IS×仮面ライダー 仮面ライダー炎竜   作:柏葉大樹

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解説
登場人物


柏葉大樹

 とある神様のミスでIS世界に転生した本作の主人公。原作知識はあるもののそれを利用してハーレムを作ろうなどとは考えない常識的な人物でIS学園入学後は懸命に努力していた。実家へ帰省した際に両親から仮面ライダー鎧武に出てくる戦極ドライバーと3種類のロックシードを渡される。以後は仮面ライダーとしてインベス、女性権利団体と戦っていた。様々な事件に関わっていたもののISでは一夏ほど活躍できず、精々が他の専用機持ちのサポートであった。IS操縦に関しては2学期中盤でまずまずの技量になった。2学期の終わりごろにとある事件から学園を離れ、その5年後に焦土となったIS学園にて死亡する。どういうわけか別のIS世界に転生、再び仮面ライダーとなる。

 前世におけるとある戦いで精神が崩壊、自身の命を顧みずに相手を殺す戦闘マシーンのようになっていた。平時ではそのようなことは無いが前世において因縁のある兄、柏葉勇吾に関連すること、戦闘の長期化によってそのような一面が強く出てしまう。仮面ライダー鎧武、葛葉紘汰の手によって、本来の人格が復活、転生前の人格との統合によって心優しい人物へと戻った。しかし、そのために前世の記憶によるトラウマで一時期、戦線を離れていた。前世からM、織斑マドカに思いを寄せてはいるが告白できないチキン。幼少時に両親の手により、難病に治療のためにヘルヘイム植物から抽出、生成された物質を投与されている。戦いにおけるセンス、才能は並のレベルだが、前世からの経験で多彩な戦い方をする。幼少期に両親が死亡しており、後見人であるマドカたちの両親のもとで保護、織斑家で居候をしている。

 学園に来てからは前世からの経験で専用機持ちを相手に圧倒するほどの実力を発揮する。戦いではインベスたちの知識が豊富ということもあり仲間をまとめる立場になる。現在は記憶を取り戻したマドカと関係を持つように。直接的に好意を伝えられ、なんだかんだで毎回毎回致すことを致している。臨海合宿前にしたデートでマドカに好意を告白して晴れて恋人同士になり、婚約をする。

 勇悟との決戦では勇悟からの条件と仲間を巻き込まないために単独行動をした。本人の中である程度は仲間を頼るようになってきているもののまだまだ難しい部分が多い。これまでの経験での精神的な弱い部分は克服できておらず、異世界で戦った幻魔王信長にその部分をつけこまれたために仲間たちを危険にさらしてしまった。

 その後の戦いでは仲間たちの応援に駆け付けるなどの活躍もあった。

 2年生に上がってからは異世界からやって来た強力な敵である十三異界覇王たちとの戦いに身を投じることに。その内の一体である獄炎龍覇王ファブニールに何やら因縁を付けられる。大樹本人はそれにはあまりこだわりを見せず、ただ単に向かって来たら迎撃するという姿勢である。

 

 

 

 

 

 

 

織斑万夏(マドカ)

 大樹の幼馴染。大樹が最初に転生した世界では2学期で一夏を殺そうとした事件で出会った。最初の世界では紆余曲折を経て、大樹に保護され千冬、一夏と和解する。大樹の最後を看取った際はその場にいた誰よりも悲しんでいた。本編では両親、姉弟と共に暮らしていたため、年相応の少女となっている。大樹には幼馴染以上の感情を持っているらしく、束に抱き着かれている大樹に嫉妬のこもった眼差しを向けていた。大樹のことは大ちゃんと呼び、かなり慕っている。大樹が仮面ライダーとして戦うことには反対はしないものの内心はかなり心配しており、出来れば戦ってほしくはないと考えている。年の割に小さい体躯を気にしている。

 大樹が戦うようになってからは心配を押し隠していたものの、所々でその不安から大樹に戦う理由を問い掛けていることがあった。大樹の変身した姿や大樹の専用機に既視感や懐かしさを覚える、大樹の前世での死ぬ姿が幼少期に夢で見たことがあるなど、前世とのつながりが節々で見られる。本編において所々で書かれているように体が弱く、中学生の頃ではそうではなかったものの、IS学園入学後、大樹が専用機に乗るようになってから断続的な体調不良に見舞われている。

