式場とドレスのデザインが気に入ってもらえたところで、さぁて……徹夜だ。
昼間はいつも通りの生活をし、夜中はコツコツとドレスを仕立てる。寝不足とかいう概念は持っていないため、別に苦ではない。むしろ、これをどんな感じに着こなすのか楽しみで仕方ない。
それと同時進行で、神父プログラムを作成。ジャグラーにインストールするつもりだ。なんか、闇の結婚式になりそうだと思うが、あくまでも俺が作った物だ。その辺は問題ない……と思う。
「ん?誰か居る……、気のせいか?」
背後に気配を感じたが、立ち上がって確認しても何も居なかった。
「バレるかと思った。」
「お姉ちゃん、何してるの?」
「いや〜、私達のために夜遅くまでドレス仕立ててくれてるって知って感動しちゃって。」
「そっとしておいた方がいいよ。素敵なものになるはずだから。」
「そ、そうよね。」
「おばあちゃんが言ってたじゃん。『男の影の努力を邪魔する女は、いい嫁にはなれん。』って。」
「はぁい、大人しくしてます(´・ω・`)」
「それでいいんだよ。」
こうして、着々と準備は進んだ。
が、メタい話しここで問題が生じた。そう、主が結婚式の経験が薄すぎる、という問題だ。実にメタい。主の過去作を読んだことのある人なら、わかるだろう。実に結婚式描写が下手か。さぁ、これを踏まえて。どうぞ。
今住んでいるラボがある更識の土地は、郊外とっても差し支えないほど、都市部から離れて居た。そこに、招待した十数名ほどが集まった。その招待客は、エレベーターで3階まで上がる。ドアが開くと、そこには…
一夏「おいおい、マジかよ。」
セシリア「なんですの、この…。」
一同「なんとも言えない高級感は!」
鈴「……なんか、負けた気がする。」
シャル「こんな所で、僕も〜。」
ラウラ「はぁ、好きな者の結婚式を見に来るなど。はぁ〜、簪ぃ〜。」
ハンカチを噛みしめるラウラに、
箒「ラウラ、もう諦めろ。」
と、冷静にツッコミを入れるのだった。
各々が思ったことを言って居たところで…
「それでは、新郎と新婦達が入場します。」
と、ジャグラーによるアナウンスが流れる。
扉が開き、博之と簪、刀奈が入場する。2人はそれぞれのイメージカラーのドレスを着こなし、博之も2人に負けないくらいビシッとしていた。
「それでは、誓いのキスを。」
色々スキップしたが、とうとうこの瞬間が来た。最初は刀奈と決まっていたので、刀奈に近づく。そして、ベールを避け目を瞑り……顔を近づける。すると、
2つの感触が、博之の唇に伝わってくる。
「え?」
2人はドッキリが成功した時のような笑顔を浮かべてみせた。
「ごめんね、ヒロ。元々こういう予定だったの。」
「誓いのキスは、平等にってね。きっと、言ったら博之君怒ると思って。」
「ふふ、あははは。」
とても結婚式とは思えないほど、豪快に笑い始めた博之。
「あっはは、負けた負けた。さすが、俺の嫁さん達だ。そんじゃ、それ!」
両肩に2人を乗せて駆け抜ける。扉を蹴らぶり、晴天のもと……
「2人とも!一生、俺から離れんなよ!」
「うん!」「もちろん♪」
こう叫ぶのだった。
メタいこと言ってすみませんでした。
さぁて、次回は新婚旅行回!
おっ楽しみにぃ!
活動報告欄にリクエスト欄を作りました。
もしよろしければ、こんな話が読みたい
というのをお書きください。
主が出せる全力でお相手します!(←なんか違うけど、許して