IS×仮面ライダー 仮面ライダー炎竜   作:柏葉大樹

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 森林地帯ではブラキオインベス相手にヴァルハラの仮面ライダーたちが激戦を繰り広げていた。その中でも若い仮面ライダーである炎竜とロードは果敢に立ち向かっていた。炎竜はブラキオインベスの特性に気付き、短期決戦での決着を提案する。一同は炎竜の提案を聞き、ブラキオインベスを見事撃破した。一方でフランスでは謎の人物が暗躍を始めていた。


仮面ライダーエグゼリオンwithドクターライダーズ 第4話

side3人称

 デュノア社。フランス、パリにあるIS企業で第2世代ISであるラファール・リヴァイブが主力の製品であり、そのラファールも世界各国の軍に配備されているなど世界でも有数のシェアを誇っている。そして、そこの会社入り口の前に4人の姿があった。

 

 「シャルの実家、でっけえ。」(陸)

 「私も何回かは訪れたことはあるが。確かに大きいし、何度来ても慣れないぞ。」(ラウラ)

 

 その高層ビルを前にそう言う陸とラウラ。だが、同じものを見ているシャルロットの表情は芳しくなかった。

 

 「デュノア、大丈夫か?気が引けるなら別の日にちでも良いんだぞ。何も帰国してすぐに顔を出す必要はないのだから。」(千冬)

 「僕は大丈夫です。それに用事は早くに済ませた方が良いでしょう?」(シャルロット)

 

 そう言うとシャルロットはビルの中へと入っていく。

 

 (さ~て、一体何が出てきやがるか。ただの里帰り、で終われば良いけどな。)(陸)

 

 シャルロットたちがデュノア社の中へと入っていく中で陸はどことなく不穏な空気を感じ取っていた。

 

 (空港についてから皮膚がひりつく感覚が収まらねえ。どっかにバグスターウィルスがある。でも、どこだ。今までにないくらいに感じているのにどこにいるのかが分からないなんて。)(陸)

 

 陸は辺りを注意深く観察しながらシャルロットたちの後を追う。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

side貴利矢

 「あの野郎!」(貴利矢)

 

 陸の奴、あれだけ首を突っ込むんじゃねえって言ってんのにフランスに行きやがって(# ゚Д゚)

 たく、あの嬢ちゃんの実家、相当にヤバいことに関わっていやがる。しかも、向こうの医療関係者から送られたサンプルにヤバいもんがある中でだ。

 

 「貴利矢さん、少し落ち着きましょう。」(永夢)

 「悪い、永夢。陸の奴がフランスに勝手に行きやがったもんだからついな、」(貴利矢)

 「なぜ、坊主がフランスに行ったんだ。あいつに行く理由なんてないだろ、レーザー。」(大我)

 「あいつと同室になった嬢ちゃんの実家がきな臭えことになっていてな。あいつ、放っておけないから行きますって書置きだけ寄越して。」(貴利矢)

 

 今現在、貴利矢はかつてデスゲームとなった仮面ライダークロニクル攻略のために奔走した戦友である小児科医の宝生永夢、元放射線科医で現在はゲーム病専門医である花家大我とパソコンのテレビ電話で話していた。

 

 「それで診断医。俺達を呼んだのはそれだけじゃないだろう。」(飛彩)

 

 そこに永夢と同じ画面に出てきたのは外科医である鏡飛彩である。

 

 「流石、大先生。話が速いね。まあ、陸の件とは別と言いたいがフランスから送られた2種類のウィルスのサンプルの検査結果が出た。」(貴利矢)

 「俺達を呼んだのはそれがバグスターウィルスだってことか。」(大我)

 「2種類のサンプルの内の1種類はな。」(貴利矢)

 「もう片方は?」(飛彩)

 「ヴァルハラからデータを渡されたインベスウィルス、人間を化け物に変えるウィルスだったよ。」(貴利矢)

 

