「俺はジャグラス ジャグラー。ま、ジャグラーとでも呼んでくれ。これからよろしく頼むぞ、オーブ。」
出て来たのは、男だ。スーツを着た男。
「こいつは戦闘もできるから、訓練にはもってこいだ。」
「ま、こんな感じにな。」
そう言うと男……の姿は異形へと変わった。
「言うなれば、魔人態。この姿で君との訓練や、敵勢力との戦闘などをこなしてくれる。」
解説はしっかりと俺がする。
「それと、Orbにこいつの意識データを飛ばす事もできる。これで、その場に居なくても戦闘アドバイスができる。」
「これ、簪ちゃんのにも付いてるの?」
「うん。私のは、レムって言うの。」
「じゃ、2人とも。明日訓練する?」
「「もちろん。」」
「じゃ、相手しますか。2対1でやろう。」
「え?でも、それじゃあヒロが不利じゃ。」
「俺を誰だと思ってる?ウルトラマンベリアルだぞ?それに、2人よりもこの
「じゃ、生徒会長権限でアリーナ取っておくからね。」
「とりあえず、今日は寝よう。もう12時だ。」
「じゃあ、帰らないと。」
「今帰ったら織斑先生に見つかるぞ?前みたいに泊まってけ。」
「じゃ、じゃあ!ヒロも一緒に寝よ?」
「え!?」
こんなこと言われたら誰でも赤面するわ!
「じゃあ、私も。いいよね?」
「はいはい。わかりました。それなら、風呂入ってくるので。あと、寝室に着替えあるんで、着替えたかったらどうぞ。」
そう言って、風呂へと向かった。
「ふぅ〜。キツイ。」
急ピッチでOrbを組み立て汗が酷かった。
「早く上がらないとなんか言われそうだな。」
すぐに風呂から上がると、黒に赤いラインが入った部屋着を着て、寝室へと向かう。
寝室には青い寝巻きを着たカイチョーと、水色の寝巻きを着た簪が居た。
「じゃ、寝ますか。」
「ヒロ、真ん中で寝て。」
「わ、わかりました。」
簪の目力に圧倒され、敬語になってしまった。
そして、左から簪、俺、カイチョーといった並びになって大きめのベッドで寝た。
なんだろ、ヒロの横落ち着く。……いや、なんかドキドキする。あんまり意識してなかったけど、もしかして私、ヒロのこと……。
博之君の横。そう考えると、鼓動が高鳴る。眠いけど眠れない。簪ちゃんとの仲を戻すきっかけをくれた。そんな彼の事を、私は……。
((好きなのかもしれない……いや、好きなんだ!誰にも、渡したくない。))
姉妹は、意中の相手を見つけ……そして、取り合うのだろうか?いや、まだそう決まったわけでは……無いのかもしれない。