IS×仮面ライダー 仮面ライダー炎竜   作:柏葉大樹

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 ガドラに誘われ奥多摩の山奥で修業を始めた颯斗。同じ頃、ファブニールからもたらされた情報を下に篠ノ之神社で手掛かりを探していた大樹たち。柳韻からヒントになり得るかもしれない柏葉の家に伝わる秘文を手にする。
 さらに沢芽市では陸が独断で調査を開始、そんな中で出会った悠=仮面ライダーアマゾンオメガと共にアマゾンたちと戦闘を開始する。
 颯斗の行方を捜す簪は街でチャイナドレスの美女、ガリマと出会う。


十三異界覇王大戦編 第6話

side3人称

 沢芽市で起きている戦いはこれまでのアーマードライダー同士の戦いやインベスの襲撃とはやや違う戦いが繰り広げられていた。

 仮面ライダーエグゼリオンはヒョウアマゾンとスピードを活かした戦いを繰り広げていた。ヒョウアマゾンはその俊足で市内のアスファルトの上を疾走し、両腕の爪を振るう。対するエグゼリオンは持ち前のスピードの他にジャンプや壁走りを利用した三次元的な動きでヒョウアマゾンを翻弄し、ガシャコンスピアーの刺突を何度も放っていた。

 仮面ライダーアマゾンオメガは強力な怪力を有するサイアマゾンと戦闘を行っていた。野生的に攻撃しているサイアマゾンに対してアマゾンオメガはその攻撃を冷静に対処、最小限の動きで躱しながらその隙にパンチやキックなどで攻撃していく。

 

 「これで終わりだ!」(エグゼリオン)

 ≪キメワザ!カミカゼクリティカルフィニッシュ!≫

 

 エグゼリオンはキメワザホルダーにガシャットをセット。ヒョウアマゾンの周りを高速で疾走し、連続キックを叩き込んだ。

 

 「グオオオオオオ!」(サイアマゾン)

 

 サイアマゾンがその剛腕を振り下ろしたその瞬間にアマゾンオメガはアマゾンドライバーをグリップを握りひねった。

 

 ≪VIOLENT PUNISH≫

 

 アマゾンオメガは右腕のアームカッターを伸ばしサイアマゾンのわき腹から背中にかけて大きく切り裂いた。

 エグゼリオンの攻撃を受けたヒョウアマゾン、アマゾンオメガの一撃を喰らったサイアマゾンは爆発を起こさずにその肉体を赤茶色に変化させて風化してしまった。

 

 「こいつら、悠が言ってたアマゾンって怪物?」(エグゼリオン)

 「うん。2体とも僕が知っている奴に似ていた。でも、どうしてこの世界に。」(アマゾンオメガ)

 「それは俺達の世界が滅んだからだ。」(???)

 

 エグゼリオンとアマゾンオメガの前にアマゾン達を統べる王アマゾンネオ=千翼と彼に付き従うアマゾンのイユが現れた。

 

 「そんな、千翼、イユ。どうして。」(アマゾンオメガ

 「水澤悠。死んだはずなのに。」(千翼)

 「世界が滅んだってどういう意味だ。」(エグゼリオン)

 「俺達アマゾンが人を喰らい続けてその結果俺達だけになってしまった。俺は皆を守るためにこの世界にやって来た。アマゾンを守る力を手にれるために!!」(千翼)

 「千翼。あいつらを倒さないと。」(イユ)

 「ああ。」(千翼)

 

 千翼は赤い鳥の横顔を思わせるベルト=ネオアマゾンズドライバーを腰に装着した。さらにドライバーに銀色の注射器型のガジェットのアマゾンシリンダーをセットする。一方のイユは左腕に装着されているネオアマゾンレジスターを操作する。

 

 ≪NEO≫

 

 千翼のネオアマゾンズドライバーから音声が流れた。イユのアマゾンレジスターも青く発光していたライトが赤色の発光した。

 

 「アマゾン!」(千翼)

 「アマゾン。」(イユ)

 

 千翼の肉体を深紅の炎が、イユの肉体を黄色の炎が包み込む。炎が消えるとそこには感染蒼獣王アマゾンネオと彼の伴侶であるカラスアマゾンがいた。

 