 貴利矢の言葉に他の3人の表情に驚きの色が出た。実は貴利矢が千冬からデュノア社に関することで連絡を受けていた時、その時に作業をしていたのはフランスから送られたウィルスのサンプルの検査をしていたのだ。

 

 「ヴァルハラからもらったデータと何度も照らし合わせたから間違いはない。しかもサンプルの得られた場所が市街地だったよ。」(貴利矢)

 「おい、レーザー。バグスターの方は俺達も知っている。この数年で海外での感染事例があるからな。だが、そのインベスウィルスは話によると意図的に生み出されたウィルスだろ。自然発生なんてありえないだろ。」(大我)

 「貴利矢さん、フランスで何が起きているんですか?現地の医療機関はこのことを知っているんですか?」(永夢)

 「まだ、知らせていねえよ。まずはこの事実を永夢達に聞いてもらいたかった。」(貴利矢)

 

 貴利矢の話を聞いて険しい表情となる面々。だが、その表情もすぐに変わる。

 

 「診断医、治療薬に関してはどうだ。」(飛彩)

 「やっとウィルスの形が分かったんだ。それを元に作っている最中だよ。」(貴利矢)

 「貴利矢さん、ドクターマイティに2種類のウィルスのデータをダウンロードできませんか?」(永夢)

 「どういう意味だ、エグゼイド。」(大我)

 「ドクターマイティにはバグスターウィルスを鎮静化する効果がありますよね?それをインベスウィルスにも適用させるように調整すれば。」(永夢)

 「診断医、小児科医の言ったことは出来るか?」(飛彩)

 「やってみるが、どうなるか分かんねえぞ。」(貴利矢)

 「じゃあ、私の方から幻夢コーポレーションに連絡を入れておくね。早い方が良いでしょ?」(ニコ)

 「おい、お前!なんで居やがるんだ!」(大我)

 

 大我を押しのけるように話に入って来たのはかつて仮面ライダークロニクル攻略に貢献し、幻夢コーポレーションの大株主にして大我とも長い付き合いもとい妻のニコである。

 

 「だって、お弁当を忘れてたでしょ!?本当に患者さんのことになると忘れやすいんだから。」(ニコ)

 「そうじゃなくて、仕事中にいきなり来るな!何の連絡もしてねえだろ!」(大我)

 「したわよ!しっかりスマホを見なさい!」(ニコ)

 

 画面越しで行われる夫婦漫才を見てもそれぞれがやれやれと言わんばかりの表情、苦笑いということで各々の思いを見せる。

 

 「分かった。自分の方でもやっておくから完成次第にまた連絡するわ。」(貴利矢)

 

 貴利矢のその言葉を最後に彼らは皆通信を切った。その後、すぐに貴利矢はパソコンと白色のやや大型のガシャットであるドクターマイティを接続して、作業を始めた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 フランス、パリ市内。芸術の都として知られるパリには世界的に有名なルーブル美術館、エッフェル塔、凱旋門、ベルサイユ宮殿という観光名所がある。各地に世界各国から様々な人々がやって来るこの場所は至る場所で活気で満ち溢れ、人々が平穏な日々を送っていた。

 

 「さて、そろそろ時間ね。」(???)

 

 エッフェル塔の上部、人々がパリを一望しようとやって来る展望台にある人物がいた。その人物は黒のコートに黒の帽子とこの時期にしてはやや目立つがこのパリという街の中では目立つのではなく街そのものの雰囲気に溶け込んでいた。その人物はコートからまるでゲームパッドとゲームカセットのようなものを取り出し、それを空中へと向けた。カセット=ガシャットを装填されたゲームパッド=バグバイザーから大量のウィルスを噴出させた。それは人々の体内に気付かぬうちに入り込む。

 

 「さあ、この地にダンテの地獄を再現しましょう。あの男から全てを奪い、彼女を貶めたこの地を煉獄へといざなうのよ。」(???)

