ボーデヴィッヒと戦いを繰り広げていた博之。その裏では…。
鬼(学園生徒大半)vs織斑一夏という混沌なるカオスな状況が起きていた!
ん?混沌とカオスは同じ意味?んなこったあ知ってるんだよ。アレだよ、恋がしたい的なアニメ的なアレだよ。
と、まぁ織斑一夏が学園内を逃げ続けるという状況が続き、位置が特定できずにいる。
「亡国の狙いはアイツの可能性が高いだ。早々に合流せねば。」
千冬は焦っていた。亡国機業が学園内で大規模な活動を起こすのでは?と。
「とにかく、早く見つかることを…。」
「うぉぉぉぉ!」
「む!一夏の声?感じからして悲鳴か?」
一夏の声が聞こえた方めがけて走り始める。
一方その頃。
誰からに足を引っ張られる感覚を覚え、尻餅をつく。
「ここなら、安全ですよ。」
「ありがとうございます。えっと、確か…亡国機業の『オータム』さん。ですよね?」
「……くっく、あははは。はー、最初っからバレてたってことか。そうだよ、私は亡国機業のオータム様だ。」
「TSSDだ。大人しく投降しろ。」
と、対人武器である麻痺銃的な試作武器をオータムに向ける。
「そんなもんで、このオータム様が止められる訳ねぇだろぉ!」
オータムはISを展開する。見た目は完全に蜘蛛だ。
「チィ!とりあえず、隊長に連絡を。」
『こちら海座、どうした?』
「亡国機業…オータムと接触。」
『了解、位置は?」
「位置情報を、送ります。それで?」
『……アレは持ってるか?』
「…はい。」
『使用を許可する。そして逃げろぉ!』
「了解!使用許諾確認!対IS用妨害機発射ぁ!」
デザートイーグル型の射出装置から、強烈な光が発せられる。その光は視覚を、そして目に見えないナノマシンはISのハイパーセンサーを一時的に妨害する。
「チィ!逃すか!」
蜘蛛型のIS『アラクネ』は、生徒がいる校舎に姿を現し、織斑一夏を探す。が、
「そこまでだ。」
「ん?お前は……。2人目の!Belialとかいう!」
「これ以上は、好き勝手にやらせない。来い、Belial!」
Belialを纏った博之は、ギガバトルナイザーを構えるが。
(なんだ、体のコントロールが上手くいってない。)
体に不信感を覚えた。健康であるはずの体が、どうにも鈍い。キレがない、なさすぎるのだ。
「おいおい、どうしたぁ!そんなもんかぁ!」
「チィ!ベリアルジェノサンダー!」
人体に影響を及ぼす危険性があったため、今まで一切使用してこなかった技を使う。なんとかアラクネに当たり、全体に電気が走り、嗚咽が漏れる。
「はぁ、はぁ、なんだ。こんな隠し球持ってやがったのか。ここは引くか!」
「させるか…うっ、…無理か。」
なんとか、追おうとするが体の異変が酷く動くことがむずかしい。一方で、オータムは引こうとしたその時、ハイパーセンサーが回復し、織斑一夏を発見してしまう。
「その前に、そいつは頂くゼェ!」
と、一夏めがけてぶっとびジャンプする。蜘蛛の脚を使った超跳躍に追いつける状態ではなく、博之は手を伸ばす。
「一夏ぁ!逃げろぉぉぉ!」
「安心しろ、私がいる。」
一夏に向けられた蜘蛛の前足が切断される。そこに居たのは、IS用のブレードを持った織斑千冬だった。