 「うおおおお!」(アマゾンネオ)

 「対象を確認、排除する。」(カラスアマゾン)

 

 アマゾンネオとカラスアマゾンは走り出し、エグゼリオンとアマゾンオメガに襲い掛かる。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 エグゼリオンとアマゾンオメガが戦いをしている時にファミレスに簪はいた。先程出会ったガリマという女性と謎の一団と共にファミレスに入った簪は彼女たちのことをよく観察していた。

 今、簪と同じ席に座っているのはガリマとガリマに話しかけたカウボーイ風の男、スーツを着た眼鏡の女性である。他の席にはロングドレスを身に纏ったロングヘアーの女性と中年の男が簪と同い年の不良風の少女と線の細い少年の面倒を見ており、ライダースーツの男と白いスーツの男は外で待っていた。

 

 「それで、どうしてここにいる?」(???)

 

 カウボーイ風の男が口を開いた。流暢な日本語であり、最初に別の言語を話したのを聞いていた簪はやや驚いた。

 

 「私がここに居るわけか?」(ガリマ)

 「それ以外にも聞きたいけどね。彼女は?見たところはリントだけど。」(???)

 

 ガリマの回答をスーツを着た女性が話した。彼女は同席している簪のことを話題にあげている。

 リント、何を意味するのか分からないが簪はどうやら彼女たちは自分とは違う民族だということを何となく察した。

 

 「彼女はあの場で出会っただけだ。私自身は巻き込むつもりはなかった。」(ガリマ)

 「だろうが、彼女からリント以外の気配もある。俺達グロンギではないし、ましてやアギトでもない。」(???)

 

 カウボーイ風の男がガリマと同じことを言った。簪はそれがメディックだということに気付き、ここで口を開いた。

 

 「あなたたちが言っているのは彼女のことですよね。」(簪)

 

 簪はメディックをテーブルの上に出した。ガリマを含めた3人がメディックの方に視線を集めた。

 

 「見たところはリントの鉄の箱、車の玩具だが。そうか。私の感じた気配はそれか。」(ガリマ)

 「あなた方は人間ではない、ですよね。」(メディック)

 「人間、ってリントのことよね。私達はグロンギ。その昔、霊石の力で獣の力を手に入れた種族よ。」(???)

 

 簪とメディックは彼女たちが人間とは明らかに違う全く別の種族であることをやっと理解した。一方で別の種族にしてはあまりも人間らしいのだ。話している表情や所作、それらすべてから出されるその雰囲気は人間とは別の種族とは思えないほどだった。

 

 「自己紹介が遅れたな。俺は一応、頭目の代理をやっているバベルだ。俺の隣に居る彼女は俺達の稼ぎ頭で会計担当のジャーザだ。」(バベル)

 「よろしくね。他の奴らも挨拶させるから。」(ジャーザ)

 「じゃあ、何か頼んでも良いか?流石に後ろにいるちび二人は食わせないと。」(バベル)

 「頼むものは高いものは辞めてよ。こないだガメゴが大負けしたせいでそんなに余裕はないから。」(ジャーザ)

 「おし、分かった。ジイノ、ベミウ、ザザルドジャラジビ・ブギダギロン・ゲサヂバデデギデデブセ。」(バベル)

 

 カウボーイ風の男=バベルが後ろに居たロングヘアーの女性=ベミウと中年の男=ジイノに何かを話した。その様子はあくまで普通の人間とはそう違わない、ここまでのやり取りを見て簪は彼らグロンギに対してそう強く感じていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

side陸

 なんだよ、この子!めちゃくちゃアクロバティック、こっちの動きに完全についてきてる!悠の方は助けに.........って無理そうだな。あの青い奴、完全に悠を標的にしてるし。悠の方はなんだかこいつらを見てから動きが鈍い。やるっきゃないか。

 

 「ねえねえ、君らってさ何者?アマゾンなのは分かるけど一回話し合わない?」(エグゼリオン)

 「話す必要はない。排除する。」(カラスアマゾン)

 

 ダメだ。全然話す余地なし。しゃあねえ。

 

 「なら、これはどうだ!」(エグゼリオン)

 