 

 ウィルスはパリの市内へと広がり瞬く間にパリの全てを汚染した。そして、パリの地下ではこれとは違うウィルスが人々の知らぬ間に蠢きだしていた。

 

 「気付いた時にはすべてが手遅れよ。すでに地獄を始めるための種火は至る所にある。私がしたのはそれを爆発させるための火薬を巻いたことだもの。さあ、あなたの元へ行くわ、アルベール。姉さんを苦しめたあなたに地獄の具現を見せてあげるわ。」(???)

 

 その人物はいつの間にか姿を消していた。それに人々が気付くことは無かった。そして、人々の体内にあるウィルスは少しずつだが人々の肉体を蝕んでいった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 同じ頃、ブラキオインベスを討伐した大樹たちはジェット機に乗り込もうとしていた時だった。

 

 「何?ウィルスが。」(貴虎)

 

 貴虎がヴァルハラ本部からの連絡を受けていた時だった。フランスの医療機関からインベスウィルスが含まれる検体が日本の聖都医大付属病院へと送られたという知らせが入ったのだ。

 

 「聖都医大側からの情報に誤りはありません。」

 「分かった。他にも何かわかり次第全て報告してくれ。」(貴虎)

 

 貴虎はヴァルハラの本部との連絡を切ると他のメンバーたちの元へ行った。

 

 「フランスでインベスウィルスが確認された。現地で情報の真偽を確認、ウィルスの捜索を行う。」(貴虎)

 「フランス、懐かしいわね。まさか、そんなことで戻るなんて思わなかったわ。」(鳳蓮)

 

 貴虎からのフランス行きを聞いて一番に口を開いたのはかつてフランスの特殊部隊に籍を置き、パティシエとしての修行をしていた鳳蓮だった。

 

 「一度、dragonの坊やたちを帰してからかしら?」(鳳蓮)

 「必要なら光実たちに大樹たちを日本に帰らせる。これ以上は彼らが加わる必要はないからな。」(貴虎)

 「そうね。この飛行機もあの子たちが帰るのに使うから。なら、私とメロンの君でフランスへ行くのね。」(鳳蓮)

 「そうだな。それが良いだろう。」(貴虎)

 

 そう話す貴虎と鳳蓮の視線の先には大樹と颯斗が話すというよりは何かを言い争いをしている姿が映る。そこには光実とザックが間に入ろうとしており、恋人の様子を見て苦笑いを浮かべるマドカと簪がいた。

 

 「決心が揺らがないうちに行きましょ。」(鳳蓮)

 「そうだな。」(貴虎)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 デュノア社ロビー、待合のベンチで座って待っているシャルロットとラウラ、千冬。おちゃらけた様子でありながら周囲に視線を向けて警戒を怠らない陸。

 

 「社長がお待ちになっています。社長室へとご案内します。」

 

 受付嬢がシャルロットたちを会社の最上階にある社長室へと案内する。社長室へと近づくにつれてシャルロットの表情が硬くなっていく。

 

 「では、こちらになるます。」

 

 社長室の扉の前へと着いた一行。ここに来るまでに表情が芳しくなくなったシャルロットだが、意を決して扉をノックした。

 

 「入り給え。」(???)

 「失礼します。」(シャルロット)

 

 社長室に居たのはISの台頭の中で一代で会社を世界有数の大企業へと大きくしたアルベール・デュノア、シャルロットの父親が居た。

 

 「そちらはブリュンヒルデに、ドイツのシュバルツ・ハーゼの隊長か。それと、君は?」(アルベール)

 「ただの友人ですよ。それと見学希望者。」(陸)

 「ああ、君は男性操縦者の。」(アルベール)

 

 陸の情報は世界で3番目に見つかった男性操縦者として学園側はプライベートを除く情報を公開している。これは一夏と大樹も同様である。だが、一夏は近親者に千冬が居るということから日本国内ではマスコミによってそのプライベートも報道される始末に、大樹は過去の事件もあるために年齢と性別と学園内でのISにかかわる成績のみでプライベートは完全非公開となっている。

 

 「すまないが、極秘事項も関わる話をするのに他人が居るのは気になるのでな。退室してくれ。」(アルベール)

