IS〜悪しきウルトラの力を使いし者〜   作:proto

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回想編 ボーデヴィッヒの巻

皆さん、こんにちは。簪 LIEBEなラウラだ!LIEBEって何かって?英語でLOVEと同じ意味だ。

 

……ここからは私の日常を話そうと思う。

っと、まず初めから話すか。でないと誤解されてしまうな。

 

あれは、私がこの学園に転校して来て…タッグマッチトーナメントの時だ。

私は負の感情に飲み込まれ、VTSを発動させられ…いや、発動してしまった。

そこで、なんとも暖かな優しい光が私を包んだ。その光を発していたのが簪だった。私はそんな彼女に惹かれていった。そして病室?で療養中の私は、自身が隊長を務めるIS部隊、黒ウサギ部隊(シュバルツェ・ハーゼ)の隊員達に助言を求めた。主に、副隊長を務めてくれているクラリッサ・ハルフォーフにな。

「クラリッサ。こう、あの人を見ると胸が熱くなるんだが…。これはなんなのだ?」

「隊長、それは恋ですね。」

「こ、恋?それは、異性同士の物ではないのか?」

「いえいえ。隊長、世の中には『百合』というものがありましてね……。」

「ふむふむなるほど、百合か。」

こうして私は、女の子×女の子…所謂百合というものを知ったのだ。

 

そこからは簡単だ。

とにかくアタックあるのみだ。そう思っていたんだ。でも、一つ……たった一つのしかし巨大な壁が私を阻んだ。

そう、海座 博之。私のファーストキスが危うく鉄棍になりそうだった。

 

が、諦めるわけにはいかなかった。しかし、臨海学校では隣に座ることは叶わず。一緒に泳ごうと思ってさがしても見つからず、後から聞いた話によると釣りをしていたらしいが。そして、織斑教官の部屋では海座の上に座っていたので、くっつけずにいた。

 

そして次の日。何か手伝えることがないかと近づこうとしたが、そもそもISすら展開してなかった。それに相次ぐハプニングが私を邪魔した。銀の福音戦の時も出撃できず、結局私は何もできなかった。そして、私と彼女の圧倒的な力の差を感じ取った。

 

でも、気持ちには素直になりたい。が、夜這い?をかけようにも、彼女はラボの中だ。あれのセキュリティは世界最高峰だ。私如きでは破れない。なんとか隙間を見つけ用としたが、欠陥住宅の真逆なので無理だった。

更に、一緒にいないときを狙ってもエレキングと呼ばれているガジェットが守っていて近づけないのだ。

 

一度、海座 博之に聞いたのだ。

「なぁ、更識 楯無が居るのだろ?私に、私に簪をくれないか?」

そう、単刀直入に聞いた。すると、奴は軽く笑みを浮かべた。

「無理な話だ。俺が好き…だけど、俺が拘束してるんじゃない。あいつらが、俺のところにいてくれるだけなんだ。それにな…。」

「それに?」

「責任取らなきゃいけないんだよ。泣かせちまったからな…。」

この時、責任取らなきゃいけないんだよから後の部分は聞けなかった。

 

私はクラリッサに聞いたのだ。

「責任を取るってどういう事だ?」

「…子供を身籠もってしまったとか。」

この時、私はスマホを落とし、そのスマホは足をめがけて落ちていった。

ショックだった。簪がに、妊娠してるかもしれないと思うと気が気でいられなかった。すぐに、奴のラボへと出向き簪に合わせてもらった。

「な、なぁ、簪。に、妊娠してるのか?」

と、焦りすぎて直球の質問を投げてしまった。この時は恥ずかしかったな。だが、簪は首を傾げた。

「?一体なんのこと?」

その言葉が、嬉しかったような…よくわからないと言いたいけどな。

 

おっと、長く語りすぎたな。結局私の日常は、簪を眺めて幸せを感じて居るということだ。

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