コンタクトを取ってみましょう」
そう言ってマシュは兵士達に話しかけに行った
リツカは次元の穴を見つめた、何やら悪い予感がしてならなかった
禍々しいあの穴の向こうに何があるのか
背筋が凍る思いだ
「せ、先輩!!」
「どしたのマシュ!?」
「何故か敵襲だって叫び出して何人もの兵士達が向かってきます!」
「ええ!?」
『あの次元の穴についてわかった…って何で武装兵に取り囲まれてるんだい!?』
「察してください!ドクター、この場合どうすれば…」
『この世界でどうしようとここは隔離された時代だ、タイムパラドクスなんて起きないから戦闘になっても問題ないだろうけど…』
「なら峰打ちとかでなんとか乗り切ろう、やれる?」
「…わかりました!マシュ・キリエライト、峰打ちで行きます!ファイヤ!」
『燃やしちゃダメだよ!?』
「せぇや!」
マシュが盾で兵士の後頭部に衝撃を与え、何とか峰打ちで済んでいた
しかし峰打ちなど慣れていないので、マシュは想像以上に疲労していた
最後の兵士に峰打ちを終えると、兵士達は慌てて逃げていくのであった
「戦闘終了です、先輩」
「お疲れ様、マシュ。大丈夫?」
「肉体的ではなく精神的に疲れました、盾での峰打ちは難しいですね…学びました、ただ峰打ちが甘かったようです。」
『逃げていったね、彼らはその先の砦へ逃げるようだ。こっそりついて行ってこの状況を問い詰めよう、くれぐれも問題を起こさないようにね』
「かしこま!じゃあ行こうか」
「はい、追いかけましょう先輩」
〜フランス 砦〜
「おかしいです、今は休止期間の筈なのに兵士達が疲労しています。小競り合いがあったとしても、倒れている兵士が多いように思えます」
『酷いな、内部はボロボロだひ外装はそこそこだけど…砦とは呼べないぞ!?』
「戦いがあったのかな?」
「いえ、それは有り得ません。シャルル7世がイギリス側と休止条約を結んだはずですから」
『とりあえず話を聞いてみよう』
「わかりました」
「ひぃっ、また来たぞ!!」
「ボンジュール、私たちは旅の者です。決して貴方達に危害を加える事はありません、どうか武器を置いてくださいムシュー」
「そ、そうなのか?敵ではないのか?」
「はい、ですのでこの現状について教えてくださいますか?」
「何も知らんのか?シャルル王が殺されたんだ、魔女の炎によってな」
「魔女?」
「そうだ、蘇ったんだ!悪魔と契約して!」
「誰が蘇ったんですか?」
「ジャンヌ・ダルクだ!彼女は竜の魔女となったんだ!」
「ジャンヌ・ダルクって聖女様じゃ?」
「はい、ジャンヌ・ダルクは世界的にも有名な英雄です。決して魔女になるような逸話はありません」
「き、来たぞ!ほら起きろお前達!頭から喰われちまうぞ!」
「え?何が来たの?」
『リツカちゃん、マシュ!魔力反応だ!この反応は…ワイバーンだ!』
「ワイバーン!?先輩、フランスにはこのような幻竜種は勿論存在していません。イレギュラーです!」
「戦闘だね!いくよ、マシュ!」
「はい、先輩!」
今回はオリジナル要素は少ししかありません
次から戦闘〜あの聖女様が登場して色々する話です