IS〜悪しきウルトラの力を使いし者〜   作:proto

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第34話 両出と組み合わせと開幕と。

凰鈴音とセシリア・オルコットが負傷、機体が中破という事件の後日のことだった。

「学年別トーナメントがタッグマッチになる?」

クラス中がその話題で持ちきり。もちろん、学年別のトーナメントなので、こういった場合は基本簪と組む……予定なのだが、

『1年1組海座博之君、1年1組海座博之君は、職員室まで大至急来てください。』

呼び出されたよ。彼女に……。

 

 

職員室に行くと、織斑センセーと刀奈が居た。

「何か誤用でしょうか?」

「別に誤って呼んだわけじゃない。お前に相談があってな。」

「なんです?規格外の性能だから2年生とやれと?」

「……(なんでわかるだ?)まぁな。正確には1年と2年、両方出ないか?という提案だ。」

「構いませんよ。それなら、不平等では無くなりますからね。」

うん、これならどちらか一方が共に戦えない(今回の場合は楯無)というのが無くて後々助かる。

「わかった。お前のことだ、1年のタッグは更識、2年のタッグはこいつと組むのだろ?」

「その予定です。」

「それで申請しといてやる。」

「やった♪一緒に戦えるね、博之君。」

「はいはい。ま、軽く捻りますか。」

こうして、学年別トーナメントなのに!俺だけ2年生のも出ることになりました。はい、そこー、拍手。

 

 

そして、さらに後日。

「まず1年の部で、そのあと2、3年の部ね。」

「ヒロ、頑張ろ!」

「あぁ、全員叩き潰してやる。っと、その前に対戦表は……、俺らシードやん。」

「え?あ、本当だ。」

「その後は、うへぇ。前の組み合わせ最悪だ。」

俺らの相手は、前の試合に勝った方。その組み合わせは『織斑一夏&シャルル・デュノアvsラウラ・ボーデヴィッヒ&篠ノ之箒』だった。

「次の試合もシードかもな。」

「……ありそう。」

と、相打ち終了を想定した俺たちだった。

 

 

問題の試合が始まろうとしている。

「フッ、まさか一発目から貴様を屠れるとは。神の戯れだろうか。」

「お前は、俺が倒す。」

「せいぜい足掻け!篠ノ之、足引っ張るなよ。」

「……クッ!」

『それでは、試合開始です。』

大きな咆哮をあげながら、突っ込んで行く織斑に対して、冷静にAICで止めようとするボーデヴィッヒ。だが、AICに捕まる直前で織斑は進路を変え、篠ノ之めがけて突っ込んで行く。

「零落白夜!」

瞬間加速(イグニッション・ブースト)で篠ノ之の目の前に迫り、その手に持つ冷たい光を振り下ろす。

「ごめん、箒!」

『篠ノ之箒、SEエンプティー。』

篠ノ之を先に仕留め、2対1の空間を作る。

「これで、僕たちの方が有利だよ。」

ボーデヴィッヒがAICを使うには集中力を要し、一点にしか使えない。つまり、タイマンなら最強とも言えるが、一対多数の場合には使いづらい物と言える。このピンチにボーデヴィッヒはどう切り抜ける!

 

 

 

その頃、ウルトラマンゼロは……

「クソ。ベリアルの気配はあるのにうまく掴めねぇ。ったく、どこに居やがんだよ。」

また、ブレスのエネルギーを切らしていた。

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