 ガシャコンスピアーをぶん投げて、ってそんなのは当たらんと言わんばかりに躱された。でも、これでガシャットを使う余裕が出来た。

 

 ≪ドラゴナイトハンターZ!≫

 「ゲームスキルレベル5!大・大・大・大・大変身!」(エグゼリオン)

 ≪アガッチャ!ドラ!ドラ!ドラゴナイトハンターZ!≫

 

 現時点での最強レベル、レベル5になったぜ。ぱっと見は鳥みたいだから飛行能力のあるドラゴナイトハンターなら持ってこい!だろ。

 

 「行くぜ!」(エグゼリオン)

 

 俺は翼を広げて空中に飛び上がる。そして、空中からソードで斬撃、ガンで狙い撃つ、トドメは...

 

 「喰らえええ!!」(エグゼリオン)

 

 ドラゴンの頭からの火炎放射だ!

 

 「いよっし!」(エグゼリオン)

 

 流石にこれはダメージを喰らっただろう。...あれ?

 

 「この世界の仮面ライダーの力、そんな程度か。」(カラスアマゾン)

 

 俺の頭上で翼を出して無傷だと。

 

 「いやいや、そんな、そんな馬鹿な。」(エグゼリオン)

 「私は千翼の眷属の中で最も力を持っている。お前の今の力では私を傷付けても私は死なない。」(カラスアマゾン)

 

 死なない、ダメージそのものは通っても意味はないってことか。

 どうしたもんかね、俺が使えるガシャットの中でもドラゴナイトハンターが一番レベルが高いってのに。それでも倒せないってなあ。てか、悠の方もやべえ。ここはいったん逃げる!

 

 「それじゃあ、俺はこの辺で。」(エグゼリオン)

 「逃がすか。」(カラスアマゾン)

 

 俺は高速で飛行して悠を抱えてゲームエリアに逃げ込む。ラッキーなことにあの子が追ってくる前に逃げ切ることが出来た。

 

 「あ~あ、貴利矢さんにがっつし叱られるぜ~。」(エグゼリオン)

 

 悔しいけどここはいったん退こう。次に会う時は、

 

 「絶対にクリアしてやるからな。」(エグゼリオン)

 

 

 

 

 

 

 

side三人称

 「イユ!」(アマゾンネオ)

 「ごめん、千翼。逃がした。」(カラスアマゾン)

 

 エグゼリオンがアマゾンオメガと共に逃げたそこにはアマゾンネオとカラスアマゾンが残っていた。

 

 「っ!」(アマゾンネオ)

 「千翼、帰ろう。ここにずっといたらまたあいつらに狙われる。」(カラスアマゾン)

 「ああ。」(アマゾンネオ)

 

 エグゼリオンとアマゾンオメガを逃がしたアマゾンネオとカラスアマゾンは人間の姿に戻る。

 

 「必ず、あいつらは殺す。」(千翼)

 

 千翼のその瞳は獣のようでありながら人と何ら変わりなかった。

 人を喰らう獣たち、アマゾン。その王である千翼と伴侶のイユ、人を喰らわねば生きることが出来ない彼らとの戦いは人を救う道を志す陸の前に大きく立ちはだかるのだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 織斑家、普段はまあ一夏とマドカの兄妹が過ごす家であり、大樹の帰る場所でもある。そこにあり得ぬ来客が居たのだ。

 

 「この人達、誰?」(大樹)

 「ご、ごめんなさい。」(簪)

 「今まで見たことないくらいに人が居る。」(マドカ)

 

 なんとファミレスに居たグロンギの皆様方御一行が居たのだ。

 

 「あら、けっこう食べるのね。」(春奈)

 

 そんな中で何も気にせずに台所に立って調理をしている春奈。さすがに服装がバラバラな一団を見れば警戒の一つはしようものだがそんな様子もなくフライパンを振るう手を止めない春奈。

 リビングでは春奈の手料理に貪りつく少年と少女=ジャラジとザザル。その二人に何やら声を掛けているベミウ。その様子を見ているジイノ。さらにはパソコンにへばりついて作業をしているジャーザ。その様子を見ながらコーヒーを飲むバベル。明らかに普段とは違うことが見て取れる現状、流石の大樹とマドカもおかしさに気付きながらも面食らっていた。