 現在、大樹と同じように前世の記憶を取り戻し、その世界の人格が主人格になっている。紘汰が大樹に渡した愛機、黒騎士に乗り、その実力をいかんなく発揮。ISでの戦闘では大樹を模い詰める程。大樹のことは前世から異性として意識しており、記憶を取り戻した直後、一気に関係を推し進めた。あとは順調に関係を発展させつつ、結婚まで推し進め、最後は家族に囲まれながら穏やかに幸せな人生を大樹に送らせる予定。FGOで言うところの絆レベルがもう少しで10に到達するというレベルなのでとにかく大胆なアプローチをかけまくり。なお、前世のことを全て思い出しているために大樹が戦うことに関してはかなりの不安を抱えているがゆえにできるのなら大樹のそばで共に戦いたいと考えており、そのことは大樹にも伝えてある。

 大樹の告白によって、現在は婚約関係になっている。勇吾たちと対面したときにはISを部分展開して攻撃するなど豪胆な一面も。

 臨海合宿の後に鳳蓮から戦極ドライバーを渡せれ、仮面ライダーとなる。戦いでは元々使っていたISであるサイレントゼフィルスと黒騎士に近い性能のロックシードを使用しているためか善戦しており、強敵であるイリーナが変身したオーバーサイレンインベスとの戦いでは圧倒するほどだった。

 その後は大樹と共にヴァルハラに協力し、インベス退治をしている。

 2年生進級後は大樹との同室に戻っている(正確には1年生の冬休み直後)。今回の十三異界覇王の襲来にはある種不安を抱いてもいる。

 

 

 

 

 

 

織斑一夏

 大樹の幼馴染でマドカの双子の兄。最初の世界、二度目の世界は共に原作の通りの人物でヒロインズとの騒動を納めていた大樹がストレスで胃がやられるほどだった。千冬以外の家族がいることで剣道は中学でも続けており、原作よりかは技量は高い。また、IS開発への経緯やそのほかの事情などから第2回モンド・グロッソ世界大会における誘拐事件は起きなかった。原作よりは無茶な行動は少なくはなっているものの唐変木は相変わらずで周囲の友人たちは頭を抱えている。大樹が仮面ライダーとして戦うことには反対せず、自身も共に戦うと言った。

 仮面ライダーとしては高いセンスを有していることもあってか、順調に勝ち星を挙げている。兄としてマドカが大樹に思いを寄せているのは知っており、そのことでいらぬ発言が多い。また、ISを動かしたことなどから周囲がそのしわ寄せを食らっているということで本人の知らないところで恨みを買われていることが多い。また、デリカシーの無いところもあり、そのことでトラブルに見舞われることしばしばある。

 

 

 

 

 

 

 

 

織斑千冬

 一夏、マドカの姉。本編の舞台となる世界ではモンド・グロッソを2連覇しており、その後に大学へと戻り、教員免許を所得後、半年間ドイツで教習を行い、IS学園の教師となった。私生活がずぼらであることは変わらずだが、学園では教師として常識的な人物となっており、生徒の前で柔らかな表情を見せることも多い。IS学園で教師をしていることは一夏も知っている。大樹は弟同然に思っており、冗談交じりでマドカと結婚すれば気兼ねなく家族でいられるなどと言う。大樹が仮面ライダーとして戦うことは反対せず、大きな力を持つ者には大きな責任を持つことになるなどの言葉を掛ける。

 インベスとの戦いでは現在でも使っている専用機、暮桜に駆る。実力は衰えておらず、インベスに手傷を負わせる。学園では厳しくも生徒たちを導こうと努力している。

 大樹とマドカが前世の記憶を持っているということを聞いても二人を受け入れた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

篠ノ之箒

 原作の一夏のヒロインズ1号。本作では日本の代表候補生となっている。白騎士事件などの経緯が原作と違うこともあり、中学生となった現在でも一夏たちと共にいる。候補生となっているため大きな休みは訓練を行っているなど友人たちと過ごす時間が取れないことを気にしている。本作では木刀を振るうなどの暴力沙汰を起こすような人物ではなく絶滅危惧種の純大和撫子となっている。一夏との関係には思い悩んでおり、親友となっている鈴に相談することも。

 代表候補生として、高い技量を有しているもののいまいち発揮できる場面がない。ただ、剣道の技量は高いので、こと接近戦ではほかの代表候補生でも簡単に太刀打ちできない。

 一夏に好意を伝えたものの、それは友人としてしか伝わってなく、夜の浜辺を全力疾走したそうな。

 

 

 

 

 

 

 

