ベリアルと空中にて対峙する目つきの悪いゼロは、ザラブ星人が化けているだけだ。……目つき以外はいい線いってんだけどなぁ〜。
「ぜ、ゼロ教官!」
「馬鹿か。いるわけ無いだろ!」
ボーデヴィッヒにそうツッコミを、入れているとゼロもどきが飛びかかってくる。
避けることが出来ずに、空中で回転する。あの、喧嘩で地面にゴロゴロ転がったりするだろ?俺らがやると街壊しかねんから何とか空中にとどめた。
が、ザラブ星人は完璧なまでの変装を見せた。
「……あれ?ベリアルが2人?」
見分けがつかなかった。レイブラットに力を与えられたベリアルの目は邪悪という概念を形にしたものと言える。ザラブ星人は目元が完璧なまでにわかりやすいのだが、今回はそうもいかない。
「どっちが本物だ?なぁ、更識さん達ならわかるんじゃないのか?」
「……あっちじゃないかしら?…いや、こっち……あーもう!見分けなんてつかないわよ!」
混乱してきた場を収めようとしたのは簪だった。その簪は束に通信を開始する。
「…束さん、これってスピーカー付いてます?」
『あー、確か付けてた機体があったなぁ。ちょっと待ってよ……。あ、ちょうどその機体に付いてるよ!』
「ありがとうございます。これ……かな?」
『あ、あー!マイテマイテ!ヒロ!これからいう質問に首振って応えて!…私と始めた会った場所はショッピングモール?』
片方の反応が遅れた。
「そっちがニセモノ……のはず。」
と、Khimairasの全エネルギーでのバーストアタックを反応が遅いニセモノと判断した方に食らわせる。博之が搭乗してないが合体さえして入れば使えるのだ。キメラを模したエネルギーが獲物を食らうように見えるのは束さんの演出だった。
見事命中したバーストアタックは、ザラブ星人の変装を破った。
「ぬぅ、なかなかやるな。なら、目的の実行を最優先にしよう。」
ザラブ星人はどこからともなく小さなカプセルを取り出す。それを…
「あ!ゼットン!」
「なにぃ!って、騙される…か!」
古い手法で意識をそらしたが、もちろん馬鹿ではない。すぐに前を向き直す。が、ザラブ星人が居ない。と、足元から急に現れる。
そして、カラータイマーに触れる。
「チィ!デスシウム光線!」
ゼロ距離からのデスシウム光線が当たり、爆散するザラブ星人だが、その顔には…笑みが浮かんで居た。
こうして、TSSDの初ミッションはバーストアタックの命中や街などへの無被害と成功を収めたのだった。
そして、明日は学園祭が始まる。
一応、学園祭編が本作の山場といいますか。
まぁ、お楽しみにぃ!