凰鈴音とセシリア・オルコットが負傷、機体が中破という事件の後日のことだった。
「学年別トーナメントがタッグマッチになる?」
クラス中がその話題で持ちきり。もちろん、学年別のトーナメントなので、こういった場合は基本簪と組む……予定なのだが、
『1年1組海座博之君、1年1組海座博之君は、職員室まで大至急来てください。』
呼び出されたよ。彼女に……。
職員室に行くと、織斑センセーと刀奈が居た。
「何か誤用でしょうか?」
「別に誤って呼んだわけじゃない。お前に相談があってな。」
「なんです?規格外の性能だから2年生とやれと?」
「……(なんでわかるだ?)まぁな。正確には1年と2年、両方出ないか?という提案だ。」
「構いませんよ。それなら、不平等では無くなりますからね。」
うん、これならどちらか一方が共に戦えない(今回の場合は楯無)というのが無くて後々助かる。
「わかった。お前のことだ、1年のタッグは更識、2年のタッグはこいつと組むのだろ?」
「その予定です。」
「それで申請しといてやる。」
「やった♪一緒に戦えるね、博之君。」
「はいはい。ま、軽く捻りますか。」
こうして、学年別トーナメントなのに!俺だけ2年生のも出ることになりました。はい、そこー、拍手。
そして、さらに後日。
「まず1年の部で、そのあと2、3年の部ね。」
「ヒロ、頑張ろ!」
「あぁ、全員叩き潰してやる。っと、その前に対戦表は……、俺らシードやん。」
「え?あ、本当だ。」
「その後は、うへぇ。前の組み合わせ最悪だ。」
俺らの相手は、前の試合に勝った方。その組み合わせは『織斑一夏&シャルル・デュノアvsラウラ・ボーデヴィッヒ&篠ノ之箒』だった。
「次の試合もシードかもな。」
「……ありそう。」
と、相打ち終了を想定した俺たちだった。
問題の試合が始まろうとしている。
「フッ、まさか一発目から貴様を屠れるとは。神の戯れだろうか。」
「お前は、俺が倒す。」
「せいぜい足掻け!篠ノ之、足引っ張るなよ。」
「……クッ!」
『それでは、試合開始です。』
大きな咆哮をあげながら、突っ込んで行く織斑に対して、冷静にAICで止めようとするボーデヴィッヒ。だが、AICに捕まる直前で織斑は進路を変え、篠ノ之めがけて突っ込んで行く。
「零落白夜!」
「ごめん、箒!」
『篠ノ之箒、SEエンプティー。』
篠ノ之を先に仕留め、2対1の空間を作る。
「これで、僕たちの方が有利だよ。」
ボーデヴィッヒがAICを使うには集中力を要し、一点にしか使えない。つまり、タイマンなら最強とも言えるが、一対多数の場合には使いづらい物と言える。このピンチにボーデヴィッヒはどう切り抜ける!
その頃、ウルトラマンゼロは……
「クソ。ベリアルの気配はあるのにうまく掴めねぇ。ったく、どこに居やがんだよ。」
また、ブレスのエネルギーを切らしていた。