IS〜悪しきウルトラの力を使いし者〜   作:proto

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お待たせしました。これで本当にラストです!


アフター#29 LAST is 最南端

飛行機の気圧変化で耳をやられている人物がいる。ultramanスーツを開発した海座博之である。

博之が載っている飛行機は現在、那覇空港に向けて針路を取っている。

が、巻き込まれ体質の海座のことである。何も起こらないはずがない。

「オラオラ、全員両手を上にあげて、頭を下げろぉ!」

だが、まさか日本国内でハイジャックに遭遇するとは思っても見なかっただろう。

ハイジャック犯が持っているのは実銃……に近いが、少々異なるものだろう。

「金目の物持ってる奴は差しだせぇ!そしたら命だけは助けてやる!」

そう叫ぶ親玉風の男を見ながら、足元にあるアタッシュケースを足で引っ張り出し、開ける。

「………オラオラ、兄貴の言うことが聞こえねぇのかぁ?」

子分らしき人物が甲高い声でそう叫ぶ。

「はぁ、せっかく綺麗な海が見えてると言うのに、気分が台無しだ。」

「アァン?なんだてめぇは?」

「そこの甲高い声のお前、ちょっと黙れ。」

「てめぇ、死にたいミテェダナァ!」

海座の右腕にあるのは黒と赤のアームガード。アタッシュケースの中身はこれだ。

「Belial!」

と、海座が叫ぶ。アームガードから装甲が展開され、体を包み込む。最後に、頭部マスクが展開され、装着完了。

「な、なんなんダヨォ!」

そう言って懐からスタンロッドを取り出す子分。それを手で握りつぶす。

「ファッ!?」

そして、親分の元へ返却。そのままギガバトルナイザー(威力を人間用に調整したもの)で2人を拘束し、事件は終わったかのように見えた。

 

 

拘束した2人を警察に引き渡し、ようやく事件が終わり、沖縄を回り始めることができた。

 

 

空港から出ると、沖縄特有の暖かさを感じられた。っと言うよりかは……

「「「暑い!」」」

と、3人はなるべく軽装になるため、服を脱いだ。半袖半ズボンでくらいで丁度良い暖かさだった。

 

ここからはダイジェストでどうぞ。

 

 

 

沖縄で見つけた飲み物『ルートビア』

アメリカ発祥のアルコールの入ってない炭酸飲料だ。下調べ時に見つけて、気になっていたので、全員分購入し飲んで見た。

「不味くはない。」

「そうね、不味くはないわね。」

「でも……。」

「「「味がサ〇ンパス。」」

サロン〇スを飲むという疑似体験が出来たのだった。

 

 

 

沖縄、国際通り。

お土産屋が多く並ぶこの通り。その店先を見て、海座と作者が思ったことが一致した。

(沖縄って、下ネタフリーなのかな?)

と。

そう思うのも無理はなかった。なんせ、男性器を模したちんすこうや水で膨らむ何かなど、果てにはノンケだって構わず食っちまう青つなぎのお兄さんの顔写真?が堂々と置いてあるからだ。

まぁ、人の良い方が多い場所だと感じた。

 

 

 

 

シュノーケリング。

シュノーケルを装着し、海の中を見る。カクレクマノミやハリセンボンと言った名の知れた魚を見ることができる。

「ヒr…ゴボゴボゴボゴボ!」

「え、ちょ!?簪ちゃーん!」

それは、あまりの美しさを見たが故の事故だった。

綺麗なサンゴ礁に心を打たれた簪は、愛しの旦那にも見せてたいという気持ちで名前を呼ぼうとし、海水を飲み込んでしまった。

 

数十秒後、ベリアルの力を少し使ったヒロが、救出し事なきを得た。

 

 

 

こうして、多少のトラブルこそあったが、無事全ての県を旅行することが出来たのだった。




皆さま大変長らくお待たせいたしました。
長くお待たせした割にあんまり詰まってないじゃないか!
と、言いたい読者さまいらっしゃるかもしれませんが、
ご了承いただきますよう、お願い申し上げます。

さて、この回を投稿して、本作は完全完結とさせていただきます。
皆さま、いままで今作をありがとうございました。

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