 「申し訳ありませんが、今回のような要請においては学園ないしは委員会から第3者が同行することが義務付けられています。それに今回はラウラ・ボーデヴィッヒは警護として同行しています。念のため、ではありますがこちらの同席も認めていただきます。」(千冬)

 

 アルベールの言葉に千冬が答える。実際に学園の教師たちには学園が所属する代表候補生が休暇期間中ではない時期での帰国には同行が義務付けられる。さらに訓練を受けているとは言え学生であるシャルロットの警護は必要であり、それにラウラはドイツ軍として同行したのである。そういったことにアルベールの側から退室を強制することは難しい。

 

 「それならば仕方ない。だが、そこの彼は。立場上、君たち二人と違って公的立場に居るわけではないようだが。」(アルベール)

 

 今回の陸はIS学園の1学生として同行している。なので、こういった場所で退室を命じられるとそれに応じなければならない。

 

 「ああ、すぐに引きますよ。ちょうどいいタイミングで俺の相手もいますし。」(陸)

 

 そう言うと陸はゲーマドライバーを取り出して装着した。この場に居るほかの面々が驚く中で陸はキメワザホルダーのボタンを押してゲームエリアへと移動した。今回のゲームエリアは高層ビルが立ち並ぶ都市をモチーフとしていた。

 

 「それで、あんたは何者。さっきからさあ、あんたの持っているバグスターウィルスがビンビンに感じ取れるんだよね。」(陸)

 「まさか、日本の衛生省の仮面ライダー。どうして、ここに。」(???)

 

 ビルの屋上に現れたのはエッフェル塔でウィルスを散布した黒ずくめの人物だった。

 

 「友達の実家でどうもきな臭いことがあるから心配で着いてきた。」(陸)

 「実家、シャルロットのことね。」(???)

 「シャルとどういう関係。ここにバグスターウィルスを持ち込んでいるってことはここで感染を引き起こすつもりだったの、お姉さん。」(陸)

 

 陸の言葉に答えるのではなく黒ずくめの人物はコートと帽子を脱いだ。そこにはシャルロットに似た雰囲気を持つ女性が居た。

 

 「あなたがあの子の友人でも私がこれから起こす地獄を止める権利はないわ。大人しく下がりなさい。」(???)

 「ウィルステロを考えているようなお姉さん相手に辞めるつもりはねえよ。」(陸)

 

 陸は隠し持っていたカミカゼアクションガシャットを取り出して起動ボタンを押す。

 

 ≪カミカゼアクション!≫

 「ゲームスキルレベル2。大変身。」

 ≪ガシャット!レベルアップ!カミカゼアクション!≫

 

 陸は仮面ライダーエグゼリオンアクションゲーマーレベル2に変身した。エグゼリオンはガシャコンスピアーを手に構える。

 

 「そう。なら、あなたも地獄に誘わせるわ。」(???)

 ≪バグルドライバー!≫

 

 女性はバグバイザーをベルトにセット、バグルドライバーへと変える。そして、黒色のガシャットを取り出し、起動ボタンを押した。

 

 ≪インフェルノハザード!≫

 「感染レベルX、変身。」(???)

 ≪バグルアップ!フォールンオブヘブン!アウェイクニングインフェルノ!インフェルノハザード!!≫

 

 彼女の姿は漆黒をベースにまるで溶岩のような鮮やかなオレンジ、地獄の降臨した黒翼の天使のような姿に変わった。

 

 「私の名はタナトス。死を司り、この世に地獄を呼び起こすものよ。」(タナトス)

 

 タナトスはそう言うと背中の翼を広げる。その翼から漆黒の粒子、バグスターウィルスを大量に噴霧する。タナトスが噴霧したバグスターウィルスはその姿を変えて、まるで地獄の悪魔のような姿となる。

 

 「思い出した。インフェルノハザードはウィルスに感染して突然変異を起こしたクリーチャーたちが跋扈して地獄そのものになった地球で生き残った人間とクリーチャーが生存圏をかけて争うロールプレイングゲームだったな。あんたのその姿は知性を持っているクリーチャーのタナトスだろ。」(エグゼリオン)

