簪さんとテストをした後、ラボに戻り両方の機体をメンテナンスした。特に異常もなかったので、早く終わり、GEEDを返却して、簪さんはラボから帰った。
その後、また来客が来るのだった。
「はい?」
そこに居たのは見慣れぬ少女。
「あなたが、海座博之くん?」
「だとしたら?」
「お願いがあるのよ。」
と、言うと扇子を開く。そこには『依頼』と書いている。
「ま、とりあえず中にどうぞ。」
来客なので客間に通し、コーヒーを淹れる。
「あなたが簪ちゃんの機体を作ったのよね?」「簪ちゃん?あぁ、簪さんね。だとしたら?」
「ねぇ、その『だとしたら?』って口癖かなんか?」
「いや、アンタが食えないやつだからな。不用意に情報を言わないテクさ。それに、アンタは俺の名前知ってるみたいだけど、俺はアンタの名前を知らない。」
「あ、自己紹介忘れてた。では、改めまして生徒会長の更識楯無です。」
「で?アンタ相当な手練れだろ。ロシア代表さん。」
「!?なんでその事を?」
「いや。TVで見覚えあったから。名前聞いて確信したよ。ロシア代表、更識楯無……簪さんの姉。」
「なるほどね。で、私のお願い聞いてくれるかしら?」
「内容すら知らないのにやる、やらないは言えない。」
「私の依頼は、あなたの、そして簪ちゃんと同じタイプの機体にしてほしいだけ。」
「……確か、アンタの機体はロシアの機体のフルスクラッチ型。十分なんじゃないか?」
「……妹と仲直り…したいから、そのきっかけにと思って。」
「はぁ、アンタ…あー、更識さんよ。」
パシッ!と紙束を頭に当て、体の向きを180°回転させる。
「え?な、何?」
「ほれ、回れ右。で、さっさと会いに行ってこい。で、自分の思いを伝えてからしっかり話せ。たった1人の妹なんだろ?」
「………(グスン。わかった。」
「機体はその後だ。さ、行った行った。」
更識楯無は来た方向を向いて駆け抜ける。
「さて、本当に機体依頼来たらどうすっかな。」
そして、頭を掻きながらコーヒーを二杯飲み干すのだった。
「…
少女……更識楯無は走る。目指すは妹の部屋。
寮の廊下を
「はいは〜い。どちらさ……たっちゃんさん。どうしたんですか?」
「はぁ、はぁ、簪ちゃん居る?」
「中に居ますよ〜。何やら嬉しそうな様子でしたぁ〜。では、私は所用を済ませてくるので〜。」
「う、うん。ありがとね。」
楯無は深呼吸して、部屋に入る。
活動報告欄にて楯無さんの機体についてのアンケート?を
やります。ぜひぜひ、みなさんのご意見頂けたらと思います!