水柱を立てたモノ、それは見たことのない…否、この場には2人見たことがある者がいる。その2人は、水柱を立てた本人を見てこう叫ぶ。
「ゼロさん!」「ゼロ!」
海に沈んだはずの織斑ではなく、ベリアルを探しにきていたウルトラマンゼロが海から浮上してきた。
「俺は、ゼロ!ウルトラマンゼロだ!よう、オーブにジード 。元気にしてたか?」
「おかげさまで。」
「そっちこそ。」
「で、アレか?また俺たちの前に立ち塞がるのは。」
もう一方の水柱、それこそ織斑一夏の攻撃で落ちた、博之……その姿は
『ウルトラマンベリアル アトロシアス!』
エンペラ星人とダークルギエルの力で、デモニックフュージョン・アンリーシュしたBelialだった。
「ヒロ!」「博之君!」
上がってきた博之の元に急ぎ、胸に飛び込んでくる彼女達。
「お前ら、怪我ないか?」
「え?う、うん。」「私もない。」
「そうか。」
博之は、腕を上げてどこかにあるギガバトルナイザーを、呼び戻す。
「チッ!ボガールシリーズは調整がメンドーなのによ。」
そう言って、微動だにしない銀の福音に近づき、頭を掴む。すると、闇のような物が見え始め、銀の福音はダラリと脱力するような感じになる。
「ゴスペルよ、パイロットを解放しろ。」
すると、銀の福音はパイロットを博之へ出した。
しかし、その瞬間だった。異世界のゲートにも見えるモノから、純白な巨体が降り立つ。
「「「「ギャラクトロン!」」」」
「ベリアル、お前の力そのまま、寄越せ!」
『行け!俺の力を思う存分振るってこい!』
「ジャグラー。このパイロット頼む。」
この場に無い、ジャグラーにBelialの遠隔操作を任せる。博之はベリアルの力を使い、ギャラクトロンと同じ大きさになる。アトロシアスの状態でだ。
もちろん、IS大に変身していた他のウルトラマンも元のサイズに戻る。
「おい、ベリアル!どういう風の吹き回しだ!」
「ゼロさん。彼はベリアルさんとは、本質的に違うようみたいですよ。」
「何?……いや、こいつの力は完全にベリアルと同一だ。」
「無駄口叩いてないで、目の前の敵に集中しろ。」
博之の口調がベリアルの様に変化し始めている。
「チッ!ウルティメイトイー…。」
伝説のウルトラマンである『ウルトラマンノア』から授けられた最強の鎧である『ウルティメイトイージスを纏おうとした時だった。ギャラクトロンが突如突進し、左腕の回転大剣をゼロに向け振るう。咄嗟に、ガードするが、左腕を前に出していたためウルティメイトブレスでガードしてしまいその一撃でブレスを破壊されてしまった。
「せっかく直したのによぉ〜!この野郎!」
ゼロは怒りの鉄拳を、ギャラクトロンに叩き込んだのだった。