一夏は戸惑った。あの男っ気のない千冬姉にまさか、まさか男がいたなんて。
「ち、千冬姉。その人とはどのように出会ったのか聞いても?」
「ん?あぁ、海座の紹介だ。」
「……納得。で、えーと伊賀栗さん?だったっけ?ち、千冬姉のどんなところに惹かれたの?」
「そうですね、家事もしっかりこなせ「いや、ちょっと待て。今なんつった?」いや、家事もできるって。」
「そんなバカな。あの、あの千冬姉だぞ?洗濯もロクにできないあの千冬が家事ができる?まさか、海座が作ったアンドロイドなんじゃ。(バシィ!)イテェ。」
「人もアンドロイド扱いとは…。」
「うん。やっぱりいつもの千冬姉だ。」
「家事に関しては修行したのだ。海座のとこでな。更識……では、ないか。海座二大妻がしてくれた。」
「………うん、海座ってやっぱスゲェわ。……レイトさん、力は無駄に強いし、無駄に知名度あるし、無駄に崇拝されてるような姉です。面倒をかけるかもしれません。けど、そんな姉ですが良いところもあるんです。姉のこと、よろしくお願いします。」
「なぁ、ちょっと無駄って言い過ぎじゃないか?」
一夏は、これ地面に頭落とすんじゃね?と思うくらい勢いで頭を下げた。
「え、あ、うん。よ、よろしくお願いします?」
「では、レイト義兄さん、千冬姉、俺はここで。お邪魔しました。あ、式には呼んでくれよな、千冬姉。」
こうして、一夏は織斑家から自宅へ帰って行った。
一夏宅
「ただいま。」
「「「「おかえりさい!」」」」
一夏の家は、一夫四妻。一夏1人に対し、篠ノ之箒/セシリア・オルコット/凰 鈴音/シャルロット・デュノアの4名。まぁ苗字変わってんだけどな。一夏の仕事が忙しく挙式していないが、みな幸せな生活を送っている。
これも、海座の為に動い(てしまっ)た天災による贈り物のようなものだ。まぁ、一妻多夫制にはならないので、女尊男卑によって虐げられる男性が、この制度によって増えることはないだろう。
「千冬姉もとうとう結婚だとさ。」
「「へぇ〜、あの千冬さんがか(ね〜)」」
昔の千冬を知っている箒と鈴は意外そうな声をあげた。
「しかし、織斑先生も結婚するのですか。あの日々が懐かしいですわね。」
「そうだね。僕らしょっちゅう問題起こしてたから。」
「「「「それは言うな」」」」
「あはは。」
夫婦仲はそれぞれ良好。幸せな家庭を築いていた織斑夫婦達なのでした。
「さて、次の旅行場所は、九州だ!でも、沖縄は別個で行くぞぉ〜!」
「「やったー!」」
また次なる旅が始まる。