篠ノ之束

 箒の姉でISの生みの親である天才科学者。本作では中学時代のクラスメイトとの交流を経て、常識的な人物となっておりISの研究・開発を行う研究所の所長を行っている。各地で公演を行う傍ら、ISの開発も行っている。ISコアの開発、研究が現在の主な研究である。最初の世界では原作通りの人物であったために大樹との仲は壊滅的に悪かった。大樹のことは千冬同様に弟も同然で何かあれば絶対に味方になるなどの発言も多い。マドカとの関係でおちょくることも多い。千冬と違い、すでに結婚しており、甘々ムードを垂れ流していることも度々見られる。

 ISを動かせる大樹を保護するために自身の研究所の所属パイロットとして雇い入れた。仕事に関しては時折、締め切り間際にやり残したものを思い出して、旦那の協力の下で急ピッチで仕上げることもあり、その時は大抵奇声を上げている。

 中学時代に正則と出会ったことでそれまでは自分の中でのみ完結していたISが大幅に飛躍する。武人よりも戦闘狂の気質のある父、柳韻と穏やかな大和撫子の母の楓の愛情をそれとなくは理解しており、正則との出会いでそれをより一層深めた。正則とは当時はあくまで喧嘩友達に近かったものの、ISの学会発表の後から急速に正則に対して心を許していった。その後は大学在学中にJAXAに籍を置いていた歌星賢吾の協力の元でISを完成させた。現在はある事件で保護した黒江(この世界におけるクロエ・クロニクル)を養子として引き取り実の娘として愛情を注いでいる。

 

 

 

 

 

 

 

 

岩城正則

 本作のオリジナルキャラクターで束の中学時代のクラスメイトで夫。束の人格矯正に一役買っており、束曰く「ダーリンが居なかったら、世界をめちゃめちゃにしてしたかも。」と言わしめるほど。束のISの実現にも一役買っており、必要な技術の確立や欠点の修正など束にとっては公私ともに欠かせないパートナーとなっている。夫婦別姓なのは正則自身もISに関する研究を行っており、研究などの都合が理由である。大樹曰く、近所の優しいお兄さん。束LOVEで妻と毎晩毎晩、R18指定の営みをしている。

 仕事においては束の補助を行うことが多い。千冬とも中学時代にクラスメイトだったが体育会系の千冬よりも、束と一緒にいることが多かった。束のやり残した仕事に関しては常々、気を付けるよう言っているらしいが効果はいま一つ。

 今の仕事をする前に何やら仮面ライダーとして戦っていたような発言が束から出ている。また、久しぶりに会った勇吾にヘキサオーズと呼ばれていた。鴻上ファウンデーションとも繋がりがあるらしい。

 大樹たちの戦いの中で鴻上ファウンデーションから新たなオーズドライバーとメダルを渡され、仮面ライダーオーズNEOに変身する。高い戦闘力に加え、高い経験値で勇吾が生み出したインベスたちと戦った。

 中学時代では現在からは考えられないほどに荒んだ性格をしていた。酒浸りの父に失踪した母と最悪の家庭環境であったことと人類の最高種であるという自覚から他人に対してかなり懐疑的だった。束とはあった瞬間に同族であることを理解するも、自分よりもはるかに恵まれた環境にあった束にきつい言葉を掛けた。その後は千冬と共に束のIS研究に巻き込まれるも本人もなんだかんだ言いながらアドバイスをしていた。高校生の時にISの発表直後にガイアメモリ犯罪で逮捕された父と再会、感情のままに父親を暴行したことで絶望し、ヘキサオーズへと変身した。この世界の白騎士事件はヘキサオーズに変身した正則が洗脳され、ヘキサオーズの固有能力である機械の操作によって引き起こされた。その時の事件でヘキサオーズの力を何とかコントロールし、事件を収めた。それからはヘキサオーズに変身して各地で違法研究をしていた研究所などを破壊していた。その過程で黒江を保護する。現在は父親として黒江に愛情を注いでおり、さらには義理の家族とも関係は良好である。苗字は岩城だが戸籍上は婿養子となっている。

 

 

 

 

 

 

 

 

凰鈴音

 原作の一夏のヒロインズ3号。本作では両親の離婚が無かったため、中学2年の春休みである今の時期でも日本にいる。箒とも小学校からの付き合いで親友になっている。一夏には一時期惚れていたがあの鈍感振りに急速に恋心が冷めた。それからは親友箒の恋愛の相談を受けるなど友人たちのお母さん役になっている。原作の様に快活で物怖じせずにはっきりものをいう。適正があったことと候補生となっている箒に追いつくためにIS学園に入学できるよう努力している。大樹のことはなんだか放っておけない男友達と認識しており、仮面ライダーとして戦うことには友人たちの中では最も反対していた。マドカが大樹に思いを寄せていることは知っており、そのことも踏まえて大樹にきつい言葉を掛けることも多い。

