俺、海座 博之と織斑センセーの関係が仲の良い隣人くらいになったのであろうか?と、教室が疑問を抱いた日の昼休み。
「改めて、シャルル・デュノアです。海座君、これからよろしくね。」
「ん?あぁ、男装か。俺に何か用か?」
自己紹介に耳を貸していなかった海座が、サラッと男装である事を言ってしまう。
「ちょっ、ちょっとこっち来てもらえる?」
と、腕を引っ張られ屋上へと引きずられる。
「ど、どうして僕が女子だと思ったのかな?」
「……安心しろ。その動揺の仕方で女である事はわかってんだ。そもそも、男にしては線が細すぎる。」
「………。」
「ま、男じゃねぇ事くらいは……織斑以外の男と勘のいいやつならわかるさ。」
「あー、もう一夏にはバレてるんだ。」
「あ、そ。」
「ねぇ、その言い方からするに最初から気づいてたよね?なんで、言わなかったの?」
「別に。言う理由がないからな。てか…… なんで俺に声をかけた。」
「お願いがある。」
「なんだ?この学園で男装がバレないよう助けろと?やだね、そんなのは自分で……」
「君は、どんなものでも潰せる自信ある?」
「ん?まぁ、面白そうならな。ありとあらゆる物をひねり潰せる自信はある。」
「……会社でもなんでも潰せるなら!デュノア社から僕を……解放して!」
「……ニヤッ)請け負った!面白くなりそうだ。」
こうして、俺らのデュノア社をぶっ潰そう計画が始まった。
そして、放課後
アリーナから爆発音が聞こえる。
様子を見に行くと、凰鈴音とセシリア・オルコットが伏せ倒れ、ラウラ・ボーデヴィッヒが仁王立ちで2人を見下して場面に遭遇する。
「フン。中国もイギリスも所詮この程度の操縦者とこの程度のスペックの機体しか用意できんようだな。」
「クッ!悔しい……ですわ。」
「まだよ!まだ終わらない!」
竜砲を放とうと立ち上がるも、安定しない。
やめろぉぉぉ!という叫び声を上げながら、織斑が突っ込んで行く。
「フッ、どんな突進もこのAICの前では無意味。」
一度止められ、一旦引く織斑だが
「零落白夜!」
エネルギーを莫大に使う単一仕様を、発動させて再び突っ込もうとする。その時、2人の間に砂埃が舞い、1機の機影が写る。
「たっく、負傷者の搬送が先だろうが。」
と、ギガバトルナイザーで零落白夜を受け止めるBelialの姿があった。受け止めていた、織斑の雪片二型を掴み吹き飛ばす。
「あちゃぁ〜、力加減間違ったな。3人目の負傷者だな。」
と、わざとらしい発言をし出せるだけガジェットを出し、織斑を担がせる。
「この続きは、えーと学年別トーナメントで決着を付けろ。」
「フ、面白い。公の場で叩き潰す機会があるとはな。」
こうして、この件は先生方が入る前に終わった。因みに他2人はジード、オーブと協力して保健室まで運んだ。