「さーて、次の内容はどうする?」(大樹)
「じゃあ、一夏のことってどう思っているの?」(颯斗)
「一夏か?ん~。まあ、友達だよ。」(大樹)
「それだけ?彼女のお兄ちゃんでしょ?」(颯斗)
「そうだけど、それよりは友人としての付き合いだからなあ。」(大樹)
「向こうは親友だって言っていたけど。」(颯斗)
「まあ、4,5歳の時からの付き合いだからな、向こうは親友だって思っているけど。俺は付き合いの長い友人って言う認識だよ。」(大樹)
「お~、意外な温度差。」(颯斗)
「まあ、そう言う感じだよ。特に仲が悪いわけじゃないし。」(大樹)
「ふ~ん、それとさ、あいつモテるでしょ?」(颯斗)
「まあな、無自覚に女子を惚れさせるから余計にたちが悪いけど。」(大樹)
「付き合っている人とかいるの?」(颯斗)
「あいつにそういう人がいたら、これまでに多くの女子が泣いていないんだよ。お前の頭は顔以外は飾りなのかってくらいに超!超!超!鈍感だぞ。ほんとに唐変木だから。」(大樹)
「ホント?普通はこの子ってもしかして?みたいに思うけど?」(颯斗)
「ないないない。デートを誘いを買い物だと勘違いしたりするし。」(大樹)
「ねえ、後ろから刺されない?」(颯斗)
「そうならないように後始末をしていました。」(大樹)
「気苦労が絶えないね。」(颯斗)
「颯斗はどう思うの、一夏は?」(大樹)
「かんちゃんの専用機の件に関しては恨んでいたけど、結局は倉持の方が悪いし、人としては悪くはないけど、正直なところはあまり積極的に付き合おうとは思わないかな。食事とかはやけに誘われるけど乗り気がしないし。」(颯斗)
「こっちが気を使っているのにそれが分かっていないからなあ。俺の方は周りが気を遣うよりも俺が単独行動が多いせいで自然と二人だけ、ってなるからな。」(大樹)
「あ~分かる~。大樹がなんかにぎやかなところにいることがないよね。」(颯斗)
「小さい頃、兄貴が親を殺してからマスコミが白熱してさ、押しかけてくるんだ。どこ行っても人、人、人。それが俺のことをさ人殺しの家族ってな。正直に言えばさ、どうして俺がって思ったよ。会う人会う人がそうだからさ、小学校の時なんかは一夏たちと比べると学校を欠席することもあったよ。その欠席の頻度も多くなって、中学校の時には半年くらいかな、学校に行かなかったよ。」(大樹)
「それって、不登校?」(颯斗)
「精神的に参っていたんだ。それで剣道の道場も休んでいたし、ほとんどがベッドの上でさ、このままかなって思ってさ。」(大樹)
「それで、どうなったの?」(颯斗)
「飛んだんだよ、記憶。」(大樹)
「飛んだ?」(颯斗)
「こっちで生まれてから生きてきた記憶が全部飛んで、前の世界の記憶を思い出したんだ。」(大樹)
「その、精神的に参っていたの?」(颯斗)
「ああ、うん、そうだな。完全に精神はやられてた。」(大樹)
「それで記憶が思い出せなくなって、その代わりに前の世界のことを思い出して、それで?」(颯斗)
「それでも、精神的には壊れてて、インベス事変で世界を救った仮面ライダー鎧武に助けられてまあやっと回復して、記憶も戻ったよ。」(大樹)
「今は、大丈夫?」(颯斗)
「いや、大丈夫じゃない部分もあるよ。でも、前よりははるかにまし。颯斗はどうだった?」(大樹)
「う~ん、まあそのうちに。」(颯斗)
「まあ、良いよ。話したくなったらその時に。」(大樹)
「それでさ、万夏ちゃんと付き合って、どんなことをしてんの?」(颯斗)
「それ聞く?」(大樹)
「聞くさ、主に(ピー)以外の時のことを。」(隼人)
「いや、何も変わったことはしていないよ。時たまデートして、一緒にテレビ見たりとか、映画を見たり、そんな感じ。」(大樹)
「他は?」(颯斗)
「何が?」(大樹)
「デート以外のこと。」(颯斗)
「一緒に勉強したり、たまに一緒に訓練したり、あとはテレビ見たり、映画を見たり。」(大樹)
「嘘でしょ?(ピー)以外すこぶる普通なんだけど!」(颯斗)
「何を期待してたのさ。」(大樹)
「だって、万夏ちゃんさ、織斑先生の妹じゃん。織斑先生さ、あれじゃん大〇〇美やザキ〇〇やさあの、、、そんなレベルじゃん!!何かセレブ的なものがあるでしょ!!」(颯斗)
「無いよ。」(大樹)
「え?」(颯斗)
「金はあるけどさ、大体は一夏、マドカ、俺の教育資金に消えているよ。それ以外だと家のローンの完済、大学の入学費用もろもろも自分でやったから、残っているけどそれは普通に貯金だからな。いう程のセレブじゃないよ。」(大樹)
「ええと、つまり?」(颯斗)
「世間一般の生活と変わらないよ。」(大樹)
「え~、何かないの?」(颯斗)
「他か?強いて言えば、ペンギンが好きってことかな。」(大樹)
「それは聞いていないけど、種類は?」(颯斗)
「皇帝ペンギン、でも全般好きだよ。」(大樹)
「万夏ちゃんは知ってんの?」(颯斗)
「知っているというか仲良くなったきっかけはそれだよ。あのさ、颯斗の方は簪とは初めてであった時ってどうだった?」(大樹)
「う~ん、知り合ったきっかけはのほほんなんだ。3人とも同じクラスで、かんちゃんは人見知りでね、話す接点は無かったよ。」(颯斗)
「あ~、のほほんさんが話しかけてきて、で紹介されたと。」(大樹)
「お互いぎこちなかったよ。でも、一緒に遊ぶうちに仲良くなって、今に至る。」(颯斗)
「完全にあれだろ、友達がすごくかわいくなってそれで異性として意識するパターンだろ。」(大樹)
「それは大樹もでしょ?」(颯斗)
「いや、俺は最初からほの字だよ。」(大樹)
「変わらないよ。好きになったタイミングが違うだけで僕ら同じタイプだよ。」(颯斗)
「そうだな。」(大樹)
(バリボリ、バリボリ。このおせんべい、おいしいね。)
(小父さんのお気に入り。俺はこれかな。)
(コーラグミ?ジンジャーエールを飲んでいるのに?)
(良いんだよ、これで。)
(そう言えば、臨海学校に出たあのインベス、前の世界でも戦ったの?)
(ああ。あ、そこのおかきを取ってくんない?)
(良いよ。)
この後、二人はお菓子をぼりぼり食べながら来る夏休みについて話していた。この時の二人にはまだ夏休み以降に自分たちにとって非常に因縁深い相手との決着を着けることになるとは予想だにしていなかった。
ほのぼの日常回が終わりました。次は二人の彼女たちの座談会です。時期はコラボが進行する中でやります。それでは~。