IS×仮面ライダー 仮面ライダー炎竜   作:柏葉大樹

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 第1.5部4章、エグゼリオン編スタート!!


仮面ライダーエグゼリオンwithドクターライダーズ
仮面ライダーエグゼリオンwithドクターライダーズ 第1話


side三人称

 「ギヤアアアアア!!」

 「はあああ!!」(炎竜)

 

 冬の寒さがやって来た夜の街、ネオンが輝く中でゾウに似た巨大な異形=ゾウインベスを相手に無双セイバーナギナタモードを振るう炎竜。その巨大な体躯から繰り出される一撃を炎竜は完全に見切り、カウンターの斬撃を絶え間なく放っていく。その一方で、

 

 「キシャアアアア!!」

 「やああ!!」(ヴァルキリー)

 

 ゾウムシの特性を有するゾウムシインベスとヴァルキリーが戦っていた。ゾウムシインベスの体表は非常に硬く、そう簡単にダメージを与えることが出来ない。だが、ヴァルキリーはブルーライフルでゾウムシインベスの関節など柔らかい部位に攻撃を加えていく。

 ゾウインベスもゾウムシインベスも見るからにかなり消耗していた。

 炎竜とヴァルキリーはそれぞれインベスにとどめを刺すべく動いた。

 

 ≪ロックオン!1,10,100,1000,10000!ドラゴンフルーツチャージ!≫

 ≪カモン!ブルーベリースカッシュ!≫

 

 「はああああ!!」(炎竜)

 

 炎竜は無双セイバーにドラゴンフルーツロックシードをセット、そのままジャンプして一気に距離を詰めてゾウインベスの肉体に竜のオーラを纏った無双セイバーを突き刺した。ゾウインベスは無双セイバーが貫いている部分からひび割れを起こし、そこから赤い光が漏れる。

 

 「ギヤアアアアア!!!」

 

 ゾウインベスは一際大きな咆哮を上げる。

 炎竜は無双セイバーを引き抜き、飛び退る。すると、次の瞬間にはゾウインベスは体内から爆発を起こし、爆発四散した。

 

 「いやあああ!!」(ヴァルキリー)

 

 ヴァルキリーは右足にエネルギーを集め、ゾウムシインベスの頭部に頸椎斬りのフォームで華麗なキックを浴びせた。その一撃を受けたゾウムシインベスの頭部と胴体はまるで刀で寸断されたかのようにきれいに分かれ、頭部が爆発四散した後、それに習うかのように胴体も爆発した。

 

 「二人とも大丈夫かい?」(光実)

 

 炎竜とヴァルキリーのもとに光実から連絡が入った。

 

 「今、終わったところです。」(炎竜)

 「私もです。」(ヴァルキリー)

 「それじゃ、二人とも合流地点で待機して。すぐに迎えに行くから。」(光実)

 

 炎竜とヴァルキリーはそれぞれ事前に知らされていた合流地点に向かう。どうして、二人がインベス退治をしているのか。それの始まりは柏葉勇吾=仮面ライダージャークであり、彼が生み出したインベスウィルスにある。貴虎たち、ヴァルハラの面々はずっと勇吾のことを追っていた。その過程で勇吾が生み出したウィルスについても調査、回収を行っていたのだが、あの戦いの前後からそのウィルスによるものと思われるインベスの出現が頻出していた。当然ながら貴虎たちではカバーしきれない部分もある。そこで若いアーマードライダーの中でも高い戦闘力を有している炎竜、ヴァルキリーの協力を要請していた(白銀=一夏はその立場故に協力を仰ぐと諸々面倒なことがあり、そのあたりがかなり緩いかついざという時の対処も容易な炎竜=大樹とヴァルキリー=マドカが選出された)。この要請には炎竜は自身の元身内がしでかしたことが発端ということでほとんど生返事で受け、それを同時に聞いていたヴァルキリーも即決だった。ただ、この時にヴァルハラ側からかなりの報奨金もといバイト代が提示されたことも大樹にとってそれなりに動く理由にもなったとかならなかったとか。

 

 

 

 

 

 

 

 

 「はあ、検査を引き受けたは良いがこりゃ頭が痛いな。」(貴利矢)

 

 聖都医大付属病院、そこに数年前に増設された生物災害物質を扱い、研究する部署では貴利矢がヴァルハラから提供されたインベスウィルスの研究をしていた。複数の研究機関と協力するものの、このウィルスは長年監察医をしてきた貴利矢にとっては理解に苦しむ代物だった。

 