 「よく知っているのね。そう、私はこのゲームを実際にこの街に再現するわ。いつまでもこんな場所に閉じ込められるわけにはいかないのよ。」(タナトス)

 

 タナトスは生み出したインフェルノバグスターたちを従わせる。対するエグゼリオンはガシャコンスピアーを構え、いつでも動けるようにタナトスたちの様子をうかがう。

 

 「あんたの目的は知らない。でも、さっきからの口ぶりでどうも恨みがあるみたいだけど。なあ、話し合うっていうのはどうだい?」(エグゼリオン)

 「やりなさい。」(タナトス)

 

 エグゼリオンは様子を伺いながら対話を試みるがタナトスはエグゼリオンの申し出にインフェルノバグスターたちを差し向けることで答えとした。

 

 「まあ、そりゃそうだよな。」(エグゼリオン)

 

 エグゼリオンは襲い掛かるインフェルノバグスターたちをガシャコンスピアーで攻撃していく。大量に襲い掛かる中で自慢の敏捷性を活かして戦いを有利に進めていく。

 

 「ゲームならやり込みたいけど、速めに終わらせる!。」(エグゼリオン)

 ≪キメワザ!カミカゼクリティカルストライク!≫

 

 エグゼリオンはカミカゼアクションガシャットをガシャコンスピアーにセット、ゲームエフェクト状の青いエネルギーがガシャコンスピアーに迸る。エグゼリオンはガシャコンスピアーを横なぎに大きく振るいインフェルノバグスターたちを一撃で消滅させた。

 

 「次はあんただ!」(エグゼリオン)

 

 エグゼリオンはタナトスへと疾走しようと足を踏み出した。だが、その足が動くことは無かった。

 

 「はあ!?」(エグゼリオン)

 

 なんと先程撃破したインフェルノバグスターたちが肉片となりながらもエグゼリオンにまとわりつくことでその動きを封じていた。

 

 「おいおい、肉片になっても生きているっていう設定も忠実なのかよ。」(エグゼリオン)

 「ええ。ここにいるバグスターたちはあなたが知っているインフェルノハザードに登場するクリーチャーそのものと考えてもらって良いわ。まあ、こいつらはバグスターの他にもインベスのDNAも組み込んでいるからあなただけでは倒せないわよ。」(タナトス)

 

 タナトスはエグゼリオンへと近づく。触れる程の距離へと近づいた時、タナトスはまた口を開いた。

 

 「私は姉さんの無念を晴らす。姉さんを苦しめたこの街も、そして姉さんを愛していると言いながら捨てたあの男にも地獄を味合わせてやる!!」(タナトス)

 「まさか、あんたはシャルのお母さんの。」(エグゼリオン)

 「出来ればあの子が来ないでほしかった。でも、もう止められないわ。全てを地獄に変えて私は姉さんの復讐を果たす。」(タナトス)

 「シャルのことを思っているなら辞めてくれ!こんな街でもシャルにはお母さんと過ごした大事な場所なんだ!あんたにもわかるだろ!」(エグゼリオン)

 「言ったでしょ。もう止められないわ。」(タナトス)

 

 タナトスはバグルドライバーのボタンを押して、キメワザを発動する。

 

 ≪キメワザ!クリティカルエンド!≫

 

 タナトスは翼を広げ、翼から巨大な火球を生み出しエグゼリオンへと放った。

 

 「っ!クソ!!」(エグゼリオン)

 

 エグゼリオンの居た場所は爆発によって生じた炎と煙に包まれた。




 デュノア社を襲撃するタナトス。その正体は死んだシャルロットの母の妹だった。彼女は復讐の念に突き動かされるままにパリの街を阿鼻叫喚の地獄絵図へと変える。いち早くフランス入りした貴虎と鳳蓮も事態の終息のために奔走する。
 一方、日本に戻った大樹たちはフランスの事件を知り、自分たちもフランスへと飛ぼうと決意する。
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