IS〜悪しきウルトラの力を使いし者〜   作:proto

12 / 108
11話をご覧でない方は、1話戻って読んでくださいね。


第12話 来日と読心と会議と。

更識簪さんのISを作る事になった翌日の事だ。あ、海座だ。あのあと泊まった2人は、朝すぐ出て行ったよ。

 

今朝、教室内はとある話で持ちきりだった。

「今日二組に、転校生が来るらしいよ。」

「えー、この時期に?」

「ってことは、代表候補生なのかな?」

「十中八九そうでしょー。」

どうやら、どっかの国の代表候補生らしい。

「でも、織斑君さえ頑張れば、怖いもの無しね。」

「そうね、専用機持ちは一組(うち)と四組だけだし。」

「その4組の専用機も未完成らしいし。」

ふむ、じゃあ間に合うように作るとしよう。

「次のクラス対抗戦の、『学食スイーツ半年フリーパス』は、うちのものね!」

「そうは問屋がおろさないわ!」

ガラバンッ!という音を立てて、ドアが開く。

「2組のクラス代表は中国代表候補生である、このアタシになったの!」

そこに立っていた人物に対して、いち早く反応を示したのは織斑だった。

「鈴?鈴か!」

「えぇ、久しぶりね、一夏。」

そんな感動的な再会があったが、無慈悲な出席簿は彼女の脳天を確実に捉えていた。

「イタっ!・・・ち、千冬さん!?」

「織斑先生だ。それよりもHRが始まる。自分の教室へ戻れ。」

「はい。それじゃあ一夏。また後で。」

ケチだね、ちーちゃん。

「海座、何か言ったか?」

「いえ、何も。」

無表情で返す。が、内心ビクビクしていた。

(心を読まないで欲しい。)

「えー、それではHRを始める。日直!」

「起立、気をつけ!礼!」

「「「「「おはようございます!」」」」」

「おはよう。えー、今日の連絡事項だが・・・。」

普通の学校のようにHRが始まる。

 

昼休みのことだった。

「あ、あの。海座さん、いらっしゃいますか?」

1人の少女が俺を訪ねて来た。昨日うちのラボに泊まって行った更識簪さんだ。

「えっと専用機の件でお話が・・・。」

「あぁ、はいはい。更識さんお昼は?」

「えっと、学食で済まそうかなと。」

「わかった。じゃあ、屋上で。お弁当ニコも作っちゃったから。」

「あ、じゃあその・・・、屋上で・・・。」

こうして俺と更識さんは、屋上へと向かった。

 

 

屋上

「それじゃあ、召し上がれ。」

本日のお弁当は洋食。オムレツなんかがはいってるZ。

「い、いただきます。海座さん。」

「うーん。更識さん。俺のことは『カイザー』とでも呼んでくれ。」

「えっと、・・・カイザー。」

「うん。そうだな、その方がかっこいいい。」

「じゃあ、私も簪で。苗字だと、お姉ちゃんと被るから。」

「わかった、簪。」

こうして、技術者兼操縦者による開発会議が始まった。

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。