 「これと比べたらバグスターウィルスなんて可愛いもんだな。感染すればコンマ数秒で全身の細胞を変質させて感染した対象を怪物に変えるなんてゲームの中の話だろ。いや、バグスターウィルスだって一昔前に話したところで空想の話だったよな。」(貴利矢)

 

 そう独り言ちていた時だった。傍らに置いていたスマホが鳴動していたのだった。そこには千冬の名前が表示されていた。

 

 「織斑先生、お疲れ様です。」(貴利矢)

 「九条先生、頼まれていたものですがやっと終わりました。」(千冬)

 「それで。」(貴利矢)

 「あなたが睨んだ通り、だった。」(千冬)

 「と言うと?」(貴利矢)

 「デュノア社の内情、かなり込み入っている。」(千冬)

 「ああ、分かった。明日、詳しく話を聞かせてくれ。」(貴利矢)

 「ええ、それでは。」(千冬)

 

 ついにシャルロットが学園に来た理由が判明したのだ。そして、それは非常にどす黒いものが関わっているものでもあった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 「ということでデュノア、一時帰国するということになった。」(千冬)

 「そうですか、、、。」(シャルロット)

 

 翌日の学園内の1年寮の寮監室では千冬がシャルロットに一時帰国の旨を伝えていた。シャルロットはこの学園に来た時には男として偽って来た。その後、ほどなく女子生徒として再入学したものの、その入学の経緯などに不可解な点があった。それの詳しい内情が判明した今、フランス本国(正確にはデュノア社)から一時帰国の命令が出た。

 

 「僕は大丈夫です。その要請には代表候補生として受けなければならないので。」(シャルロット)

 「ああ、だが今回は学園側から私も同行することになった。それにいくつかの要望があれば言ってくれ。出来る限りはやってみる。」(千冬)

 

 千冬の言葉に考え込むシャルロット、しばらくして顔を上げて口を開いた。

 

 「いえ、ありません。」(シャルロット)

 「そうか。」(千冬)

 

 こうして、二人の会話は終わった。

 

 

 「シャル。大丈夫なのか。」(ラウラ)

 「うん、僕は大丈夫だよ。」(シャルロット)

 

 自室に戻ったシャルロットの様子を見て心配に思ったラウラは声を掛けた。だが、帰って来たのは力ない返答だった。

 

 「なあ、シャル。前に行ってくれただろう。私達は友達だって。なら、力にならせてくれ。」(ラウラ)

 「うんうん。ラウラを巻き込めないから。」(シャルロット)

 

 シャルロットの表情を見て、それ以上は言わなかったラウラ。そのまま二人は寝間着にしている猫パジャマを着てベッドの中に入った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 「それで、バイト代ってどのくらいだったのさ。」(颯斗)

 「ん、諭吉さんが10人以上。」(大樹)

 

 その頃、インベス退治から戻って来た大樹に2学期に入ってから同室になっている颯斗が話しかけていた。まあ、話としてはかなり下世話な内容だが。

 

 「わお、それはどうすんの?」(颯斗)

 「貯金。」(大樹)

 「、、、何か使うことは無いの?」(颯斗)

 「いや、俺の趣味は大体は月の小遣いで何とかなっているし。今回も使わないように貯金だよ。」(大樹)

 「デート代ってどうしてんの?」(颯斗)

 「流石に、それは時折貯金から軍資金を調達しているけど。なんだかんだでマドカが半分出すって言うけど。」(大樹)

 

 ラウラとシャルロットに会話に対比するとまあ気の抜けた内容である。

 

 「それで、そのバイトの頻度ってどれくらい?」(颯斗)

 「今のところは今月で2件目、出現した数だけを言えば3体。」(大樹)

 「それって、前までの頻度より多いんじゃないの。」(颯斗)

 

 だが、颯斗は今回の大樹がしているその回数、そして退治したインベスの数を聞いてその数の異常性を指摘する。

 

 「兄貴が作ったウィルス、どこから出ているらしい。俺が去年に倒したインベスたちも以前に確認された奴らとは違って、そのウィルスで誕生した個体の可能性が高い。」(大樹)

 「それって、大樹があいつのしりぬぐいをしていることじゃないの。」(颯斗)

 「他に誰がやるんだよ。」(大樹)

 

 大樹のやっていることははっきり言えば大樹がやらねばならないことかと聞かれれば大樹はそうするべきだと言う。だが、颯斗からすればそれは不条理に他ならない。

 

 「でも、大樹が危険な目に遭う必要はないでしょ。」(颯斗)

 「でも、誰がやってくれんの?」(大樹)

 

 大樹の言葉に次の言葉が出せない颯斗。だが、それでも颯斗は言葉を放った。

 

 「それなら、それなら僕もやるよ。」(颯斗)

