IS〜悪しきウルトラの力を使いし者〜   作:proto

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途中挿入されております画像はカイザーベリアルが
アトロシアス化したイメージ画像となっております。


第64話 包む闇と避難作業と激闘と。

かつて別次元の宇宙(アナザースペース) を支配しようとしていた…否、した者が居た。ベリアル銀河帝国を築いたその者の名は、《カイザー・ベリアル》。超銀河皇帝としてさらなる力を蓄えたベリアルは、全宇宙を支配しようとした。が、ゼロに敗れた。その要因はチートラマンである『ウルトラマンノア』が登場してしまったことだろう。いくら本家ベリアルでもチートには勝てなかった。

 

だが、今回はその心配はない。ザラブ星人が何の目的で……まぁ、だいたい想像はつくが、俺のカラータイマーに『レイブラッド星人』と『ガタノゾーア』のカプセルなんか入れたのかは知らねぇが、好都合だ。そもそも何でそんなもん持ってたんだろうな。

俺の闇は世界を覆い尽くした。これで、もう俺の世界だ。

 

 

『覚醒せよ、オーブオリジン!』

『我、王の名の下に!ウルトラマンジード!ロイヤルメガマスター!』

「銀河の光が、我を呼ぶ!」

「今、助ける!」

「来たか、小娘ども。」

世界の闇の中心と2つの光が今、対峙する。

 

 

その頃、織斑達TSSDは。

一夏「こっちです!押さないで!」

鈴音「落ち着いて避難してください!」

シャル「慌てないで!焦らずに!」

ラウラ「こっちで毛布を配っている!欲しいものはこっちだ!」

セシリア「スープも用意しております!1人一杯までとなってしまいますけど、欲しい方はこちらにですわ!」

箒「ね、寝袋はこっちだ!それから、非常食に水もある!」

シェルターでの避難作業に勤しんで居た。

 

カイザーベリアルはギガバトルナイザーを失った。それが劇中だったが、今回は持っている。さらに、切札……鬼札としてデモニックフュージョン・アンリーシュがある。カイザーベリアルの状態で使えば、どんな力に目覚めるかわからない。オーブとジード、彼らから借り受けた力のうちには、その記憶があった。オーブは詳細なデータが、ジードには実際に戦った時の記憶が。故に、早めに決めた方が良いことだけはわかった。

 

オーブカリバーとギガバトルナイザーが、火花を散らしてぶつかり合う。

その横からキングソードを振るうが、左手で止められる。ジードには蹴りを入れ、オーブにはギガバトルナイザーを少しずらして頭部目掛けてベリアルショットを放つ。ジードは学園校舎まで吹き飛び、オーブは近距離からの射撃でノックバックはあったが、カリバーを地面に突き刺して耐えた。

「くっ、やっぱり強いね。レム、なんか無い?」

『6兄弟カプセルが使えます。』

「そうね。ジャグラー、なんか手は?」

『ちょっと待て、オーブはベリアルと直接対峙したことがないんだ!だが、考えるから少し待ってろ!』

「はいはい。」

「お姉ちゃん、私が凸って攻撃させるから、その間に!」

「わかった!」

オーブカリバーのリングを回し、水に合わせる。

《オーブウォーターカリバー!》

ジードはカイザーベリアルへ突っ込んでいく。

「愚かだな、気でも狂ったか!デスシウム光線!」

普段なら考えつかない程赤黒く、また太い光線がジードに迫ってくる。一切手加減なしの本気だとわかるが、ジードはキングソードに6兄弟カプセルをセットし、手をかざしてトリガーを押す。

『ブラザーズシールド!』

6兄弟の力を使い、デスシウム光線を防ぐ。そして、ウォーターカリバーでベリアルを拘束する。だが…、

「少し侮って居たが、……お前らに免じて、少しだけ本気を見せてやる!」

『デモニックフュージョン・アンリーシュ!カイザーベリアル アトロシアス!』

 

 

【挿絵表示】

 

 

基本形はアトロシアスだが、カイザーベリアル時の傷やマントはそのままだし、ギガバトルナイザーも保持している。しかし、以前までのアトロシアスとは全く違う気配だった。

「アトロスバースト!」

「ブラザーズシールド!」

デスシウム光線を防いだブラザーズシールドをいとも簡単に砕き、ジードを後ろにいたオーブごと吹き飛ばす。カラータイマーは点滅し、ジードはプリミティブに、オーブはスペシウムゼペリオンになってしまう。

「まぁまぁ楽しめたぜ、あばよ。」

カイザーベリアルの時よりもさらに鋭くなった爪で2人のカラータイマーを狙う。その一閃が、輝きの水晶を貫かんとした時だった。

「ぬぅ!ぐぅぉぉぉ!はぁ、まだ自我が残っているとはな。」

『2人……共、ここは…引くん…だ。』

「ヒロ!」「博之君!」

『長くは…もたねぇ…からな。』

突然、ベリアルが頭を抱えて、宇宙空間へと飛び立ち、闇は一時的に日本上空のみへと収まった。

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