2対1という状況に陥ったボーデヴィッヒの表情は、全く変化していなかった。この状況でも圧倒的に勝てると思っていたからだ。
(この際、第2世代の方は放置だ。)
再び突っ込んでくる織斑にレールカノンの照準を合わせ、しっかりと当てて行く。織斑に当たったレールカノンの弾は爆煙を上げ、デュノアに織斑を援護する事が出来ないようにした。
そこに、織斑の位置を予想しながら爆煙に入るボーデヴィッヒ。そして、何処だとキョロキョロしている織斑の目の前に高速で現れ、プラズマ手刀を叩き込む。が、その手を掴まれる。
「やっと捕まえたぞ。シャル!いまだ!」
「オッケー!そりゃぁ!」
デュノアはパイルバンカー型の近接武器を展開していた。それで、全力で殴る。ヒット&アウェイ戦法でデュノアが離れて行き、リヴァイブ・カスタムの最大の武器であるとも言える
(このままでは、負けてしまう!)
『あなたは、力を欲しますか?』
負けを考えたボーデヴィッヒに、声が聞こえてくる。
(あぁ!私に力をよこせ!全てを叩き潰せる力を!)
『Damage Level RED Pilot Mental Level Minus VTS Activated System Start』
その瞬間、ラウラ・ボーデヴィッヒの意識は途絶えた。
アリーナ真ん中で突如動かなくなったボーデヴィッヒをみた織斑は、トドメとして零落白夜を叩き込もうとしていた。
だが、突如ボーデヴィッヒの機体が液体のような状態へと変化し、徐々に形状を変えて行く。
その様子を見ていた、観客席の博之は……
「おいおい、マジかよ!ドイツはなんてことしてくれたんだ!」
「ど、どうしたの、ヒロ?」
「おい!2人とも、今すぐ観客席の生徒全員避難させろ!」
事態の深刻さを悟った楯無は、「……わかったわ。」と、一言言って簪を連れて生徒の避難を開始した。
すぐにIS開発者に連絡を取る。
「束様!VTSを発動した機体はSEを削れば、止められるんですか?」
『理論上は可能だけど。……いっくんの零落白夜じゃ無理だよ。』
「それだけ分かれば十分ですよ。それに、零落白夜じゃ危険なんで…。」
Belialを纏い、アリーナへと向かう。
「出てこい、ボガール共!」
怪獣ガジェット12ボガールドレイラーは、高次元捕食獣として出てきた怪獣だ。そして、こいつの派生機である、アークボガールドレイラーとボガールモンスドレイラー、レッサーボガールドレイラーを各一機ずつ出し、VTS発動中の機体に貼り付け、4点から同時にSEを吸収するのだった。