 「颯斗が首を突っ込む必要はないだろ。」(大樹)

 「あのさ、大樹。関係ないからとか、必要ないからとかそんな言葉で僕らが止めるわけないの知っているよね。自分に関係あることだからそれはしっかりやらないといけないって思うのは分かるよ。でも、手を借りないって意地を張っているのはどうかと思うよ。」(颯斗)

 

 そう、大樹のその責任感もはっきり言えば単に頑固なだけである。そうしなければならないという責任感は人としては褒められる点でもあるが颯斗にとってはその責任感の強さゆえに周りの協力を得ない大樹に苛立ちも覚えていた。

 

 「皆、困った時はお互い様なんだから。はっきり言えばそう言うところさ直した方が良いと思うよ。」(颯斗)

 「直すって、ただ俺は、、、誰にも傷ついて欲しくない。」(大樹)

 「それはさあ、難しいことでしょ。誰も傷つかずに生きるなんて出来ないんだから。」(颯斗)

 「それでも、、、いや、傷ついて欲しくない、じゃなかった。」(大樹)

 「ん?」(颯斗)

 「誰も失いたくない。」(大樹)

 

 失いたくない、その言葉を聞いて颯斗が大樹の過去を思い出す。

 

 「自分だけしかいないってすごくつらいんだ。それこそ、空気があるのに息が吸えないみたいでさ。苦しいんだよ。でも、それを理解してくれる人なんていなくてさ。寄り添ってくれる人達はいるのに、ずっと孤独なんだ。そんな俺に手を差し伸べてくれた人達しかいないんだよ。その人達がさ、死んでしまうかもしれないなんて、、、耐えられない。」(大樹)

 

 人の死、それも近しい人たちの死をひどく大樹は恐れている。それは前世からそうであり、そのことは非常に顕著である。それを聞いた颯斗は自分が出せ得る一番の答えを出す。

 

 「あのさ、それは大樹だけじゃないよ。僕だってかんちゃんが死ぬなんて考えたくないよ。でもさ、それをずっと怖がっていちゃ、何時まで経っても大樹は前を向けないでしょ。」(颯斗)

 

 颯斗にもつらい過去があった。だが、それを乗り越えることが出来たのはハートをはじめとした仲間たちの存在があったからである。それ故に颯斗は大樹にそう言葉を掛けた。

 

 「いや、俺は、。」(大樹)

 「大樹はまだ前を向いていないでしょ。そのまんまじゃあだめだよ。」(颯斗)

 

 今のままではダメ、その言葉を聞いて大樹は改めて自分の今までを胸の中で振り返る。

 

 「ああ、そう言えばさ。万夏ちゃんとの(ピー)さあ、今はどれくらいまで我慢してんの?気を付けないと学生で子どもが出来ちゃったなんてかなり洒落にならないからね。」(颯斗)

 「そのことを言うのはいつも余計だろ!!」(# ゚Д゚)(大樹)

 

 その後は大樹が颯斗に飛び掛かり、二人でつかみ合いのけんかをするのが2学期になってからの二人の夜の風景である。

 

 「何、何!?そんなに(ピーーーーーーーーーーー)してんのに何恥ずかしがってんの!?そんなに恥ずかしがるなら辞めれば?」(颯斗)

 「いつもいつもそのことをからかいやがって!そんなにこっちの色恋沙汰が面白いのか、ああん!!」(# ゚Д゚)(大樹)

 「べっつに~。向こうの親が公認って言うあたりそれはどうかなって思っているだけだけど?」(颯斗)

 「何、そこに茶々を入れるんだよ!そっちが出来ていないからってこっちのことで茶化すんじゃねえ!!」(# ゚Д゚)(大樹)

 「てか、そんなに万夏ちゃんとラブラブなのになんでそんなに後ろ向き思考をするんだよ!!ぐだぐだ言ってんじゃないよ!!」(# ゚Д゚)(颯斗)

 「んな、能天気なことを言うんじゃねえ!!」( ;゚皿゚)ノシ-(大樹)

 

 もはや、この二人のやり取りは定番で基本的には変身しない分では良識的である。後々、これらのやり取りを思い出してはこんな馬鹿みたいなことをしていたなと話す二人である。というより、念願の相手と結ばれていまだにトラウマを引きずっているお前は少しは明るくなっても良いそれが颯斗の言い分でもある。恐らくは大樹に関わる人物たち全員が異口同音に同じことを言うのだろうが。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 「ねえ、マドカ。」(簪)

 「どうしたの、簪?」(マドカ)

 

 そして、ケンカをしている二人の彼女たちはいうと夜も近くなる頃ということでベッドの中に入る準備を終えていた。そうして、ベッドの中に入ろうとしていた時だった。

 