 そんな中でまたも織斑家に帰ってきた人物が居た。

 

 「ただいま。誰か来ているのかい?」(秋人)

 

 一家の大黒柱である秋人である。コンサルタント業(警備会社)なので忙しい時は忙しいが今日はさほどの仕事量ではなく昼間に帰って来たのだ。その秋人が織斑邸で思い思いのことをしているグロンギたちを見て、表情を一変させた。

 

 「未確認。」(秋人)

 

 秋人はそう言うとカバンから拳銃型の大型武器を取り出してグロンギたちに銃口を向けた。

 

 「愛理!すぐにそいつらから離れろ!」(秋人)

 「秋人君!?」(春奈)

 

 その緊迫した表情から普段から呼んでいる偽名から本名で妻を呼び掛ける程だった。なお、これには大樹たちも状況が呑み込めず、ただ茫然としていた。

 なお、銃口を向けられているバベルたちはそれを見ても特に大きく反応することは無かった。ジャラジとザザルは口いっぱいに料理を入れたままでジャーザに至ってはこの騒動の中でもパソコンを操作する手を止めなかった。

 

 「なあ、俺達は争うつもりはない。あんたはどうやら俺達がどんな種族なのかを分かっているみたいだから話すが俺達はここでゲゲルをやろうなんて考えていない。」(バベル)

 「その顔を見て信じろと?」(秋人)

 「むしろ、初対面の相手にリントの武器を向ける奴に冷静に対処している当たりで察して欲しいが。」(バベル)

 「30年以上前に東京で大勢の人を大量虐殺した相手に銃を向けるなという方が難しい。それに過去には人間に成りすましたやつもいる。」(秋人)

 「それはこの世界のグロンギよ。私達はそんなことをしていないし、した覚えもない。」(ベミウ)

 「我々の世界が滅び、あてどなくさまよっていたのだ。眼鏡の少女とお前の妻の好意で世話になっているだけだ。」(ジイノ)

 

 バベルたちを話を聞きながらも銃を下ろさない秋人。そんな時に大樹が秋人の隣に立ち、秋人が持っている銃を下に向けた。

 

 「大樹。」(秋人)

 「...小父さんが何を知っているのかは分からないけど、今はこの人たちの話を聞こう。襲えるならとっくにやっているはずだから。」(大樹)

 「ご迷惑をかけてすみません。この人達、すごく困っていてそれで。」(簪)

 「お父さん、ねえ、それを仕舞って。すごく怖いよ。」(マドカ)

 

 子ども達からの言葉で逡巡する秋人。まだ、どうするか迷っていた秋人に春奈が口を開いた。

 

 「ねえ、切嗣。子ども達がそうまで言っているのにそれを持ったままでいるの?あの人たちは切嗣が昔に見た資料の彼らじゃないわ。そうでなければ家に入れたりしないし、料理を作らないわ。」(春奈)

 

 春奈の言葉を聞いてやっと秋人は銃を構えることを辞めた。

 

 「分かった。でも、何か不審な動きをすれば問答無用で撃つ。良いか。」(秋人)

 「それが正常なリントの反応だよ。責めはしない。」(バベル)

 「良いかしら。」(ジャーザ)

 

 パソコンを操作していたジャーザがやっと顔を上げた。パソコンで作業していたために体を伸ばして凝り固まった体をほぐしながら口を開いた。

 

 「あなたの知っているグロンギと私達との違いを分かってもらわないと。そこから話すべきね。」(ジャーザ)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 鴻上コーポレーション、そこには洒落た普段着に身を包んだ正則が居た。普段、仕事以外ではあまり他の企業には来ないのだがここに来るときは大抵要件が決まっているのだ。

 

 「お前らは流石にここで管理されている方が良いだろう。悪く思うだろうが文句は一切聞かねえからな。」(正則)

 

 正則は手に持っているアタッシュケースに対して語りかける。そのアタッシュケースの中身はかつて正則が使っていた6連オーズドライバー、ヘキサオーズの力だった。それを持って鴻上コーポレーションに来たのはそれを厳重な場所で管理するのに妥当な場所だと結論付けたからである。なお、友人妹カップルの彼氏と同じく事後報告スタイルなので奥さんには連絡はおろか事前の説明もないのだ。そんな中、オーメダルに関する研究を行っているこの鴻上コーポレーションに十三異界覇王の一角を担う存在が目を付けないはずは無かった。

 

 ジャラジャラジャラジャラジャラジャラ...

