とはいかせてくれない。
旅行から帰って来た時、事件は起きた……否、既に起きた後だった。
「おいおい、これ何の冗談だ?」
家の前に無造作に置かれた7箱のダンボール。それは、旅行中に1日一回届いて居たことを意味する。
「これも全て、ゴムゴムに所属する…、」
「ラウラってやつの仕業なんだ。」
「いやいやいーや、ちょっと待て。何でわかる。」
「ちょくちょく届いてたから。」
「それを、簪ちゃんから相談されてたから。」
「何で相談してくれないんだよ(泣」
ちょっと拗ねた博之が居た。
「と、とにかく!今まで中身は同じだったのか?」
「ううん。花とか、あー偶にドイツ軍のナイフとか。」
「いや、サイコパスかよ。」
「それから、手紙も。」
「ちょっと読んでも?」
「どぞ。」
と、差し出される手紙を読む。
『簪へ
海座より貴方1人を見てます。好きです。大好きです。だから、私のところに来てください。海座とあなたの姉は、あなたを邪魔だと思ってます。でも、私は違う。だから、わたしのとこに来て。
ラウラ』
「いや、こえーよ。ってか、諦め悪いなぁ〜。」
「それは、初耳だわ。」
「よし、引っ越そう。」
「「え?荷造りに時間かかるよ?」」
「荷造りの必要なし!ラボごと移動させる!」
そう言うと、博之が電話をかけ始める。
「あ、ありがとうございます。」
と、速攻で切れた。もう一度連絡を入れる。
「あ、あの例の土地なんですけど、あれ即金で買い取らせてもらいたいんですけど。それじゃあ、よろしくお願いします。」
「「誰に電話入れてたの?」」
「束さんと、取引先のお爺さん。」
簡単に説明しよう。束さんにはラボの移動を、取引先のお爺さんに関しては、
『取引先の社長さんなんだが、なんか気に入られちゃって、嫁2人とのんびり過ごすための別荘が欲しいなどと話して居たら、空いてる土地を持ってるから、格安で売ってくれる』
との事。なんとも贅沢な話である。
「これを見て思ったんだが、虚さんとこにも届いてるんじゃないか?」
「あー、ありそう。」
「ちょっと虚ちゃんに聞いてくる。」
………数分後
「1日一箱ずつ、ドイツ産のソーセージとビールが届いてたそうよ。」
「うわぁ〜、マジかよ。」
「って、何UNOしてるのよ。私も混〜ぜて♪」
UNOをエンジョイしながら、今後の対策を考えている博之がいた。
そして、次の日。インターホンが鳴り、届けられたものは、ダンボールではなく、ただの便箋だった。が、中に入ってるものに驚愕するという選択肢しか無かった3人。便箋の中身は…。