 「大樹と付き合っている時に、その不満とかあったりする?」(簪)

 「どうして?」(マドカ)

 「その、そういうのがなさそうに見えるから。」(簪)

 「でも、不満はあるよ。」(マドカ)

 「どこに?」(簪)

 「いつも暗いことばかり考えていること。」(マドカ)

 

 そう言う時のマドカの表情は不満そうで、どこか心配そうな表情だった。

 

 「大樹、頭の中、不安ばかり。一緒に楽しいことをしていても頭の片隅でいつも不安なことばかりをどうにかしないとって考えている。そういうところね、ずっと嫌だった。」(マドカ)

 「皆、不安だよ。誰かを失いたくないなら、なおさら。」(簪)

 「うん。それは皆同じだし、私だって同じ。でも、大樹はお父さんとお母さんのことが余計に。」(マドカ)

 

 マドカは近くで大樹のことを見ていた。それ故に大樹の中にある悩みの根底にあるものがそう簡単に克服することが出来るものでは無いとこは重々承知している。だからこそ、その所為で大樹が立ち直れないほどの心を傷を負ったり、これから先の未来に絶望するような状況になって欲しくはないのだ。

 

 「難しいよね。私達にはきっと分からないことだろうから。」(簪)

 「許せないのはデート中と(ピー)している時も変わらずに考えていること。そう言う時くらいは忘れて私だけのことを見て欲しいのに。」(マドカ)

 

 だが、2番目に言った自分のことを見てくれないということが一番の理由みたいではある。

 

 「分かるよ。私だって大樹が死んじゃうのは嫌だし、インベスとかいろんな怪物の所為で誰かが傷つくのは嫌だよ。でも、何もない時くらいそういうことを忘れたって良いじゃない!!」(#^ω^)(マドカ)

 「あ~、でもそれってすごく皆のことを考えているってことじゃないの?それは良いことだと私は思うけど。」(簪)

 「何もない時くらいは私だけを見て欲しいの!!」(#^ω^)(マドカ)

 

 簪の問いかけに対してマドカはそう答える。不満な面持ちで頬を膨らませるマドカ。それを見た簪は

 

 (ああ単純に大樹にかまって欲しいんだなあ。)(簪)

 

 と思った。こうしてマドカの様子を見るとなぜだが微笑ましくなってくる簪。同じ末っ子とはいえ簪は家のこともあるのでかなりのお嬢様であり、どことなく親友の本音と恋人の颯斗の面倒を見たりする中で同年代の中ではお姉さん役になることが多い。それ故に純粋に末っ子ポジションにいたマドカの様子は簪にとってかわいく見えた。マドカはこの世界では3人姉弟の末っ子ということもあって皆に可愛がられて育ってきた。さらには幼馴染の中でも体が弱かったこともあって皆が彼女のことを気に掛けていたということもあり、基本的には年相応の甘えたがりの少女である。こうして、マドカの愚痴を簪がにこやかに聞いていく。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 「良いか、陸。お前は極力今回の件には関わるな。」(貴利矢)

 「は、貴利矢さん。何言ってんの。」(陸)

 

 それぞれが喧嘩をしたり、愚痴を吐く中で貴利矢からの電話を受けていた陸。シャルロットの実家に関することを知った貴利矢は陸に無茶はしないようにくぎを刺すために連絡したのだった。

 

 「デュノアの嬢ちゃんだけどな、かなり危ない状況だ。その上で今回の招集だ。俺達ドクターじゃあ手を出せない。」(貴利矢)

 「だって、それは関係ないでしょ。」(陸)

 「俺達ドクターが出来るのは目の前の人間の命を救うことだ。それから外れるようなことは認めねえ。」(貴利矢)

 「でも、貴利矢さん!」(陸)

 「良いか、絶対に動くなよ。」(貴利矢)

 

 貴利矢は最後にそう言うと電話を切った。一方の陸は悔しさで唇をかみしめる。そうして、考えている時だった。

 

 「ん、待てよ。」(陸)

 

 どうやら、彼に考えが浮かんだらしい。それは明らかに事がばれれば拳骨不可避どころかお説教5時間コースというのも生易しいレベルのことだった。

 

 

 そうして、夜は更けていく。彼ら、IS学園に居る仮面ライダーたちの1年生として最大級の戦いが待ち受けていた。

 




 シャルロットは千冬と共に母国フランスへと戻ろうとしていた。一方の大樹たちは言うと貴虎の要請でヨーロッパで確認された超大型インベスの討伐へと向かう。その中でシャルロットの前にラウラと陸が姿を現す。

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