あの後、織斑先生から日程の調整がついた事を教えられた。
そして、少しだけズルかもしれないがやらなければならないことがあった。それは、戦いの前日のことだった。
「ゼロアイ……回収完了。ふぃ〜、寮からラボまで運ぶのに苦労したぜ。」
博之はガジェットを使い、ゼロアイNEOを回収していた。
「織斑には大きすぎる力だ。負ける気など無いが、あいつには……まだ早すぎる。」
『お前、変わったんだな。』
「俺はベリアルじゃない。あいつに体を乗っ取られかけて、神にコントロールする力を貰っただけだ。」
『あ、本当にベリアルじゃなかったんだな。』
「まだベリアルだと思ってたのか。まぁ、直接ベリアルになったように見えたから、仕方ないか。」
『俺は、あいつを見殺しにしないために融合した。ウルトラマンとして、人を守るために。』
「俺は…守りたい奴らがいる。俺なんかのことを愛してると言ってくれた奴らを。」
『それでいいんだ。守るものがある奴は強いからな。』
「明日、俺は奴を叩き潰す。」
『…ま、あれは自業自得だ。』
「最初から……で行こうと思ってさ。」
『あぁ、いいんじゃねぇか?』
「じゃあ、俺は寝る。自由に動きたかったら、そこに調整済みの
『そうさせてもらうぜ。』
こうして、ゼロはブレスを直す作業に入った。
次の日、アリーナにて。
「おい、海座!お前、俺のゼロアイどこにやった!」
「ゼロなら、うちのラボでブレスの修理中だ。それに…お前のじゃない!」
「俺と融合したんだろ?じゃあ、俺のじゃないか!」
「守るものもないくせに、ウルトラの力にすがるんじゃねぇ!行くぞ!」
『デモニックフュージョン・アンリーシュ!
エンペラ星人!ダークルギエル!ウルトラマンベリアル! アトロシアス!』
かつて、人々を恐怖のどん底に陥れた姿が、人を守ることを教えようとしていた。
「俺の実力、見せてやる!来い、白式!」
(あれに光線技は効かねぇ。ならば!)
「来い!ガジェットたち!」
博之は怪獣ガジェット25グローザーリング 26モズイシューズ 27ナックルアームを呼び出し、ギガバトルナイザーを後方へぶん投げる。怪獣形状のそれらは、形をリング、靴、籠手へと変える。
「さぁ、地獄を楽しみなぁ!」
おい!それ別作品のセリフゥ!
「うせぇ!」
地文に突っ込まないでー。あ、メタメタしさ満載ですみません!
グローザーリングの力で突っ込んでくる織斑の手前に攻撃をし、ギリギリ躱せたと油断した織斑に、モズイシューズの力で高速移動、上空から加速しつつナックルアームでオラオラオラオラし、最後の一発で爆発ダメージモードを起動。殴った回数ぶんの爆発ダメージが織斑を襲う。
「やっべ、アトロシアスで使う計算で設計してないから、全部壊れた!」
通常形態のパワーを基に設計したため、アトロシアスについてこれなかったのだ。
「ま、今回のデータを基に作り直すとして……、織斑はどうだ?」
博之の予想通り、地面に大きな穴を開けて倒れていた。
「弱い。自分の身丈に合わない力は、自身を傲慢にし、力を暴走させる。」
これ以上の戦闘は不可能だと判断し、ピットに戻ろうとした。
その時だった。後ろから何かに斬られたような感覚に襲われたのは。
博之は、その衝撃を利用しギガバトルナイザーを回収。即座に態勢を整えた。
そして、後ろを振り返るとそこには…。