 

 何やらゲームセンターのメダルゲームで聞くような金属音が外に通じる中央入り口から聞こえてきた。

 

 「おいおいおいおい。」(正則)

 

 なんと中央エントランスの窓から見えたのは大量の銀色のメダル=セルメダルだった。その大量のセルメダルは窓ガラスを突き破りなだれ込んできた。それを見た会社員たちは皆、奥の方へと逃げていった。

 

 「なぜ、大量のセルメダルが。」(正則)

 「このセルメダルは私の欲望から生まれたのだ!!」(オーズ・トゥルース)

 

 セルメダルが一か所に集まり人型となる。人型のメダルの塊は赤色の頭部と黄色の両腕と緑色の下半身を持つ姿になった。十三異界覇王の一人、欲望獣心王オーズ・トゥルースが姿を現した。

 

 「なら。」(正則)

 ジャキン!ジャキン!ジャキン!

 「変身!」(正則)

 

 正則は仮面ライダーオーズNEOに変身し、オーズ・トゥルースと戦闘を始める。

 オーズNEOはハヤガコンボの各部位の特性を生かした連携攻撃を放っていく。それに対してオーズ・トゥルースはオーズの基本形態であるタトバコンボのまま圧倒的な力を見せてオーズNEOを追い詰めていた。

 

 「タトバコンボにそこまでの力はないはずだろ!」(オーズNEO)

 「そもそもタトバコンボは10枚目のコアメダルを使っている特別なコンボだ。私の欲望の大きさによって無限に力を発揮できるのだ。」(オーズ・トゥルース)

 

 それを証明するようにオーズ・トゥルースは強烈な虎を思わせるパンチを放った。

 オーズNEOはヤドカリアームの殻を合わせて巨大な楯として攻撃を防御した。だが、オーズ・トゥルースの力はすさまじく、ヤドカリアームの装甲を破壊してオーズNEOを数メートル後ろへ後退させた。

 

 「この世界のオーズはその程度か。面白くない。ん?」(オーズ・トゥルース)

 

 オーズ・トゥルースはオーズNEOが持ってきたアタッシュケースを見た。その中にあるものの存在を感じたのだ。

 

 「そうか、そうか。素晴らしい!その欲望を存分に開放すると良い!!」(オーズ・トゥルース)

 

 オーズ・トゥルースは体を構成する大量のセルメダルをアタッシュケースの上に置いたのだ。すると、アタッシュケースから6つのメダルが飛び出し、それぞれがセルメダルを吸収したのだ。

 セルメダルを吸収したメダルはそれぞれのメダルの元となった悪の組織のエンブレムを思わせる怪人となった。

 ワシの姿をしたショッカーグリード、蛇とワシの合成体であるゲルショッカーグリード、機械のブレードとハサミ、装甲を纏ったサソリのデストロングリード。幻獣キマイラを彷彿させるしなかな肢体を持つゴッドグリードに赤いマントを纏う骸骨のガランダーグリード、6体の中で最も巨大な体を持つ魔人デルザーグリード。

 ヘキサオーズの力の源である悪の組織のコアメダルから誕生したグリード。ついにその肉体を手に入れたのだ。

 

 「まじかよ...。」(オーズNEO)




 織斑家では来訪したグロンギたちが自分たちがたどった歴史を物語る。
 沢芽市から戻って来た陸は自身にとって未知なるレベルであるレベル50のガシャットの試運転に挑戦する。
 山奥で修業に励む颯斗の前にガリマ、グロンギの一団のメンバーであるガメゴとバターが姿を見せた。
 
 

 窮地に陥るオーズNEOに火野映司=仮面ライダーオーズと伊達明=仮面ライダーバースが救援に駆け付けた。

 「言っただろ、お前たちの好きにさせない!。」

 むき出しの欲望は真なる力となり、巨大なる悪の力を正しき形とする!

 「ショッカー!ゲルショッカー!デストロン!ゴッド!ガランダー!デルザー!」
 「変身!」
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