IS〜悪しきウルトラの力を使いし者〜   作:proto

7 / 108
第7話 同性と妹と部屋と。

3時間目終了後の休み時間

「なぁ、俺織斑一夏。よろしくな。」

「海座だ。それで、何か?」

「いや、あんな事言って大丈夫なのか?」

あぁ、オルコットとの話か。

「別に、叩き潰すだけだ。それに、同性とはいえ、今は代表決定権をかけた敵だ。」

「そ、そうか。そうだよな。」

「さぁ、もうすぐ鐘がなる。席に着いたほうが身の為だぞ?」

「あぁ、じゃあまた。」

こうして織斑は席に戻った。

 

 

 

そして昼休みの屋上

「やぁ、お待ちしてました。篠ノ之さん。」

「で、私に用とは何だ。」

「お姉さんのことです。」

「!?」

驚愕したような表情を浮かべる。

「束様には、お世話になってますので。」

「そ、そうか。」

「心配してましたよ。家族がバラバラになったのは、自分のせいだって。」

「ッ!」

「あ、お昼はどうされました?」

「無い。学食で食べる予定だったからな。」

「それは好都合。」

何処からともなく机と椅子、弁当を2個出す。

「どうぞ。多く作りすぎてしまったので。」

「あ、あぁ。頂きます。」

やっぱり料理は作ってないと腕が落ちますからね。今回のお弁当は和風テイストです。

「……美味いな。文句のつけようがない。」

「ありがとうございます。」

 

 

 

「ひとつ…聞いてもいいか?」

「はい?なんです?」

「姉さんは、元気そうにしてるか?」

「えぇ、それはもう。ISの用途を宇宙開発へ戻す為に。」

「そうか。お弁当美味しかった。ご馳走様でした。」

「えぇ、お粗末様でした。」

そうして、お昼休みに挨拶を終えた。

 

 

そして、放課後

ラボへと帰ろうとした時だった。

「織斑君!海座……さん?よかった、まだ帰られてなくて。」

なぜさん付けなのかは聞かない事にしよう。

「どうかしました?山田先生。」

「えっと、これ。」

と、俺らに鍵を渡してくる山田先生。

「えーと、政府側からの要請でお2人をすぐに寮の部屋に入れるようにと。」

「俺は、1045室だな。」

「こっちは、カードキー?」

「えーと、その鍵は……。寮の隣に出来た物の鍵です。」

「はぁ、寮の隣?わかりました、とりあえず行ってみます。」

「はい。それでは、寄り道しないで真っ直ぐな行ってくださいね。」

すると、ここで織斑が狼狽える。

「いや、ちょっと待ってください。俺、荷物とか用意しないと……。」

しかし、身内が出てくるとは思ってなかったのだろう。

「それなら私が用意しておいた。携帯の充電機と着替えがあれば問題ないだろう?」

「……はい。」

「それじゃあ、自分は失礼します。」

「海座。代表決定戦の日時は、決まり次第連絡する。」

「わかりました。」

そう言って俺は、寮の隣にあるという建物へと向かった。

 

 

寮の隣にある建物は明らかに未来的な建物だった。カードキーをパネルにかざし、指紋認証をする。こんなこと出来るのは世界でただ1人。

中に入れば手紙が落ちている。うさぎマークのシールが貼ってある。内容は、

『カー君へ

 

IS学園(そっち)の整備室やラボの機材も多少凄いけど、束さんのところにあるやつに比べると性能低いから、こっちのラボと同じ物を送るねぇー!近々そっちに行くので、料理作る準備しておいてねー!あ、束さんハンバーグとオムライス、それからエビフライ食べたいなぁ。

体に気をつけてねー!

束さんより。』

(ありがとうございます、束様。)

こうして、博之の部屋兼ラボが学園敷地内に出来上がった。




次回 戦いますから。
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。