アフター#1 その後と卒業と結婚式の準備と。
IS学園卒業から間も無くしてだ。皆さん忘れているだろう。今の日本では重婚が認められている事を……。
卒業後、移動式だったラボを更識の土地に移し、基本的にそっちで生活している博之達。更識邸には、2週間一回戻るくらいの生活だ。そこには、従者達に気を遣わせないという気遣いがあった。
「結婚式とかってどうしたい?」
「う〜ん、特に希望はないわね。」
「結婚式となると、友達とか呼ぶ…よね?」
「そうね。来るのにお金とか掛かるし。」
すると、2人は顔を見合わせて……
「「一緒にやっちゃいましょうか(やろう)」」
「一生に一度の結婚式、いっぺんにやるでいいんだな?」
「うん!」「ええ。」
「わかった。んじゃ、準備しますか。」
と、言い立ち上がり何やらパソコンを操作しだす。
「式場はどんなのがいい?」
「「教会!」」
「ウェディングドレスは?」
「青かしらね。」「水色のを。」
「あ、誓いのキスはどっちからにする?」
「簪ちゃんからでいいわよ。」
「お姉ちゃんからでいいよ。」
「じゃあ、ジャンケンでもして決めて。」
「よ〜し、じゃあ……。」
「負けた方、が先だよ!」
「いや、普通逆でしょ。罰ゲームか。」
「「じゃ〜んけん ポン!」」
誓いのキス順決めジャンケンが始まった。
その間に招待状を送る面子を決める。
「うーむ、織斑先生と山田先生。TSSDの面子に……意外と招待する人すくねぇな。布仏家はまぁ来るだろうし。」
「ヒロ、決まったよ。お姉ちゃんが先で。」
ジャンケンが終わった簪が近くに来る。
「わかったよ。…勝ったのか?」
「うん。私が勝った。」
「……先じゃなくていいのか?」
「うん!お姉ちゃんが、先じゃないとね。」
「そうか。なら、そんな健気な簪には……ほれ、こっちおいで。」
簪をもっと近づかせて、膝に座らせてあすなろ抱きする。
「これ、落ち着くわ〜。」
「ひ、ヒロ?」
そこからが本題だ。後ろから斜めに顎クイ、からのディープだ。長くてなんか甘いキス。
「あー、ズルい!博之君、おねーさんにもして欲しいなぁ〜。」
「プハァ!簪がなかなか積極的で。びっくりしました。」
なかなか離してくれなかったのだ。その簪は赤面してる。何この可愛い生き物。
「じゃ、博之君。おねーさんにもサービスサービスゥ。」
「わかりましたって。ほら、こっち。」
優しくしてくれると思って、るんるんで行くと、一気に舌まで突っ込まれて、びっくりしながらも、顔をトロけさせる。
「ハァ、ハァ、何これ…癖になりそう。」
「ご満悦頂けたようで。さて、こんな感じになりそうだぞ?」
と、更識姉妹は画面を覗き込むのだった。
はぁい!どうもー、protoでぇす。
そんなわけでアフター話を数話だけ入れていきます!
こんな話が読みたい!や、この人たちの今は?
みたいなリクエスト?があれば、一応、活動報告欄
建てておきますので、どうぞ。