 IS学園に入学が決まっているが、諸事情で現在は中国にいる。

 中国の代表候補生として、大樹たちに遅れて入学。一夏への恋心を抑えられなかったらしく、トーナメント大会での決闘を一夏に申し込んだ。また、未熟ながらもインベスの襲撃においては最後まで戦っていた。この時のインベスの乱入によって決闘はうやむやになってしまったが自らの恋を成就させるべく奮闘を決意した模様。

 事件に巻き込まれることもあるが、他の専用機持ちと協力して避難誘導するなど大樹たちをサポートする場面が多い。

 

 

 

 

 

 

 

呉島光実

 仮面ライダー龍玄。現在では沢芽市復興局復興支援課、通称ヴァルハラに所属している。仮面ライダーとして戦う一方で情報収集のために世界中を飛び回る。仮面ライダーとしての実力はかなりのものである。大樹にとっては尊敬する先輩ライダーでもある。過去の過ちを経て、人間として大きく成長しており、大樹を共に戦う仲間として見るだけでなく成長中の一人の若者として見ている。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ザック

 仮面ライダーナックル。光実と同じくヴァルハラに所属している。主な任務はインベスや国内で動くアーマードライダーの制圧。ダンサーとしても卓越した人物で、数年前まではメディアでも取り上げられるほどになっていた。現在では元チームバロンのメンバーで弟分のペコの姉、アザミと結婚している。大樹からすると頼れる兄貴分。大樹が前世からインベスと戦い、苦しい戦いをしていたことに誰よりも心を痛め、その感情もあらわにしていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

呉島貴虎

 仮面ライダー斬月。現在は第一線での任務を弟、光実らに任せている。ヴァルハラのトップ。仮面ライダーとしての技量は衰えておらず、現在でもアーマードライダー最強の一人である。大樹の両親とはユグドラシル時代の部下で、大樹の名付け親でもある。若い世代に戦いを任せていることを誰よりも心苦しく感じている。

 

 

 

 

 

留芽颯斗

 大樹たちがIS学園で出会った仮面ライダー。整備科を志望している学生で大樹たちと同い年。日本の代表候補生の更識簪とは幼馴染。ロイミュードの幹部、ハート、ブレン、メディックの力を借りて戦っていたが現在はとある事件から戦うことを拒否している。

 トーナメント大会におけるインベスの襲来で戦う大樹たちの姿に触発され、自身の中に戦おうとする強い意志が復活、簪から預けていたマッハドライバー炎を手に取り、変身した。

 一夏のことは簪の専用機の一件から強硬な姿勢をとっているものの大樹や万夏には気さくに接している。根っからのアニメオタクで簪ともその話題で盛り上がることが多い。簪のことは普段は「簪」と言うが近しいメンバーの前では「かんちゃん」と呼ぶなどかなり近しい関係である。 

 ちなみに楯無に胸を押し付けられるなどのそう言ったことへの耐性が極端に低く、真っ赤な噴水をあげること多い。

 大樹とマドカが前世の記憶を持っていることに関しては今一、理解しきれていない部分もありつつ、「アニメのネタの一つ」と言い切って二人を友人として受け入れた。その時に授業をサボろうと誘っていた。

 大樹と勇吾の戦いの後、因縁のある相手であるロイミュード109と戦う。その際にハート、簪と大切仲間に危害が及んでしまったが再集結した特状課の協力の元で強化したブレンたちと戦う。戦いの中で進化したハートと共にロイミュード109を打倒した。

 十三異界覇王の襲来後はグロンギたちと交流を深める。元々、ハートたちロイミュードと関わっていることからそこまでグロンギたちに対しては警戒していない。ガドラを筆頭にバベル、ジャーザに鍛えられており、これまでのケンカ殺法から基本的な戦い方を学び始めている。

 

 

 

 

 

 

 

 

更識簪

 日本の代表候補生。今作では颯斗の幼馴染である。IS学園に入る前から颯斗共に戦っていたためにインベスに関わることにも冷静に対応していた。

 過去のとある戦いから颯斗からマッハドライバーを預かっていた。颯斗には異性として意識している面もあるが今の所はアニメオタク仲間として幼馴染として仲良くしている。

 専用機の件に関しては一夏に対する思いはそうでもなく、開発の中止を言われた際に製造途中の専用機を自分に譲ってほしいと直談判した経緯がある。今では颯斗、本音と共に開発を行っている。

 専用機は最終的には束の手助けを受けて完成。タッグトーナメントに出場して好試合を行った。

 


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